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菊池は今日もゆく

作者: しゅうらい
掲載日:2024/07/21

 俺は猫、名前は菊池である。

 どこにでもいる、普通の猫さ。

 俺が住んでいる所は、駄菓子屋である。

 俺はそこの看板猫をしているのさ。

 今日もこの暑い中、子どもたちがやってきた。

「おばちゃーん、これください!」

 色々ある駄菓子の中から選んで、店主のよねさんの所に持って行く。

 よねさんは、俺の飼い主である。

 ある程度看板猫をやったら、次は近所のパトロールだ。

 歩いていると、向こうから1匹のブチ猫がやってくる。

 それは、友であるサブだった。

「よぉ菊池。元気かい?」

「あぁ、今日も暑いな」

「これだと、とけてしまいそうだよ」

 俺たちは何気ない会話をして、またなと言って別れた。

 また少し歩いていると、今度はケンカをしている2匹の猫に会った。

 仕方なく、俺は仲裁に入った。

「おいおい、どうしたんだい。ケンカはいけないよ」

「だって、あいつが俺の飯を食ったんだ!」

「お前だって、オイラの好きなおやつ食べたじゃないか!」

 そして、また2匹はケンカを始める。

 なんだ、食べ物の話か。

 とりあえず2匹に猫パンチをして、その場から去った。

 俺がまた歩いていると、日陰でくつろいでいる白猫がいた。

 知り合いのこまちである。

「あらあら、菊池さん。今日は暑いわねぇ」

「そうだな。見回るのも大変だよ」

「猫は体温高いんだから、あまり外にいたらだめよ?」

「わかっているよ」

 こまちと別れた俺は、駄菓子屋に帰る事にした。

 パトロールが終わった俺を、よねさんが出迎える。

「あら、菊池。やっと帰ってきたのね」

「にゃー」

「今日は暑かったから、のどが渇いたでしょ? さぁ、お飲み」

「にゃー!」

 喜ぶ俺を見て、よねさんもうれしそうである。

 俺は、出された水をゆっくり飲む。

 飲み終わったら、俺はまた看板猫を再開する。

 これが俺の1日である。

 今日は穏やかな日々だったが、明日はどうなるかわからない。

 どしゃぶりの雨かもしれない。

 よねさんとケンカをするかもしれない。

 だけど、俺の日常は変わらない。

 俺は大きなあくびをして、ごろんと横になった。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

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― 新着の感想 ―
[一言] 菊池、かわいい……!(*´ω`*) ちょっと男前なところも素敵ですね! よねさんと喧嘩をしちゃうこともあるんですね笑。 また、猫ちゃんが体温高いとは知りませんでした。そうなんだ……。 しゅう…
[良い点] ねこらしきねこなり(*´艸`*) これぞねこの生活なり(*´∀`*) [気になる点] 名前の由来が知りたい……(*´ω`*)
[良い点] 看板猫のいる駄菓子屋というのは、風情があって実に良いですね。 常連客と思わしき子供達や周囲の猫達など、御近所感に満ちていてハートフルですね。 [一言] おはようございます、大浜 英彰と申し…
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