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異界大戦史  作者: Nanashi
2/15

2.準備

第二話

  「ん…?あークソっ。また意識飛んだか。まだ意識がはっきりしねぇ…」

  「てか俺痩せた?」

神様「おや、起きたかね。ぐっすり寝てたのぉほっほっほ。」

  「おかげさまでね。どのくらい俺寝てた?」

神様「お主の世界で半日ぐらいかのぉ」

  「その割にはあまり日が傾いてないんだな」

神様「ここは時間の概念がないからのぉ」

  「なるほど…..」

神様「それでお主、準備をするのではなかったのか?」

  「そうだった。もう能力は使えるんすよね?」

神様「うむ。問題ないはずじゃ。召喚したいものがあったら念じればリストが目の前に出てくるはずじゃ。」

  「(なにそれ近未来みたい)」

  「なるほど….じゃあ手始めに拳銃を….」

念じると目の前にスクリーンが出てきた。

  「マジで近未来みたいだな…..」

神様「ちなみにそのスクリーンは基本見れるのはお主だけじゃよ。他人に見せたいときは念じれば見せることができるぞい」

  「ちゃんとプライバシー保護されてて草ですわ」

神様「ほっほっほ。ちゃんとしてるじゃろ」

  「んでM1911はっと….お、あったあった決定っと」

なんということでしょう。俺の右手にあのM1911があるではないか。

  「わお実銃なんて何年ぶりだろ」

神様「撃ったことあるのかい?」

  「10年ぐらい前にハワイでね」

神様「そうじゃったかぁ」

  「おっと、その前にこの服じゃ異世界行けないな。まず服かぁ」

  「神様〜試着室借りれます?」

神様「ほっほっほ。少々待たれよ。ほれ、好きに使うと良い」

目の前に試着室が現れた。

  「あざっすちょっと借ります」

神様「ほっほっほ。」

  「(急に何笑ってんだ…?)」

  「えーっと服はっと…は…?え…はっ…はぁあああああああああああっ!?」

おかしい。目の前の全身鏡(姿見)には映るはずの醜い顔面ではなく、アイスブルーヘアーの美少年か美少女かわからない中性のような美しい御尊顔が映ってるではないか。

  「あのー神様?お、俺の体に何したんです?」

神様「ほっほっほ。気付いたようじゃな。ワシからのサプライズじゃ。」

  「そ、それより何故わかった!!俺がこうなりたいって!!」

神様「ワシは神様じゃよ〜?お主のこれまで言動を遡るぐらい容易いことじゃよ。」

そうだ、この人神様だった。

  「まぁ、正直嬉しいっす。ありがとうございます….」

神様「ほっほ。素直でよろしい」

  「けどやっぱ、なんか恥ずいな自分が今まで言ったことを見られるなんて」

神様「ほれカズヒロ、服を選ぶのじゃろ?」

  「あ、そうだった」

【5分後】

  「こんな感じかな」

服装はそんなこだわらなくても良いと思い海自の迷彩服にした。青髪と似合ってると思う。

神様「ほっほっほ。なかなか似合ってるのぉ」

  「そうでしょうそうでしょう」

  「さて、この『軍事関連リスト』見てみるかどれどれ」

なんてこった。人類が今まで発明してきた軍事関連のもの全て召喚できるではないか。

  「神様、これやっぱチートっすね」

神様「そうじゃな。けどこれならお主でも容易く魔王を倒せるじゃろうて」

  「まぁそうっすね」

気がつけば2時間以上神様とリストを見ていた。

  「これだけ確認すれば大丈夫かな」

神様「そうじゃな、そろそろ行くのかね?」

  「そうっすね。そろそろ行きます」

神様「ではまたその魔法陣に立ってくれるかの」

  「げ、また苦しくなるのは嫌ですよ」

神様「大丈夫大丈夫。今度は大丈夫じゃよ。」

  「なら良かったっす。色々と世話になりました」

神様「ほっほ。ワシも久しぶりにこんなに人様と話せて楽しかったわいえーっと「和宏です」そうじゃったカズヒロ、いろいろと大変だと思うが頑張るんじゃぞ」

  「こちらこそありがとうな。じゃあ行くよ」

魔法陣が光出した。

神様「じゃあのカズヒロ。あ、あとひとt」

  「ん?」

目の前が真っ暗になった。

気がつくと俺は海岸にいた。近くには樹海のような森が見える。

  「なんかあの人言おうとしてたけど何が言いたかったんだろ。ん?」

スクリーンの右下にメールのマークが出てきた。

  「なんだこれ….てあの人からかよw」

まさかの神様からのメールである。

  「えーっとなんだって?」

神様「急な手紙ですまないのぉ。言い損なったことなんじゃが、お主を魔王城から北に百数十キロの場所に送ったぞ。そこはまだ魔王軍来てないから安心するのじゃ。あと魔王を討伐したら好きに生きてもらって構わんからの。なんならお主が新たな魔王になっても構わぬぞ?ではヒロカズ、武運を祈っておるぞ」

  

「いや近すぎんだろてか魔王になっても良いの!?ぶっ飛びすぎだろ…..て!ヒロカズって誰だよ!!」

「いやまぁ確かに早く魔王討伐してスローライフ送りたいけどさぁ….流石に初戦の相手がラスボスなのはなぁ〜」

まず普通に戦えばやられるのは明らかである。

「というか魔王って常に城にいるもんなのか?」

「一応偵察してみるか。その前に基地と滑走路とか召喚しないとな。海もあるし軍港も設置できそうだうぉおおおおおおお楽しくなってきたぁああああああ!!!!」

1人勝手に叫んでる姿は側から見れば自衛官のコスプレして叫んでるただの不審者である。

次回仲間ができます。

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