第31話
充とエリーナ校長は1年Sクラスに到着した。
エリーナ校長は一息置くと扉を開く。
「皆さん、おはようございます。早速ですが席に着いてください。」
エリーナ校長がそう言うとしぶしぶと言った様子で各自席につく。
「はい、では今日から皆さんが時空魔法を教わるミツル先生です。しっかり言うことを聞いて沢山学ぶように!」
エリーナ校長は充に目配せをし、自己紹介をするように促す。
「ご紹介に預かりました、ミツルです。今日から皆さんの時空魔法を担当します」
充がそう簡単に自己紹介を終えた途端1人の生徒が椅子を鳴らしながら立ち上がった。
「貴方が僕に時空魔法を?ふん、バカバカしい。この僕を誰だと思っている?エイト・クレイムだぞ!貴様みたいな凡人に僕の教師が勤まるものか!」
充はそのエイト・クレイムと名乗った男の子を鑑定する。
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エイト・クレイム(12)
レベル・・・11
HP・・・2,780/2,780
物攻・・・1,260
魔攻・・・8,060
魔力・・・8,060/8,060
防御力・・・1,300
俊敏・・・1,100
属性値
火・・・0
水・・・0
風・・・986
土・・・0
光・・・1,850
闇・・・0
スキル
時空魔法 初級風属性魔法 威圧 悪戯
加護
時の女神の加護+1
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うーん...なんというか.....いや、弱くはないよ?むしろ12歳にしてはかなり強いと思う。だけどそんな威張るほど強いのかこの子。これに負ける時空魔法教師ってのもたかが知れてるが.....
充がそう考えたところで1つ気になるものを発見する。
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悪戯
○放った魔法が本人の意思に関係ない動きをする
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一見デメリットにしか見えないこのスキルが実は対人戦では結構なアドバンテージとなるのではないか?
もちろん狙った通りに行かないのはデメリットだが、躱したはずの魔法があらぬ動きをして帰ってきたらそりゃびっくりする。
充はこのことを踏まえてどのように「教育」するか構想を練る。
.....が、もちろん教師などしたこともない充が思いついた案はたったひとつ。
(うん、1回敗北を味あわせてやろう)
という何とも脳筋な結論だった。




