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あっ、これ最強だわ  作者: 白銀次
第二章 イクシルベニア侯爵領
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リセット

 学生さんたちはそろそろ夏休みなんですかね?私宿題や課題というものがとても嫌いな人間でしてね。小学校まではギリギリちゃんとやってたんですが、中学に入って課題のめんどくささが上がった結果爆発して最終的に学校から課題やらなくていいよって言葉を勝ち取りました。爆発オチなんてサイテーと思っている今日この頃です。課題が嫌いな学生さん、爆発してみてはいかがでしょうか。まあおススメは絶対しないですけどね。内申下がるので、ええ。


 では、本編どうぞ。

 「ああ、体がだるい...」


 ふらふらと綾人は自室のベッドに倒れこむ。自室にたどり着くまでもずっとふらふらしていたので邸内を歩いている途中何人もの同僚に心配されてしまった。主であるベルには見られなかったことだけは幸いであった。


 「おい、レイ」


 「はいはい」


 呼ばれたレイストが部屋の影からぬるっと出てくる。


 「レベルが1000になったようだ」


 「うむ、ステータスを見れば分かる」


 「それで、この気怠さは一体何なんだ?」


 「自分で自分の『ステータス』を見てみるがいい」


 「ん?『ステータス』...これは、どういうことだ!?」


 Lv1000 市川綾人 12歳 人族

 HP 100000/100000 MP 50000/50000

 スキル

 『魔素⇨エネルギー自動変換効率UP』『エネルギー⇨経験値自動変換』

 ジョブ

 『平民』

 称号

 『転生者』


 「レイ!」


 「待て待て、主殿。そう慌てるでない」


 「慌てるなって言っても...」


 「どうかしたのですか?」


 「ミカゲ...」


 「お主確か『鑑定』の下位互換の『暴露』を持っておったな。今ならそれでも十分見えるだろう。主殿のステータスを覗いてみろ」


 「え、わ、分かりました...失礼します。...これは」


 ミカゲも訝し気な顔をレイストに向ける。


 「まあ、簡潔に言ってしまえばだな。レベルが1000になると見てのとおりスキルやジョブ、称号がリセットされるのだ」


 「リセットって、まずいじゃないか!」


 「だから慌てるでない。まあ妾も1000になったときはそんな風に慌てたものだが、お父様になだめられたよ。リセットとは言っても一時的なものだ。リセットされたスキルやジョブに使った以上のポイントが後から入ってくる。だからそんなに慌てなくても一夜も経てば再取得するためのポイントが戻ってくるだろう。ちなみに入ってくるポイントは妾が見たことのある限りでは個人差がある。今まで使ったポイントがそのまま変わらず戻ってくるものと多少増えているものがいる」


 「じゃあ、この気怠さは何なんだ?というか何故レベル1000になるとリセットされるんだ?」


 「気怠さに関しては勘違いだな」


 「勘違い?」


 「ああ、それは主殿の元々の身体能力に落ちているだけだ」


 「つまり、ジョブによる身体補正がなくなっているということか?」


 「それだけではない。レベルによる補正もなくなっている」


 「え、でもアヤト様のレベルは変わらず1000でしたよ?」


 「表記だけはそうなっておるがアップデートが終わるまではレベルによる身体補正も無効となる」


 「あっぷでぇと?」


 「...まさかこっちに来てその言葉を聞くことがあるとは」


 綾人は前の世界で聞きなれた言葉に思わず反応する。転生して約三ヶ月、この世界にはそういった言葉がないものだと思っていた。


 「む?主殿この言葉を知っているのか?」


 「ああ」


 チラッと横目にミカゲを見て、まあいいかと思い綾人は続ける。


 「前の世界ではよく聞いた言葉だ」


 「なるほど、前の世界でか」


 「えっ、えっ?」


 突然当たり前のようにおかしなことを話し出した二人にミカゲがワタワタしている。


 「後で話してやっといてくれ」


 「了解した」


 「それで、この世界でいうアップデートはどういう意味なんだ?」


 「今主殿はアップデートされている状態、正確に言えば途中の状態だな。この世界にはシステムというものがあって、レベルもその中の一つ。レベルは魂と直接繋がっていてこの世界のレベルを管理するシステムがレベルによる魂の補正を行っている。魂は肉体とも繋がっているから魂の補正は身体的な補正として現れる。その補正が掛かるときに同時にスキルポイントやジョブポイントもレベルシステムから譲渡される。しかし、通常のレベル補正は1000までしかない。()から聞いたが、それがシステムの限界らしい」


 「奴?」


 「おそらく主殿もよく知っているはずだ。何せ、主殿は奴に相当愛されているようだからな」


 「愛されてる?俺が?」


 「ああ、称号の中にもその証拠が入っていたじゃないか」


 「称号?」


 「ほら、あれだ...ん?なんだ、喋るなって?分かった分かったから喚くな」


 「誰と話してるんだ?」


 「言えない、今口止めされた」


 「口止め?お前が?」


 「まあ、曲がりなりにも...分かったって。コホン、話を戻そうか」


 「...まあ、いいか」


 「さて、通常のレベル補正では対応できない1000以上のレベルをどうするか、それがアップデートだ。アップデートで行うのは、今までのレベルによる魂への補正の保存、そして、保存が終わったらリセットして、また新たにレベル1から魂の補正を開始する。しかし、これだけでは当然弱くなっただけであるから保存した、以前のレベルデータを一つの補正としてリセットした魂に落とし込む」


 「なんだかややこしいな。保存した、以前のレベルデータを一つの補正として落とし込むってどういうことだ?」


 「簡単に言えば、レベルが100まであって、レベルが1上がるごとに補正が1あるとしよう。レベルアップによる補正は1+1+1+1+1・・・となっていくわけだ。これは1が一つ一つの補正となる。だがアップデートで落とし込まれる補正は100が一纏まりに落とし込まれるということだ」


 「簡単になってるか?」


 「例えだが、文字を1+1+1+1+1・・・と書くより100と書いた方が労力が少ないだろう?」


 「なるほど、何となくわかった」

 ブックマークや評価、感想をしていただけるとモチベに繋がります。してやってもいいだろうという方はぜひお願いします。

 今日も切りどころが無くて中途半端に...。あと、誤投稿してしまいました。ごめんなさい。


 綾人 「ああ~体がだるい~」


レイスト「前の世界で生きていた時はそれが普通ではなかったか?」


 綾人 「そう言われればそうかもしれないな。前の世界にレベルなんて無かったし」


レイスト「レベルがない?」


 綾人 「あ~、今説明すんのだるいからまた今度な~」


レイスト「全く、だらしない」

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