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属性値チートで異世界無双  作者: 陽兎月
88/106

第88話

「わぁぁ!!!なんですか!なんなんですか!あの黒いの!」


「分からない!でもあの黒い物体が浮いたと思ったらいきなり俺の足元にクレーターを作った!」


 その物体は俺がついさっきいた場所にめり込んでおり、その周囲に直径5メートル程のクレーターを作っていた。


 俺とライリーは一旦、部屋と廊下の境界を跨ぎ廊下側に出た。


「この境界線が攻撃のトリガーになってるのか」


 その境界を跨いだあとその物体が動き出す気配はない。

 俺とライリーは一旦落ち着く事にした。


「あの攻撃も危ないですがそのあとの衝撃波も脅威でした.....」


「だな、あと数俊ウインドガードが遅れていれば俺もとい、ライリーの体は吹き飛んでいたな.....」


「やめてください、考えただけでもゾッとします」


 あの黒い物体が突っ込んできた瞬間、充はウインドガードという魔法で衝撃波を吸収していた。それが無ければ充の言う通りになっていただろう。


「よし、とりあえず試練って言うのはあれだろうからあれを倒す.....いや、壊す方法を考えよう。とりあえずあれに鑑定かけれるか?」


「やってみます.....鑑定!」


 ライリーはその鑑定結果を見て眉を顰めた。


「どうしたんだ?何か変なことでもあったか?」


「そう.....ですね。多分これはおかしいですよ」


 そう言ったライリーは黙々と俺に聞こえるようにステータスを読上げていく。


 ーーーーーーーーーーー


 ***


 レベル ・・・***


  HP ・・・***/***

 物攻・・・***

 魔攻・・・***

 魔力・・・***/***

 防御力・・・***

 俊敏・・・***


 属性値


 火・・・***

 水・・・***

 風・・・***

 土・・・***

 光・・・***

 闇・・・***


 スキル


 ***

 ***

 ***

 ***

 ***

 ***


 称号

 神の試練

 ーーーーーーーーーーー


「うーん.....何もわからない.....か。ん?まてよ、このステータス.....どこかで.....」


 ミツルにはどこかでこのステータスを見た覚えがあった。


「こんなステータスに見覚えあるってどういうことですか.....」


 ライリーは呆れたように苦笑しそう言う。


「これは確か.....チヅルのステータスと同じ.....ってことは.....!?」


「なにか分かったんですか?」


「ライリー、もしかしたらこいつが戦うべき相手じゃないかもしれない」


「と、いうと?」


「いや、戦う相手はこいつなんだがそうじゃないというか」


 ライリーが俺の言葉を聞き、首をかしげたその時だった。


『ステータス、その他必要とされる情報の採取に成功。現在をもって第2フェーズへと移行します』


 そう、チヅルのステータスが読み取れなかったのは、変動し続けていたからだ。そしてそれと同じステータスになったということはステータスが変動し続けているということの証明にほかならない。おれは油断なく構え、魔力を練り始めた。

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