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属性値チートで異世界無双  作者: 陽兎月
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第10話

気づかない内にブクマ200行ってました!ありがとうございます!


そして短めです!

「もう朝か......」


 昨日は宿に帰り、晩御飯を食べた後部屋に戻り朧月の効果と使い道を考えている間に寝てしまった様だ。


「さて、シャワー浴び.....れないか.....」


 昨日店主にシャワーが無いか聞いてい見た所、

「いやぁ、シャワーや風呂となると貴族街の宿に少しあるくらいだからねぇ」

 と言われた。その代わり、銅貨2枚で温かいお湯が桶1杯分貰えるらしい。


 俺は銅貨2枚を握りしめ、1階にあるカウンターに向かった。するとそこにはティナがおり、


「あっ、ミツルさん!おはようございます!何か御用でしょうか?」


「おはようティナちゃん。お湯を貰えるかな?」


 そう言って俺は銅貨を2枚をカウンターに置く。


「はい!少々お待ちください!」


 そう言って奥に引っ込んですぐに桶いっぱいにお湯を汲んで戻ってくる。


「はい!たしかに受け取りました!ではそこの扉から庭に出て、仕切りがあるのでそこで体を拭いてください」


「ありがとう」


 俺は言われた通り扉を出て薄い木の板でできた仕切りに入り、体を拭く。


(今日は何をするかな......まずあの朧月の効果を試すためにテルーナに教えてもらった南門から出て真っ直ぐ行ったところにあるという草原で達成出来る依頼を受けて、そこで試し斬りだな。あとは行き当たりばったりでいいか)


 そして、充は桶をカウンターに返し、部屋に戻った。

 そして準備を終え、二つの剣を腰に差した。


「.....よしっ行くか」


 そうして宿屋をでた。

 しばらく歩くといい匂いがしてくる。


「おっ、今日もやってるな」


 今日は南門側に行くので、今のうちにここに来た。


「おぉ、坊主ほんとに来たんだな。今日はアーススネークの肉が仕入れてあるぞ。1本銅貨5枚だ」


「昨日より値段が高いのはそのアーススネークが強敵だからか?」


「まぁそういう事だな」


「ふーん。じゃあそれを3本くれ」


「銅貨15枚だな。まいどあり!」


 そして肉を頬張りながら、また充は冒険者ギルドに足を向けた。


「さーて今日はどんな依頼があるかなぁ」


 充はしばらく探して、ちょうど良さげなものを見つけた。

 南門の草原でグリーンウルフが繁殖しているらしいので討伐してほしいという依頼だ。


(40匹か.....試し斬りにはちょうどいいな)


 充はその依頼を受けると、もう1度だけお見舞いをしようと、休憩室のドアを開ける。


 この時、いつもはノックする充がノックしないで扉を開けたのは偶然かはたまた必然だったのか......


「邪魔するぞー」


「「え?」」


「え?」


 扉を開けてそこに広がっていた光景は充....いや男にとってパラダイ......ゲフンゲフンまぁなんというか幸せな光景だった。まぁ具体的に言うと.....テルとリンが着替えてる途中だった。

 リンは服の上からじゃ分からなかったがそこそこいい物を持っている。

 テルは.....まぁきっと成長期だろう。うんそうしておこう。


「......すまん。そしてありがとう」


「しねっ!」


 そう言って俺は顔面に強い衝撃を受け、意識が暗転した。躱すことも出来たが躱してはいけない気がしたのだ。


「.....知らない天井だ」


「あ、起きた?」


「あ、そう言えば.....テル、リンすまん」


「いっ、いえ!その、大丈夫と言うか.....ミツルさんになら見られてもいいと言うか.....」


 最後の方はほとんど聞き取れないほど小さな声だった。


「そうか?ならいいんだ」


「何が!ならいいいんだ。なの!?入る時はしっかりノックしてよ!」


 こっちの怒りは収まっていなかったようだ。


「返す言葉もございません。でも、よかったよ。元気そうで」


「おかげさまでね!」


「じゃあそういう訳で俺は依頼を達成してくる。じゃあな!」


「あっ、ちょ!」


 そう言って俺は『戦略的撤退』をしたのだった。


俺は素早くギルドを出ると、後ろから聞こえる

「待なさい!ミツル!」

 という声を無視し南門に向かった。


 そして南門でギルドカードを見せ門を出る。

 しばらくはレンガが敷き詰められ、舗装された街道が続いている様だ。

 そしてその道を20分ほど行くと広い草原に出た。


「多分ここが目的地.....だと思うんだが」


 充は辺りを見回す。かなり見晴らしが良く、注意していなくてもちらほら魔物が見える。

 主にゴブリンや、今回の依頼のグリーンウルフが多いらしい。中にはオークらしきモンスターもいる。


(あそこにいるグリーンウルフ20匹弱は群れか?1対多戦闘に慣れておきたいしあそこに飛び込むか。死ぬ事は無いだろ)


 そう考え充はその群れに向かって走り出した。

 一方その頃冒険者ギルドでは.....


