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あっ、これ最強だわ  作者: 白銀次
第二章 イクシルベニア侯爵領
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裏ギルド突入

 しれっと再開


 久しぶりになろうのマイページに戻ってきて投稿休止期間中にもポイントが割と増えていてモチベが爆上がりした今日この頃です。


 では、本編どうぞ。



 「ふむ、ここみたいだな」


 綾人が一見ただの民家に見える建物の前に立ち、呟く。


 「これは中々見つからないだろうな、ただ見てるだけじゃホントにただの民家じゃないか。まあ、『索敵』と俺の体感にはビシビシと人の気配が伝わってきているがな」


 『聖騎士』と『暗黒騎士』の基礎能力UPは結構様々なところに効果を表すようで、いつのまにか『索敵』を使わずとも人の気配を感じられるようになっていた。


 ここは都市の中心区画からはかなり離れたところで、その上この見た目では都市内にあるとわかっていても中々見つけられないだろう。

 何が、かというと勿論、


 「『裏ギルド』の本拠地、あっけなく見つかったな」


 二人になんかかっこいい感じで言い残して窓から飛び出したのはいいのだが、『裏ギルドを潰す』ということしか考えていなかったため、裏ギルドの本拠地がどこにあるかなど全く考えていなかった。レイに聞けばどうせそこまで調べていたのだろうから手早く済んだとは思う。だがあんなにかっこつけて出て行った手前『念話』を使って聞くわけにもいかず、少し途方に暮れていたのだ。


 だが、一縷の望みを掛けて使った『ワールドマップ』が大当たりだったのだ。『ワールドマップ』を発動している状態で裏ギルドを検索するように考えてみると、裏ギルドの位置情報が完璧に流れ込んできたのだ。いままであまり目を向けていなかったが『ワールドマップ』もかなりのチートスキルらしい。


 もしかしたら人物の検索までできるのではないかと思ってレイを検索にかけてみたが、さすがに出なかった。だがしかし、『ワールドマップ』はまだレベル1なので最終強化まで行けばおそらく人物の検索なんて余裕でできるのではないかと踏んでいる。


 さて、目の前の問題に戻ろうか、まあ問題といっても何か困ったことがあるわけではないのだが、単純にどう攻めるかというだけの話だ。この民家の地下にはかなり広大な空間が広がっているようで、感じられる人数も100はくだらないようだ。それに加えて、ここにいる人間はすべて裏ギルドで活動しているものといってもいいだろう。つまり戦闘慣れしている者が少なからずいるということだ。正直言って俺は戦闘慣れしていない、イクシルべニア侯爵領に来て早二か月半ほど、勉学の合間にも戦闘訓練は当然していたし、自分の使える魔法も研究して、自分が今なにができるのかというのは頑張って突き詰めてきた。だが、結局は実践でないと意味がないのだ。実践でしか養えない戦闘の感や、実践特有の緊張感。これを知っておかないといざ実践となったときにかならず動きが鈍る。そう確信している。


 まあ、多分真正面から突っ込んでも勝てるだろうけどな。


 あんなにも思考していたはずの綾人は結局そんな短絡的思考に落ち着いた。


 確かに、戦闘経験は少ないが、俺に勝てない相手がいればレイが忠告してくるはずだ。それがなかったということは俺が戦う上で危険な相手はいないということだ。


 「そうと決まれば正面突破行きますか」


 そういうと、綾人は民家に扉に向かって思いっきりダッシュする。思いっきりダッシュするために、思いっきり踏み込んだため、地面が爆ぜたが綾人はそんなこと気にも留めない。そのままの勢いで扉にタックルした。


 ドグワッシャーーーン!!!


 「な、な、なんだぁ!?」


 見張りなのか、地下ではなく民家の中にいた男が突然爆音を立てて壊れた扉に驚愕の声を上げた。しかし、その声は一瞬で途絶えることとなった。


 「何が起き...」


 言いかけてパタンと男はうつ伏せに倒れた。


 「へえ、ホントに手刀で気絶なんてできるんだな。まあ、加減間違えたら殺しちゃいそうだから気をつけよっと」


 男の背後にはいつの間にか移動して、手刀を構えている綾人がいた。


 上の音に反応した地下がどんどん騒がしくなっている。そして、地下への入り口なのだろう、部屋の中にあったハッチが開いて、男が怒鳴り込んできた。


 「うぉい!何があった!」


 その男が目にしたのは、大破した扉と、うつ伏せに倒れた男()()だった。


 「な、何がどうなってやがる......」


 そうつぶやいた瞬間男の意識は刈り取られた。自らの視認できなかった敵によって。


 「よっこらせっと」


 綾人はそう掛け声を出しながらハッチから首だけ出していた男をハッチから放り投げる。


 「さてと、やっぱり数が数だからずいぶんと賑やかなようだな。全員を加減して気絶させるのは結構しんどそうだな。まあ、何人かは殺しちゃっても仕方ないかな」


 そう恐ろしい言葉を吐きながら、綾人はハッチの中に飛び込んだ。


 「ふむ、そこまで深くはなかったな、それにしても人一人しか通れない入口なんて不便なつくりだな。まあ入口は小さければ小さいほど見つかりにくいだろうからそのためか」


 そういいながら綾人は地面に着地した。見た目は冒険者ギルドとそう変わらないようだ。しかし、当然そこは敵の巣窟である。怪しいローブを羽織った男や、ずるがしこそうな商人風のもの、ここにいる男たちを喜ばせるためであろう煽情的な格好をした女性たち、


 「まさに悪人の巣って感じだな」


 そう綾人はのんきに感想を呟く。敵の面前であるにも関わらずだ。綾人が人々の風貌を確認できるということは当然人々を綾人の風貌を確認できるということである。綾人は、ミカゲの対応をするために着替えた動きやすい服装と、腰に剣を佩いているだけの状態。自身の神秘的な容貌も相まってこの怪しげな空間ではもっとも異質な存在と言えるだろう。


 だが、


 「さっきの上の音は何だったんだろうな?」


 「さあ、あの見張りのバカが泥酔して暴れまわったとかじゃねえの?」


 「ガハハ!そうかもな!後でこっぴどく叱られるぜぇ」


 「それにしても様子を見に行ったあいつ中々戻ってこねえな」


 そう言って男は唯一の入り口である()()()()()()。当然その瞳には降りてきたばかりの綾人が映るはずなのだが、


 「さあな、あまりにも酷い状況すぎてその場で〆てんじゃねえの?」


 「かもな!ガハハ!」


 と、全く気付いていない様子だ。それもそのはず綾人は扉にタックルする瞬間から『隠蔽』を発動していた。


 ふむ、全員『鑑定』してみたが俺の隠蔽を見破れるやつはいなさそうだな。ただ......一人だけSランク級がいるようだ。まあ、はっきりいって今の俺のレベルだとたかだかSランク級じゃ話にならないだろうがな。


 「さて、愉快なパーティーを始めようか」


 まあ、俺しか愉快じゃないパーティーだけどね。


 口と心でそんなことを呟き、綾人は口元を歪めた。

ブックマークや評価、感想をしていただけるとモチベに繋がります。してやってもいいだろうという方はぜひお願いします。


レイスト「主殿悪い顔をしておるなぁ」


 ミカゲ「はい、とても楽しそうですね」


レイスト「あんなキャラだったか?」


 ミカゲ「と、言われましても私あったばかりですし」


レイスト「ここはあとがきだからメタいこと言ってもいいのだぞ」


 ミカゲ「...長期の投稿休止の中で綾人のキャラ忘れちゃった。と作者が言っていました」


レイスト「なるほどそれで...」

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