第84話
まず俺は俺に出来ることを考える。そのために一度自分のステータスを思い出す。
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荒木 充 (15)
ジョブ・・・クルセイダー(耐)(57)
レベル ・・・143
HP ・・・550,505/550,505
物攻・・・140,000
魔攻・・・1,986,200
魔力・・・1,986,200/1,986,200
防御力・・・184,940
俊敏・・・140,310
属性値
火・・・999,999,999+
水・・・999,999,999+
風・・・999,999,999+
土・・・999,999,999+
光・・・999,999,999+
闇・・・999,999,999+
スキル
鑑定
疾駆
魔法創造
双剣術
付与術
捌き
精密
覚醒ジョブ×10
覚醒スキル×3
神創スキル
操作
確率変動者
加護
転生神の加護+999
時の女神の加護+999
(能力神の加護)
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おそらく、この無駄に高い属性値を何とかするのだろうが.....
触れて念じるだけで何かが起こったりしないだろうか?
俺はその窪みに手を当て、念を送る。
(なにか起これ!)
そのまま5秒ほど念じ続ける。
「あの、ミツル先生?大丈夫ですか?あの、特に頭が.....」
ライリーにまで心配される始末だ。その言葉は結構心にくるものがある。
「いや、大丈夫だ。気にしないでくれ。いや、ほんとに」
「そう、ですか?」
だって仕方ないじゃん?魔法のある世界ならワンチャン無きにしも非ずだろ?
俺はひとしきり落ち込んだ後、また思考を開始する。
(属性値を使うんだろうがただ念じるだけじゃダメだった。てことは何かもっと別なものがトリガーなんだろうな)
「僕は窪みだから何かをはめ込むのかなぁ、って思ってたんですけどね」
「はは、属性の石とか転がってればいいんだけどね.....でも『その力を示すもの』っていう文があるけど『物』なのか『者』なのかハッキリしないんだよね」
「ですね.....もしかしたら、ある『者』がその力で、ある『物』を生み出したり.....っていう両方の意味を持っていたり!」
「両方の意味ねぇ.....」
「あ、すみません.....何となく場の雰囲気を明るくしようかと思って.....すみません.....」
「うーん.....あっ?いや、ライリーもしかしたらその発想が当たりかもだぞ」
「へ?いや、そんなに気を使って貰わなくても」
俺はライリーの言葉に対し首を横に振り、否定の意を示すと、『操作』のスキルを起動する。
(属性値の操作.....出来るか?)
今回は属性値の『操作』をする訳では無い。
属性値を具現化させる『操作』をするのだ。
(たのむ、これで不正解だったら俺の心が折れる!)
こんなとんちのような発想をするのは俺くらいなものだろう。だが、スキル説明文にはしっかりと『あらゆるものを操作できる』と、書いてあるのだ。
俺はこの一文を信じることにした。




