次女様のお茶会4
最近MH4Gにはまってバリバリ狩猟をしております。え?RISEやアイスボーンをやればいいじゃないかって?...お金がねぇんですよ。勿論買おうと思えば買えますけど、今年はぐっと我慢してRISEのリメイクを楽しみに一年頑張っております。アイスボーンに関してはそもそもプレステ持ってないので。PS5の需要と供給が安定したら買おうかな。
では、本編どうぞ。MH4Gは結構前の作品だけど今でも人気は然程衰えずマルチプレイに困らないのが凄いですね。RISEのリメイクちゃんとくるよね...?
「そういえば、ピア様は学院には通われていないのですか?」
ご令嬢方からの質問攻めが一段落し、綾人はふと気になったことを聞いてみた。
「いいえ、ちゃんと通っているわよ」
「あれ?私がここに来た時からずっと邸内にいるような気がするのですがそれはなぜでしょうか?学院の長期休暇にしても私がここに来てから二月半ほども経っていますから流石に長いと思うのですが」
綾人がイクシルベニア侯爵領領主邸に来てから今日まで、邸内を歩いていれば結構ピアと遭遇することがあったのだ。遭遇する度にピアが学院から帰省してきているというのならいくらなんでも頻度が高すぎる。二日に一回は絶対に見かけるのだから。
流石にこの世界にオンライン受講なんてないだろうし...
「ピア様はね、秀才なのよ」
「秀才?」
セトラスの口から思ってもいなかった言葉が飛び出したので綾人は首を傾げた。
「ええ、そうよ。ピア様は3年で終える中等部の全課程を二年で終了させたのよ」
「二年!?」
「もう、やめてよ。そんなに仰々しく言う程のことじゃないわ」
「いや、そんなことないでしょう。授業課程を一年も短縮させるなんて普通無理ですよ」
「そんなことないわ、だって授業内容はもう家で学んだことばかりだったもの」
「そうなんですか?」
綾人は思わずセトラスに顔を向けるが、
「流石に私もイクシルベニア家が幼少期に何を学ばせているかなんて知らないわよ」
と、当然の返答を貰った。
「勿論ベルだって、同じ教育を受けているわよ。何だったらあの子は私よりも頭がいいから中等部は私より早く課程を終了するかもね」
「そう、ですか。それで、何故領主邸にずっといるのですか?」
「学院にいたって別にやることがないから戻ってきているだけよ。新学期になれば高等部に通い始めることになるわ」
「なるほど、じゃあピア様は先輩になるということですね」
「まあ、学科は違うけれど中央学院内という大きな枠組で言えばそうなるわね。ちなみにここにいる全員がそうよ」
『鑑定』済みなので全員が同い年なのは知っていたが、どうやら全員学院に通っているらしい。
「そうよ後輩君。君がいい子なのは分かったし、学院で困ったことがあったら頼ってきていいよ」
と、セトラスが言ってくれた。
「そうだよ~」
「なんでも言ってね~」
ほかのご令嬢方も賛同してくれた。
「勿論私にも頼って頂戴?あなたは平民だから、貴族の多い学院に行けば色々あると思うわ。勿論ベルに頼ってもいいけど、なかなか主には頼みにくい部分があるでしょう?そんな時は私に言って。自分で言うのは恥ずかしいけれど私は学園で侯爵令嬢の秀才という肩書があるわ。だから必ず強い後ろ盾になれるはずよ」
「ありがとうございます。困ったら頼らせていただきますね」
と、笑顔で答えながら綾人は内心ほくそ笑む。
そう、これでいい。思い描いた通りだ。お茶会に突然参加させられたのは驚いたが、逆に思わぬ収穫に繋がった。この領主邸に来てからいろいろなことを学ばされて、学院が平民では少々生きづらい場所だろうということは把握していた。だからこそピアの後ろ盾は絶対に必要だったのだ。ベルだって同じ侯爵令嬢ではあるが、同学年よりも先輩である方がやはり学院という場では発言力が強い。
まあ、ピアに関しては既に親交は深まっていたのでピアが学校に通っていれば既に後ろ盾として十分だろうと思っていたのだが。思わぬ収穫はこのお茶会で十人近くの貴族のご令嬢が後ろ盾となったことだ。彼女たちはほとんどが子爵家以下の令嬢たちではあるが、侯爵令嬢であるピアの、言い方は悪いが取り巻きなのだ。侯爵家は五つしかない公爵家ほどではないが数少ない位である。その侯爵家の令嬢の取り巻きなのだから学院でのカーストは高い方なのは間違いないだろう。それらが全部後ろ盾となったのだ。これ以上の結果はないといっていいだろう。
「そろそろいい時間ね」
午後五時を知らせる鐘が鳴ったのを聞いてピアがそう口に出した。
「そうですね」
それを聞いてご令嬢方は帰宅の準備を始める。
「アヤト、今日はごめんなさいね。突然参加させた上に長い間拘束しちゃって。それにあなた今日休日だったのでしょう?」
「いえいえ、大丈夫ですよ。私も楽しかったですから」
「そう?ならよかったのだけれど、でも今度必ず埋め合わせをするわ」
「いえ、そんなに気を使っていただかなくても...」
「駄目よ、あなたがたとえ楽しかったとしても突然長時間拘束してしまったという事実は変わらないもの。私の従者でもないのにをこまでしたもらったんだから、埋め合わせをしないと私の気が済まないわ」
「そう、ですか」
「そうよ」
ピアの有無を言わさぬ口調に綾人はもう何も言わないことにした。別に自分にデメリットがあるわけでもないのだから。
「じゃあ、私はみんなの見送りに行ってくるから。シスタ、大変だろうけどおかたずけお願いね」
「かしこまりました」
シスタがそう返事したのを聞いて、ピアはご令嬢方を引き連れお茶会場を後にした。
「手伝いますよ」
残された綾人は当然のようにシスタの申し出る。
「ありがとう、アヤト君の仕事じゃないのに手伝わせちゃってるんだから私も何か埋め合わせしなきゃね」
「いえ、ですから私は別に」
「ふふ、私もそうしないと気が済まないのよ」
「そう、ですか」
主従に全く同じ返答をした綾人の思惑通りの結果でお茶会は幕を閉じた。
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綾人 「やっと終わった...」
レイスト「お疲れだったなぁ主殿。どれ、妾がよしよししてやろう」
綾人 「あっ、ちょっ、やめろよ!」
レイスト「フハハハ、主殿のステータスでは妾のよしよしからは逃げられぬまい!」
綾人 「やーめーろー!」




