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第二話 孵化したモンスター達

気がつくと僕は森の中の草むらに寝っ転がっていた。

(あー起きないと)僕がL字に体を起こすと3人はすでに集まっていて

自己紹介を始めていた。


「俺の名前は本田啓介(ほんだ けいすけ)14歳おっす、よろしくな!」


「私の名前は保田(やすだ) 美奈子(みなこ)14歳ミーナって呼んで」


宮條(くじょう) 薫子(かおるこ)です。14歳です。」


「僕の名前は野呂猛(のろ たけし)13歳です。」


「カバンの中に卵入ってるか?」


「あるわね」


「ある」


「あったね。これどーすんの?」

皆、卵をカバンから出した。


「おっ動いてるぞ!これから卵が孵化するんじゃない?」

自分の目の前に卵を置いた。

殻が割れ始める。


「うおーワクワクするなぁー」


「卵って全部鳥だったりして」


「鳥だわ、可愛いじゃないの」

ピー ピー ピー!!


保田さんの卵から孵化したモンスターは黄色い鳥のヒナだった。

空中にステータスが映し出される。科学の進歩はすごいね。


種類 鳥科

名前 ビヨスケ レベル1

HP 15 MP10

攻撃力 8 防御力5 素早さ 12


ガオーガオーガオー!!


本田君の卵から孵化したモンスターは白と黒の縞模様のホワイトタイガーだった。


種類 猫科

名前 寅丸 レベル1

HP 20 MP5

攻撃力 12 防御 6 素早さ 7


「寅丸!可愛いなホワイトタイガーだぜ!家に連れて帰りたいぜ!」

本田君は寅丸を抱きかかえほおずりしている。

モフモフ肉球羨ましい。


ギャーギャーギャー!!


宮條さんから孵化したモンスターはベビードラゴンだった。


種類 ドラゴン

名前 ドラゴ レベル1

HP12 MP13

攻撃力10防御力10 素早さ5


「ドラゴンのくせに空は飛べないのね、まぁいいわ」

ドラゴは結構マルマル太っているが竜の鱗はカッコいいなぁ。

やっぱりドラゴンはファンタジーに不可欠だよなぁ


皆のモンスターを見ると、HPとMPを攻撃力、防御力、素早さを

MAX25で割り振ってるね。鳥のピヨ丸は素早さ特化、寅の寅丸は攻撃力特化、ドラゴンのドラゴはバランス特化かな?


そしていよいよ僕のモンスターが生まれようとしていた!

どんな鳴き声なんだ?

さぁ、いでよ僕のモンスター


僕の卵が割れ始める、鳴き声を聞かせてくれ。


クチャ


えっ?!何その鳴き声まさか嘘だろ割れた卵から長い首を出した。


種類 亀

名前 ガメ

HP25 MP0

攻撃力1 防御力 23 素早さ1


僕のモンスターはノロマで攻撃力のない亀のモンスターガメだった。


「あははははははー」

指をさして笑う本田君。


「うふふふふ、おーふぉふぉふぉ」

女王さまのように微笑む、保田さん。


「悲惨だわ」

冷酷な笑みを浮かべる宮條さん。


みんなに僕のモンスターのステータスを見られ同情され笑われた。

最悪だ!攻撃力1ってなんだよ!素早さも1って、なのに防御力は23もある。

偏りすぎだろ!それにMP0って魔法使えない可能性大だ。


「いや、でも育ててみれば使えるモンスターになるかもよ」


「はい、皆さん同情有難うございます」


「心配してやってんのに何だよ」


「さぁゴブリン倒すんでしょ行きましょう」


「僕は役に立たなそうなんで、皆さんでゴブリンを倒しに行ってきてくださいよ」


「そうだな、俺たち3人で倒しに行こう!」


拗ねてふてくされている僕とガメをおいて行って3人は森の中へ進んで行った。

僕は足手まといになりそうなんで、町に戻ることにした。

冒険初日にいきなり一人と亀で僕は冒険の旅に出ることにした。



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