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3-4. 車内にて

個室に辿り着くと急いで鞄を開けた。


少しファスナーを緩めたところで、彼が鞄から飛び出してくる。

彼は器用に上半身のみを鞄から出し、血眼になって周囲を見廻す。

その姿があまりにも滑稽で、だけれど笑うのは失礼で……私は必死に笑いを堪えた。


気付けば彼は警戒を解き、今度こそ鞄から全身を出していた。


彼が急に優しく近付いて来たので私は思わず身構えたが、考えてみれば下心があるのならば先日の誘いを断るわけが無いだろうと警戒を解く。


彼に荷物検査のことを聞かれて、そういえば特にチェックを受けたことも無かったことを思い出し、私は首を傾げた。


あの兵隊さんのおかげ……なのだろうか?


今度会う機会があれば、あの兵隊さんにはお礼を言わねばならない。

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