 ーーーーーーーーーーーーー


 冒険者ギルドの扉が荒々しく開かれる。

 その者は騎士のような格好をしており、佇まいからそれなりに訓練された者だと分かる。

 その騎士は受付カウンターまで行くと、受付嬢にだけ聞こえる声で、


「指名依頼を出したい。ギルドマスターを呼んでくれ」


「少々お待ちください。ただ今呼んできます」


 受付嬢はそれだけで自分の手に負える案件ではないと判断し速やかにギルドマスターを呼びに行く。

 受付嬢は階段を急ぎ足で上がり、ギルドマスターの部屋をノックする。


「入れ」


「ギルドマスター、恐らく王からの指名依頼です。私じゃ手に負えません」


 それを聞くとギルドマスターはその騎士をここに連れてくるように言う。


 そして暫くするとその騎士が入ってくる。

 すると、ギルドマスターは少し目を細め、


「なるほどな......」と、こぼした。


 ギルドマスターの前までその騎士が来ると


「お初にお目にかかります。アスメル王国冒険者ギルドマスター、ノイル=トランジス殿。自分の名前はアスメル王国騎士団長を勤めさせて頂いてる、テイル・ヴォルガーだ。以後お見知りおきを」


「で、今日は指名依頼を出しに来たというが、騎士団長様がどんな依頼を出すのですかね」


 ギルドマスターは動揺する素振りも見せずそう言った。


「今回の指名依頼は自分ではなく王からです」


「やはりか......」


「はい。こちらにギルドマスターを負かし初級魔法で、怪我を完治させたと言うミツルという若い冒険者がいると聞いたのですが」


「今はいないが確かに登録はしたぞ。今は南門のグリーンウルフ討伐に向かっている。で、依頼の内容とは?」


「王女様に回復魔法をかけて頂きたい。どうせあなたならこの情報は掴んでいるでしょう?」


 ギルドマスターは黙り込む。


(やはり予想が当たっていたか.....だが、ミツルの回復魔法はやばい。極めれば空想上の物と言われた蘇生魔法なんてのもできるようになるだろう。だが、それをこの者に教えていいものだろうか。)


「......一つ条件を飲んでくれ。絶対に軍事利用などはしないと」


「はい。絶対にそんなことはしませんよ」


「じゃあこの書類に依頼内容を書いてくれ。お急ぎのようなのでミツルが門を通ったらすぐに王城に行くように伝言をたのむ」


「分かりました。では、自分はこれで」


 そう言って扉を開け、でていった。


(ミツル、すまん少々めんどくさい事になりそうだ)



 ーーーーーーーーーーーーー


 そのころ充は、


「うおおおお!!!属性解放楽しぃぃぃ!!!」


 と叫んでいた。


ギルマスと騎士団長の会話が終わった頃の充は異様なまでにハイテンションだった。


 充のこの状態を説明するには充がグリーンウルフの群れに飛び込んだ所まで時間を遡ることになる。




「まずは双剣術士にして.......」


 ギルドカードを操作し、双剣術士にすると、グリーンウルフの群れに飛び込んでいく。


「まずは切れ味!」


 グリーンウルフの群れに不意打ちしたため、1匹目、2匹目、3匹目としっかり首を狙い刃を落とす。


(カエルとレッドウルフの時はこの黒の短剣の切れ味を気にしてなかったけどかなり切れるな。けど、この朧月がやばい.....何も切ってないんじゃないかってレベルで抵抗がない)


 そう言えばこの黒の短剣に銘がないんだよな......戦闘が終わったらつけてやるか。


 そうこう考えているうちにほかのグリーンウルフも気づいた様だ。


「グルルルルルゥゥ.....」


 こちらを少し威嚇している。

 しかし充はそんなことお構い無しとばかりに群れに突撃する。そしてまた4匹屠る。


「試し斬りはここまでだな。充分な切れ味であることがわかった。ここからは属性解放の効果の調査だ」


 そう言い、充は属性解放しようとする。だが、


「あれっ?属性解放ってどうやるんだ?」


 結局やり方がわからずその群れを全て狩ってしまった。


「んん.....これは予想してなかったな......」


 充はアイテムボックスに死体をすべて入れてから考える。


(念じて出来るものじゃないのか?)


 やはり鍵言が必要なのだろうか。


「鍵言かぁ.....属性解放!じゃダメなのか.....?おぉ?」


 充が属性解放と言った瞬間何かが体から吸い取られる感覚があったが周囲にこれと言った変化はない。


「属性をイメージして無かったからか?」


 今度はしっかり火属性をイメージし、鍵言を呟く。


「火属性解放!」


 すると、真っ白だったその刀身は紅に染まり、さっき感じた何かが吸い取られる感覚が続く。


(この感覚は属性解放して、放出しているからなんだな)


 充は遠くにまた一つグリーンウルフの群れを発見し、そこに飛び込んでいく。


「うおおおお!!!」


 次々とグリーンウルフを斬っていく。

 斬られた後の断面は焼かれたように塞がっているため血も出ない。


 すると、圧倒的に不利だと悟ったのか逃げ出す奴がいる。


(逃がすか!)


 充がそう思った瞬間刀身の紅が一気に白くなり、火属性魔法が放たれる。そして逃げたグリーンウルフに命中した。命中したのだが......


 ズドォォォォン!!!!


「おいおいおい!!」


 明らかにオーバーキルである命中したグリーンウルフはもちろん、その半径10mほどが爆散している。


(これって......)


 充は辺りを見渡すが、もうグリーンウルフの群れが見つからないためサーチを使う。すると遠くの方に一つだけ群れがあり、そこに向かっていく。


 今度は突っ込むのではなく、群れから少し離れたところで止まる。そして、


「火属性解放!」


 刀身が紅に染まる。


「発射!」


 そして、グリーンウルフは吹き飛んだ。


「うおおおお!!!属性解放楽しぃぃぃ!!!」


 と、こういう事があった。

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