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あっ、これ最強だわ  作者: 白銀次
第一章 リルクの街
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VSグリフォン(1)

俺は草むらから街道に戻る。


 『威圧』を行使。


 『威圧』は本来自分より弱い相手(レベル的に)行使すると相手が硬直してまったく動けなくなるというものだが、レベル差が少ないと大した効果は発揮しない。じゃあなぜ行使したのかというと『威圧』は自分の存在という概念を相手にぶつけるというのが本質だ。つまり相手に自分の存在を認知させるという副作用が付随する。簡単に言えばMMORPGにおけるヘイト稼ぎに似たことが出来るということだ。


 『威圧』により強制的に意識をこちらに向けさせられたグリフォンは覗うようにこちらを見る。高ランク魔物は知能が高いのだろうか?恐らく警戒しているのだろう、グリフォンから仕掛けてくる気配はない。


 まあ、あちらからこないならこちらから仕掛けるだけだ。


 『隠蔽』を行使。さっきの『威圧』はこれ以上騎士たちへの攻撃をさせないために使ったものなので戦闘時に姿を見せる必要はない。『鑑定』をしたとき『隠蔽』を破れるスキルは特に無かったので恐らくこいつの死角に入った瞬間こいつは俺を認識できなくなるだろう。


 だが、横に突っ走ったところでレベルが大差ないため視認され続けるだろう。公転と自転の関係になるため横に走るという選択肢は消去、とすると他の行動方法は・・・。


 俺はグリフォンに向かって一直線に走った。グリフォンは騎士に攻撃をする直前に俺に『威圧』を放たれたので現在は低空飛行状態だ。もし上空にいたのならこの行動はとらなかっただろう。いくらレベル差が少ないとはいえないわけではない。それに加えてグリフォンは大型の魔物なので小回りが利かない、なのでグリフォンの下に入り込めばグリフォンの攻撃手段は足の爪のみになり、さらに爪の攻撃範囲に入った時には俺の体はグリフォンの死角に入るためグリフォンは俺を認識できなくなり爪の攻撃が当たることもない。


 そこまで予想して行動できたのは勿論『高速思考』によりどうにかこうにか考え付いたものだ。俺だって時間があればこのぐらいのことは思いつく。・・・予想通りに行くかは分からないが。


 結局予想通りに事を運べたのでグリフォンは俺を探しているのかきょろきょろしている。さてどうするか、恐らく魔法剣で戦うと相当時間が掛かるだろう。そうなるとルナに心配させてしまう。


 ・・・あの魔法使ってみるか。意味を見る限り恐らく・・・即死魔法だろう。


 『闇属性魔法』

 スペル   インヴァイト・ユーサネイジア


 英語だが日本語に訳すと『安楽死へ誘う』って感じだ。精神干渉系魔法みたいな感じなのだろう。ライトノベル知識でしかないが。だが精神干渉系魔法は決まって精神力が強い者には意味を成さない。しかし自由気ままに生きる魔物に強い精神力なんてものがあるだろうか?いや、無いだろう。恐らくこの魔法は魔物には必中の即死魔法となるだろう。・・・強すぎるな、この魔法を持っている奴は何人もいるだろうから魔物の方がレベルが高くなければ魔物駆除が楽に終わるだろう(相手の方がレベルが高いと効果が無いのも精神干渉系魔法ではよくあること)。


 でもちょっと問題があるな。いや、問題というほどの問題でもないんだが・・・この魔法詠唱が長いうえに中二病くさくて恥ずかしい。いや、でも・・・いや、でもなぁー・・・そうだ!


 「ステータス。非通知解除」


 『レベルが390に到達しました。ジョブの強化を一回行使できます。スキルの強化を一回行使できます』


 『レベルが395に到達しました。ジョブの強化を一回行使できます。スキルの強化を一回行使できます』


 『レベルが400に到達しました。スキルポイントにボーナス100ポイントが加算されます。ジョブの強化を一回行使できます。スキルの強化を一回行使できます』


 『レベルが405に到達しました。ジョブの強化を一回行使できます。スキルの強化を一回行使できます』


 ・・・


 『レベルが450に到達しました。スキルポイントにボーナス50ポイントが加算されます。ジョブの強化を一回行使できます。スキルの強化を一回行使できます』


 『レベルが455に到達しました。ジョブの強化を一回行使できます。スキルの強化を一回行使できます』


 ・・・


 『レベルが500に到達しました。称号『人外への到達者』を獲得しました。称号『人外への到達者』獲得に伴い一回限定のユニークスキル獲得権限が付与されました。スキルポイントにボーナス500ポイントが加算されました。ジョブの強化を一回行使できます。スキルの強化を一回行使できます』


 『レベルが505に到達しました。ジョブの強化を一回行使できます。スキルの強化を一回行使できます』


 ・・・


 一日でレベルが100以上も上がったのは称号『女神の加護』のおかげだろう。今回ばかりは感謝しよう。無かったらグリフォンには確実に負ける。新しい称号とその付属も気になるが、というかそれが一番気になるが今は置いておく。


 スキル交換でスキルポイント500を交換、スキル『無詠唱』を取得。


 これでOK『無詠唱』は詠唱無しでスペルを唱えるだけで魔法が発動できる。『魔法師』を最後まで強化すれば手に入ったかもしれないが、取っていても損はないだろう。いや、あるかもしれないが俺はそう判断した。


 さて、やるか。

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