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ラスボスだけど勇者パーティーも悪くない  作者: 超大作RPGショウヤ
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魔王兼魔王討伐隊メンバー

初めての投稿です。

テキトーに読んでってください。

「すまん、エルンっ。そっちに一匹逃がした!シルファは危ないから後ろに下がっててくれ!」


そう言ってオークを剣で切り裂くロイを横目に、エルンこと俺はシルファの方に敵がいかないように走り出す。


「どおりゃっっ!」


俺はオークに向かって持っていた大剣を2回、3回と繰り出して敵を倒した


……ように傍からは見えただろう。


しかし実際のところ相手は剣をくらう前にとっくに絶命していて、そのあとの斬撃でオーバーキルされているだけに過ぎない。自分よりも遥かに弱い魔物に対しては、戦わずとも一瞬で命を奪ってしまう能力が俺にはあるのだ。


ではなぜ剣を斬りつけるなど無駄なことをする必要があるのか?

答えは簡単、実力を隠す必要があるからだ。


じゃあなぜ実力を隠す必要があるのか?

答えは簡単、実力を出してしまうとそれは明らかに人間のできるようなことではないのがばれてしまうからだ。


だったらなぜお前は人間にはできないようなことができるのかって?

答えは簡単、


俺は人間ではなく魔物であり、この勇者たちにとってラスボスとも言える存在、魔王エルルケーニヒだからだ。




「ふう…」


オークを斬り倒し(たフリをし)て一息ついた俺は、ロイの方を見やる。あいつも敵をすべて倒したようだ、肩で息をしている。


「お疲れさまですっ!」


振り向くと後ろの方に下がっていたシルファが詠唱を始めていた。

「いたいのいたいのとんでけーっ!ヒールっ!」


……なんともふざけた詠唱であるが、本人は気に入っているようだ。要は傷を治すイメージさえできれば何でもいいらしい。


するとロイと自分の体が橙の光でつつまれ、傷や汚れがみるみるうちに消えていく。腕前は一級品なんだよなぁ。


「すまない、シルファ、いつも助かるよ。お前はこのパーティーにいなくてはならない存在だ。これからも頼りにしてる」


ロイはシルファの頭をポン、となでる。


「えへへ…ありがとうございます」

そう言われてまんざらでもなかったのか、シルフェの頬には少し紅みがさしている。


くうぅ~~!イケメンすぎるぜ、ロイさんはよお!


「もちろんそれはエルンやティナに対してもだ。このパーティーの誰か一人でも欠けてはならない。《《魔王を倒す》》ためにはな。さあ、行くぞ。」


ロイの言葉に一瞬ドキッとしたが顔には出さず、俺たちも先導するロイのあとにつづく。










「…また私なにもしてない」


ティナがぼそっと呟いた。


「まあティナの魔法は強力だからなー。あれくらいの雑魚敵だったら俺たちだけで十分だって!」


そう言ってティナを慰めるが、むーっと不服そうな顔である。


「…私もロイに頭なでてもらう」

「なんでよ!ティナちゃんまだなにもしてないのにずるいよ!」


ロイと一緒にずいぶん前の方を歩いていたはずだが、耳ざとくシルファが聞きつけたようだ。肝心のロイはというとこっちを見ながら苦笑いしている。心中お察しします。ていうかお前モテモテだな!俺いらないやんけ!


「……じゃあエルンでいいや」

「じゃあってなんだ、じゃあって」


ティナがあたまをずいっとこっちに出してくるので、腹いせまじりにわしゃわしゃしてやった。


「わっ、わっ!なっ……    もうエルンきらい」

「あーあ、嫌われちゃったねーエルン。女の子の髪は命とおんなじくらい大事なんだよーっ」

「今のはどう考えても俺は悪くない…」

「ほら、くだらん争いしてないで。行くぞ」


わちゃわちゃしてるとロイにたしなめられた。絶対今のはティナのせいだと思う。


「…エルンが悪い」

「まだ言うんかい」







 そんなこんなで俺たちは歩を進める。なんとなくで勇者のパーティに入ってみたが、なんとかうまくやれそうだ。魔王になってもう何十年も経つが暇ばかりしていたので、このいつばれるか分からない状況が刺激的でとても楽しい。この状態をつくってくれたアイツに感謝だな。

全く…笑いがとまらないぜ、ふはははははは!!



え、何で笑い方が変なのかって?

答えは簡単、










この方が魔王っぽいだろう?

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