ほんとに無能だったので勇者パーティ辞めます
初めて書いた作品なので短編となってます。文章が拙いかもしれませんが、頑張って書きました!
俺は勇者パーティで白魔術師をしていた。
白魔術師、それは人の傷を癒したり身体能力を向上させたりすることが出来るジョブである。
ある日、俺は幼なじみである勇者『ケレフィス』のパーティに所属していたが、辞めることにした。理由は単純である。俺が弱いからだ。
辞めることを提案したのは紛れもないケレフィスである。ここだけであれば聞こえは悪いが、ケレフィスは俺のためにやったことだ。年々魔王は力を増幅させていき、魔王に近づくほど魔物も強くなっている。筋力も魔法も平凡な俺が魔王に辿り着くまでに死んでしまうことはパーティの誰が見ても明らかであった。世界を救う希望である勇者パーティだってお金を無限に持っている訳では無い。つまり約立たずにお金を使うよりも高いお金を払って有能な白魔術師を雇う方が絶対に良いといった会話が街中から聞こえてくるとこもあった。「マイル、非常に言いにくいんだが...うちのパーティから脱退しないか?」ケレフィスからこう言われることは覚悟はしていた。していたが、実際言われてみるとなかなかキツいものである。しかし、たとえ幼なじみだとしてもワガママを言う訳にもいかないので、「あぁ...辞めるよ...今まですまなかった。足を引っ張っている自覚はあったのにお前の優しさに甘えすぎてたからな...本当にすまなかった」半分懺悔のようなものだった。続けようとすると、ケレフィスは肩をポンと叩き、「そんなこと気にすんなよ。むしろ甘えてたのは俺の方だ。勇者なんて大役を任せられ、行ったこともないような土地に滞在した時、いつもお前がいたから気が楽になってたんだ。でも、もう大丈夫だから」とケレフィスが言い切る前に俺は泣いていた。ケレフィスは少し困った顔をしつつも俺に酒の入ったコップを差し出した。中に入っている酒はコカロの実で作られた酒である。コカロの実で作られた酒は安くどこでも飲めるような酒だが、2人の間には別の価値があった。何故ならば、2人の生まれ育った村はコカロの実の名産地だったからだ。もう地図には無い俺たちの故郷。その夜、2人は一晩中安酒を飲みながら昔の話をした。
次の日、パーティを辞める時、ケレフィスからお金の入った袋を渡してくれる時にこれからどうするかを尋ねてきた。
俺は答えた「コカロの実を育てるよ。故郷を忘れないように、お前が帰って来れるように」
読んでみてどうでしたか?初の小説を書いた感想としては「小説を書くのってめっちゃ難しくね?」って感じです。
でも評判が良ければ他の作品なども作ってみたいと思っているので、応援よろしくお願いします!