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属性値チートで異世界無双  作者: 陽兎月
86/106

第86話

 しばらくその明るい光に包まれていたが、数秒後にはそれは収まっていた。


「目がチカチカする.....ライリー、無事か?」


 先程の光と同時に変な魔法でもかかっていたのか、耳がおかしくなっている。やたらと周りの音.....というか自分の声が高く感じる。


「はい、無事です。でも少し声が変じゃないですか?」


「やっぱりそう思うか?というか、ライリーの声も低くなってるぞ.....まるで俺みたいだ...ぞ.....?」


 俺は声のした方向に顔を向ける。

 するとそこには──────────()がいた。


「「なんで俺(僕)がいるんだ(ですか)ぁぁぁ!?」」


「えっ、その喋り方はミツル先生ですか!?」


「その喋り方はライリーだな!?」


「と、ととととりあえずおちつけ!?な?」


「ミ、ミミミミツル先生こそ!」


 二人共、一旦呼吸を整え、落ち着くことにした。


(なんか前世でこんな映画を見た気がする.....あれは面白かったな.....)


 充は既にこの状況に順応しており、だいぶ落ち着いてきていた。

 一方、ライリーは


(どどど、どうしよう!?ミツル先生の体は今僕が入ってて、僕の体はミツル先生にはいられてる.....なんか、なんかがなんかでなんかだよぉぉぉ.....)


 語彙力が欠損していた。


「ライリー、落ち着いたか?」


「はっ、はひっ、落ち着きましたっ!」


「うん、もう少し時間を取ろうか」


 俺はライリーが落ち着きを取り戻すまでに確認出来ることを確認していく。辺りを見回すと先程まで属性結晶をはめ込むための穴があった場所は通路が開けており、奥に進めるみたいだ。

 次に俺はステータスの確認に移る。


(まずスキル.....鑑定!.....だめか)


 次に魔法だ。


(ライリーは闇、光属性を持ってないはずだから.....えーと、ライトニングスラッシュ!.....これもダメか)


 何も無いのにいきなり手刀を繰り出した人の構図になってしまった。


(恐らく全ての能力がその体のステータス依存なんだろうな.....そしてこのことは俺の体に入ってるライリーにも言えることだから.....まずいな、魔法の威力調整とかしないとここ一帯が吹き飛ぶぞ.....)


「ミツル先生、すみません。落ち着きました.....」


「ん、そうか。じゃあ教えて欲しいんだが、さっき確認したらスキル、ステータスは全てその体に依存するみたいなんだ。だからこの先を進む上で何が出来るか把握しておきたいからライリーのステータスを教えてくれないか?」


 俺は新しく出来た通路を指さしながらそう言った。


「すみません、僕はステータスを見てもらったことがなくて把握してないんです.....」


「あぁ、じゃあ俺のスキルの鑑定を使って俺にそのまま読み上げてくれ。強く念じれば鑑定出来るから」


「分かりました.....鑑定!」


 そしてその表示されたステータスをライリーが読上げていく。まとめるとこうだ。


 ーーーーーーーーーーー


  エミュートレス・ライリー(12)


 レベル ・・・28


  HP ・・・20,690/20,690

 物攻・・・12,060

 魔攻・・・99,050

 魔力・・・99,050/99,050

 防御力・・・9,000

 俊敏・・・13,500


 属性値


 火・・・150,000

 水・・・150,000

 風・・・150,000

 土・・・150,000

 光・・・0(150,000)ロック

 闇・・・0(150,000)ロック


 スキル


 複合魔法

 上級四属性魔法

 ナイフの心得

 投げナイフの心得


 加護


 属性神の加護+256


 称号


 挑むモノ

 ーーーーーーーーーーー


「このロックってやつなんでしょう.....」


「まぁ、挑むモノってやつと関係があるんじゃないか?」


 ーーーーーーーーーーー

 挑むモノ


 試練に挑む者。その試練を超えた時望みが叶えられる事をここに保証する。


 ーーーーーーーーーーー


「まぁ、その試練っていうのがこれだろうなぁ.....」


 俺は奥の通路に目を向ける。


「じゃあ僕もミツル先生のステータスを確認させてもらいますね?」


「うぐ.....この際安全第一だから仕方ないが、俺のステータスは誰にも言っちゃダメだからな?あと、魔法は絶対使うな。剣を使ってくれ」


「わかりました!....鑑定!.....え?すみません、ちょっと鑑定が壊れてるみたいなんですけど.....」


「多分それで合ってる.....」


「ええぇぇぇ!?」


 その悲鳴は白い空間にいつまでもこだましていた。

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