第85話
『操作』スキル使用後、俺は凄まじい脱力感に襲われた。これはインフルエンザで味わうだるさの強化版だと思って欲しい。
「っ.....きっつ.....」
俺はたまらず四つん這いになった。あまりのつらさに無意識に拳が握られていく。
「ミツル先生!?大丈夫ですか!?」
俺の様子に気がついたライリーが俺の背中を擦りながら心配そうに声をかけてくる。
「大、丈夫だ」
数分ほどその脱力感は続いたが、その後ピタッと治まった。
「終わった.....」
「ミツル先生!一体何してたんですか!?」
ライリーは怒り半分心配半分の様子で俺に尋ねてくる。よく見ると目が少し潤んでいた。
「俺のスキルで試したいことがあってな.....っ」
俺は両手に激痛を感じ、手を開く。すると余程強く手を握りこんでいたのか、俺の爪の跡が掌に残っていた。だが、俺の注意は同時に目に飛び込んできた、赤・青・緑・茶・黒・黄の物質にむいていた。
「ははっ.....成功だ.....」
「ミツル先生、それはなんですか?」
「これはな、俺の属性値をを元にできた.....そうだな、属性結晶とでも言おうか」
「ミツル先生の属性値を元にですか!?大丈夫なんですかそれ!?」
「大丈夫だ。あまり気にするほど使ってないしな」
「そうですか.....」
実際、どれくらい属性値を使ったのかは充も把握してないが、ここで自分の属性値の量を明かす必要もないと判断し、適当に誤魔化す事にしたのだ。そして、念のためにステータスを呼び出す。
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荒木 充 (15)
ジョブ・・・クルセイダー(耐)(57)
レベル ・・・143
HP ・・・550,505/550,505
物攻・・・140,000
魔攻・・・1,986,200
魔力・・・1,986,200/1,986,200
防御力・・・184,940
俊敏・・・140,310
属性値
火・・・999,999,999
水・・・999,999,999
風・・・999,999,999
土・・・999,999,999
光・・・999,999,999
闇・・・999,999,999
スキル
鑑定
疾駆
魔法創造
双剣術
付与術
捌き
精密
覚醒ジョブ×10
覚醒スキル×3
苦痛耐性
神創スキル
操作
確率変動者ミイダスモノ
加護
転生神の加護+999
時の女神の加護+999
(能力神の加護)
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(属性値の+が全部消えてる!?てことはそれ以外全部使ったのか!?)
俺は手元にある6つの結晶に目をやる。
(これには凄まじいエネルギーが詰まってるんだろうな.....)
ステータスの変化はそれだけではなく『苦痛耐性』というスキルを手に入れていた。
「とりあえずこれは置いといて.....はめ込むか。ライリー、これを窪みにはめ込んでみてくれ」
「え、僕がですか?」
「あぁ、ライリーがはめ込んでくれ」
「分かりました!」
俺はライリーが一つづつ丁寧にはめ込んで行くのを後ろから眺める。
「出来ましたっ!」
ライリーがそう言いながら振り返る。それと同時に辺りは白い光に包まれた。




