表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
属性値チートで異世界無双  作者: 陽兎月
37/106

第37話

 ワイバーンが出るのは充達が今いる平原から遠くに見えるアウグ山である。アウグ山とは地表がゴツゴツした山であり、棲息する魔物は基本ワイバーンのみである。これらの情報は冒険者ギルドの書庫で調べてきたので間違いない。


「よし、じゃあアイシャ、あの山まで行くから俺に掴まってくれ」


「わかったわ」


 と言いながらアイシャは充に差し出された手を掴む。


「よし、転移」


 充がそう言うと周りの景色が一気に変わる。さっきまで草原にいたはずだが辺りは岩ばかりである。

 ワープホールを使わなかったのは一定時間その場に残ってしまうワープホールだと他の人も渡ってきてしまうかもしれないからだ。


「ほんっとにミツルって便利ね.....」


「一応褒め言葉として受け取っておくよ」


 こんな会話をしていた時、自動精密探知により周囲に敵がいることが知らされる。


「アイシャ!戦闘準備だ!」


 その声を聞いたアイシャは即座にその場から離れ、杖を構える。そしてその数瞬後にさっきまでアイシャがいた場所に尖った巨大な岩が地面から飛び出す。


「危なかったわ。ミツルよくわかったわね」


「まぁな、それよりこの敵だ。反応を見る限り1体だ。群れで行動するって言ってたし、ワイバーンでは無いと思う。かと言ってこの山は基本ワイバーンしかいないって書いてあったよな」


「ええ、書いてあったわね。でもそれは「基本」はそうだと言うことであって、イレギュラーが起こる可能性もあるって事よ.....で、本には書いてあったわよね?後一種類だけ魔物がいるって.....」


「あぁ、なるほど。道理でCランクの魔物の魔法の威力じゃないと思ったわ」


 そういいながら充は目の前の魔物に鑑定をかける。

 そう、書庫で読んだ本にはもう一種類魔物の名前が綴られていた。その名前と鑑定からわかったこの魔物の名前が一致した。



 ーーーーーーーーーーー


 アースドラゴン


 レベル ・・・1095


  HP ・・・89,060/89,060

 物攻・・・40,000

 魔攻・・・200,000

 魔力・・・196,000/200,000

 防御力・・・96,000

 俊敏・・・10,000


 属性値


 火・・・0

 水・・・0

 風・・・0

 土・・・1,685,900

 光・・・0

 闇・・・0


 スキル


 突進

 属性ブレス(土)


 固有スキル


 土ノ王

 ーーーーーーーーーーー


「ガァルァァアァアア!!!」


 アースドラゴンは地に響き渡るような咆哮をあげる。


「あーあーあー、やばいの来たなぁこいつ」


 目の前にいるこの魔物は恐らく少し前に倒したウインドドラゴンの系統のやつだろう。見た目はドラゴンと名乗っている割には蛇っぽい細長い体をしている。


(ステータス的に、魔法をすごい使ってくるみたいだな。物攻も弱くないが魔攻よりかなり劣るな)


 充がそう分析しているとアイシャが声を上げる。


「ミツル!敵わないわ、一旦引きましょう!!」


 だがそう言い終わった頃充は腰にさげていた常闇を抜き放ち、アースドラゴンに向かって駆け出していた。


 その姿を見たアースドラゴンは充に土属性ブレスを吐きかける。それを充はアースドラゴンの周りを半円を描くように移動し回避する。


 そしてブレスを吐き終わった後、アースドラゴンの顎の辺りに常闇を刺し、離脱する。


「ガァァッ!」


 自分の体を傷つけられたことに怒ったアースドラゴンは充に追撃をしようとし、何らかの魔法の発動体制に入る。が、その魔法は発動できずに魔力が散っていく。

 充の愛剣である常闇には切りつけた対象の魔力を奪う効果がある。

 その現象に驚きを隠せないアースドラゴンは一瞬、隙を見せた。そう、一瞬である。だが、強者の戦いの一瞬は何よりも大切である。この瞬間充の勝利が確定した。


 充はもう1振りの剣、朧月を抜き放ち、アースドラゴンの首を絶った。


「ふぅ、いやぁ久しぶりに体動かしたわ。弱い敵ばっか狩ってるのも良くないな。体がなまってるわ。でもかなりレベル上がっただろ。アイシャもステータス確認しとけ.....よ?」


 そう言いながら、アースドラゴンの顎から常闇を抜き、一振りして血をはらいながら振り返るとアイシャは呆れた眼差しでこちらを見つめていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