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炸裂科学者  作者: T.D.レインコート
2/2

二時間目「ゾンビを生成するのであーる!」

ナタ「今日はゾンビを作るぞワトソン君!」

ジョシュコフ「はい博士!」

ナタ「今から言う物を全て持ってきてくれ!」

ジョシュコフ「はい博士!」

ナタ「まずゾンビ!」

ジョシュコフ「ズルする気かいっ!」ベシッ


~仕切り直し~


ナタ「まずは死体が無いとどうにもならん」

ジョシュコフ「そうですね」

ナタ「ジョシュコフ、死んでくれんか?」

ジョシュコフ「ネタだと信じたいお言葉を頂きました」

ナタ「うーむ。ダメか。ならば誰をぶち殺そうか」

ジョシュコフ「まず誰かをぶち殺して死体を手に入れるという発想から変えましょう」

ナタ「そうか。ではどっかの葬式に忍び込み死体をかっさらうとしようじゃないか」

ジョシュコフ「盗んで死体を手に入れるという発想から変えましょう」

ナタ「そうかー。では死にかけの人間を適当に見つけて、あなたの死体をゾンビにしてもいいですかって訊いてみようじゃないか。それなら許可も得られるし完璧だろう」

ジョシュコフ「亡くなった家族がゾンビになって町を闊歩する光景を見て遺族はどうコメントするんでしょうかね(苦笑)」

ナタ「むむむ。ではワトソン君、どうすればよいのだ?」

ジョシュコフ「博士が死ねばよいのです!」


~フルボッコ中~


ジョシュコフ「ずびばぜんでじだ」

ナタ「よろしい」

ジョシュコフ「まあさっきのは嘘で、人間の死体ではなく、動物の死体を使ってゾンビを作ってみればどうです?博士の医術なら動物の死体をかき集めて人型に組み立て直すくらいわけないでしょ」

ナタ「なるほど、その手があったか。よし、そうと決まれば動物の死体を集めてこようじゃないか!」

ジョシュコフ「はい博士!」


~死体採集中~


ジョシュコフ「いやー疲れました!こっちは犬の死体一匹分しか見つかりませんでした!」

ナタ「その程度か?私なぞ15匹分は持ってきたぞ。手押し車が壊れそうだった」

ジョシュコフ「そんなにですか!流石博士です!」

ナタ「皆暴れん坊でな!仕留めるのに苦労したよ!」

ジョシュコフ「結局殺したのね(泣)」


ナタ「それではゾンビ製作を始める!」

ジョシュコフ「はい!」

ナタ「まずは骨格の形成だ!ワトソン君、君の全身の骨を寄越したまえ!」

ジョシュコフ「」

ナタ「ダメなのか?なら仕方がない。当初の予定通りゴリラの骨を使うとしよう…」

ジョシュコフ「なんでそんなに残念そうなんです!?」


~数時間後~


ナタ「よし!完成だ!」

ジョシュコフ「早かったですね!」

ナタ「私の腕があれば朝飯前よ!さあさあ我がゾンビ“ゲーティア”よ!今こそその産声を轟かせるのだ!!!フゥーッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

ジョシュコフ「(な、なんて禍々しい体つきなんだ…!それに博士のこの様子といい、まるで博士という魔術師がこのゾンビを召喚したかのようだ…!そいつは、まさに『ゲーティア』…!!!)」


ゲーティア「ウ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」

ナタ「おおお…!この世界へようこそ“ゲーティア”…!」

ジョシュコフ「は、博士、それはいいんですが大変です!」

ナタ「どうした!あとワトソン君、さっきまでよりなんか細くなったな!」

ジョシュコフ「なんであんたこっそり僕の肉使ってんですかああああああああああああああああああああああああああ!?」

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