第四話 始めての戦闘終了体験
もしもし亀よ亀さんよ、世界で一番お前ほど
そんなにノロいものはない、どーしてそんなにノロいのか。
ガメはまたスライムのプヨプヨと戦闘中です。
レベルは2になりましたが、攻撃力1なのでお互い
ダメージを与えられません。
ミス ダメージを与えられない。
ミス ダメージを与えられない。
上空に映し出される、NOダメージの文字。
なんなんだよ。この面白くない戦闘は、
僕はカバンからナイフを出して、スライムプヨプヨに
投げてみた。
スッパン!
野呂の攻撃、プレイヤーによる直接攻撃は認められません。
あっそう、このお互いノーダメージ戦見てなきゃいけないの。
うん?!直接ダメージは無効みたいだけど、関節ダメージだったらどうだろう。
僕はガメの甲羅を掴むと、スライムに向けて投げてみた
ガメの甲羅による
押し潰す攻撃!
スライムに1のダメージ!
やった!やったよ!たった1のダメージかもしれない、でもこれは大きな進歩だよ。
スライムのステータスを確認してみる。
種類 スライム
名前 プルプル
HP 8→7 MP0
攻撃力12 防御力8 素早さ 4
後、7回投げればいいんだな。僕がガメを掴むと、スライム、プルプルは
涙目で僕を見てくる。
(やめろ!そんな純粋な目で僕を見るな!)
ガメの甲羅による
押し潰す攻撃!
スライムに1のダメージ!
スライムに1のダメージ!
スライムに1のダメージ!
スライムに1のダメージ!
スライムに1のダメージ!
スライムに1のダメージ!
後1ポイントだぁあ。僕が最後のガメを投げる投球フォームをした時だった。
ダーーーッシュ
スライム、プルプルは森の奥へと逃げ出した。
「オーNOージーザッス!逃げられったって
逃がすかこの野郎!」
僕はガメを片手に掴みながらプルプルを追っかけた。
はぁーはぁーはぁーはぁー
僕は森を走りました。後1ポイントでやっつけられる。
それだけが僕の原動力だった。
スライム、プルプルをやっつけた!
経験値2獲得 お金2
スライムの肉を手に入れた。
ガメがひっくり返り、そのしたにスライムプルプルが潰れてる。
スライムグチャグチャ、中々、グロいな。
スライム1匹倒すのに丸1日費やし、僕は旅立ちの町に戻ってきた。