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あっ、これ最強だわ  作者: 白銀次
第二章 イクシルベニア侯爵領
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練兵場

 何も変わらない日々に嫌気がさし何かを始めようとネットで何かを探していたところ特に何も見つからず時間だけが過ぎ去っていたことに気付きさらに嫌気がさしガン萎えした今日この頃です。皆さん時間は大切にしましょう。間違っても時間をドブに捨てることはしないように。まあ、捨てたいならそれはその人の勝手ですが。


 では、本編どうぞ。

 「記憶喪失ですか...」


 綾人はこの世界に来てからの事を粗方ベルに話した。


 「あなたの事情は分かったわ。まあ、荒唐無稽な話だけど。それに覚えている情報がどうにも都合がいいようだし」


 「それは俺も思ったよ」


 そう思われるように情報の開示をしたため俺も落ち着いてそう返す。


 「...では、このことはお父様方にはお話ししないほうがいいかしら?」


 「俺としてはその方がいいがそれはお嬢の勝手だな。俺にその報告を止める権限はない」


 「嫌だというのなら話さないわよ。それとも何?私が人が嫌がることをペラペラ喋る人間だとでも?」


 「はは、滅相もございませんよお嬢様」


 綾人はにこりと笑っておどけた態度でそう返した。


 「...そういう笑顔は突然やられると困るのだけど」


 「ん?何か言ったか?」


 「何でもないわ。もう部屋に帰っていいわよ」


 「分かった。おやすみ」


 「ええ、おやすみなさい」


 そのベルの返事を聞いた後さっきのベルの呟きが()()()()()()()()()をしたまま退室した。


 ・・・・・・・・・・・・


 ・・・・・・


 ・・・


 一夜が明け、その日から綾人とルナは完全にイクシルベニア侯爵家の従者となった。いや、正確には侯爵本人と契約しているわけでは無いのでベルの従者だ。


 午前中、早速今日から勉強が始まった。ルナも一緒で今日は貴族についての勉強をするらしい本家と分家の関係や仲の悪い貴族など王国内の貴族事情を大体教えられた。元々の俺の体では絶対に覚えられない量の情報を詰め込まれたがこの体は容量が多いからなのか若いからなのか一度聞いたことはすぐに覚え頭に定着した。ルナもやはり容量が多いのかなんなく授業についてきている。


 午前中はひたすら勉強をして終わり午後も勉強をするのかと思ったが、イクシルベニア侯爵家の私兵の訓練に出てほしいと言われた。


 練兵所にいくとカンカンと木刀を打ち合う音が聞こえてきた。中を覗くと体育館くらいの広さの練兵所で兵たちが一対一の模擬戦を間隔を開け各所で行っていた。


 休憩なのか何なのかは分からないがその模擬戦を見ているだけの者もおり、その中に昨日戦ったファラスの姿があった。


 綾人はファラスに近付いていき話しかける。


 「こんにちは、ファラスさん調子はどうですか」


 「おお、アヤトかよく来てくれた。いやー昨日は完敗だったよ。というか試合にもなっていなかった。まさか、子供があそこまで強いとは思わなかったよ」


 「ありがとうございます」


 ファラスも家名を持っているため貴族だから綾人はプライドを傷つけられて機嫌が悪いのではないかと思っていたが、性格はいいようだ。いい主の下にはいい従者がつくのだろう。実力は別として。


 綾人がそんなことを考えていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


 「まだまだー!次の者はおらんのかー!」


 好戦的な声の主に目を向けるとそこには私兵を倒し、木刀を掲げているレクエの姿があった。


 「ファラスさん、あれは?」


 「ああ、レクエ様のことか。レクエ様はいつもああして私たちの訓練に参加してくるんだよ。もうそろそろ騎士団の採用試験を受けるらしいから最近はさらに気合が入っていらっしゃる」


 「へー騎士団の採用試験ですか」


 「そこで採用されると、最初は門番や詰所の管理、そこから市街警備や運が良ければ私やここにいる連中のように貴族の私兵として取り立てられることもある」


 「ファラスさんも騎士団から来たんですね」


 そんな話をしているとレクエと目が合った。


 「おお!アヤトお前も来ていたのか!ちょっと手合わせしようじゃないかベルの護衛として相応しいか試してやろう!」


 流石に逆らうわけにもいかないし断る理由も別にないし、綾人は大人しくレクエと模擬戦をすることにした。


 「ちょっと行ってきますね」


 「怪我はさせないようにな」


 ファラスと一言交わしてレクエのもとへ向かう。


 「昨日あれだけ大口を叩いたんだ!相応の実力はあるのだろうな?」


 「口で説明しても意味がありません。早く始めましょう」


 「ははは!そうだな!」


 綾人は先程までレクエの相手をしていた兵から木刀を借り、構えた。


 「では、行くぞ!」


 「ええ、いつでもどうぞ」


 レクエは大上段から切りかかってきた。普通は受けられたり避けられたりするとスキが多くできるこの振り方は初手ですることは無いのだが、子供に対しては有効であった。子供は体がまだできておらず普通は向かってくる剣を避けることは不可能。子供は俊敏なイメージがあるかもしれないが普通に考えれば鍛えた大人と子供がかけっこしても勝てない。的が小さいため剣が当てにくいという長所もあるかもしれないがあくまでも当てにくいだけ、受けたとしても子供の耐久力では大の大人がフルパワーで振った剣など受け止められるはずもない。


 普通であれば、勿論綾人は普通じゃないレベルによるステータスの暴力がある。


 綾人は迫ってくる木刀を悠々と回避、すぐに木刀をレクエの首筋に当てた。


 「終わりです」


 模擬戦が終わるのに3秒もかからなかった。

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