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   -------もし、願いが叶うなら。

    私はあのヒトに会いたい。

     もう一度だけ、あのヒトに会いたい。

       大切な、あのヒトに………。



「いいわ、叶えてあげる」

 凛とした声が、暗がりのラボに響いた。

 くるくる回るのは、日傘。

 とんと、厚底の靴の音が聞こえた。

「でも、すぐには無理よ」

 揺れるのは、黒いリボンで留められた、巻きくせのついたツインテール。

「少し時間が必要だわ」

 右手の人差し指を頬につけて、首を傾けながら、彼女は口を開く。

「それでもかまわないというのなら、叶えてあげる」

 強い意志を感じる、凛とした声。

「この『女王の眼』の、私が……ねっ♪」

 そして、また周囲を見渡して言う。

「ところで、ここの暗さはどうにかならないのかしら? ホント、辛気臭くてたまんないわ」

 ぶるっと震えて、そして、彼女は部屋を後にした。


 部屋の奥で小さな、声にならない声が言葉を紡ぐ。


   -------ありがとう。


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