表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『市影譚 / Cityshade Tales』

『市影譚 / Cityshade Tales』⑤笑う路地の受信機

作者:鳥ノ木剛士
 青森・弘前の寺町(禅林街)近く、こみせ通り裏の細い道で「ときどき笑い声が降ってくる」という相談が相次ぐ。男の笑い、女の含み笑い、まれにドラマの一場面のような短い悲鳴。夏の夜や雨上がりに多く、冬はほとんど聞こえない——理由は不明。近くに寺院や墓地があることも、噂に拍車をかけているらしい。
 桂一と相沢は“怪談”として現場へ。初夜は道具を出さず、足音と風の音にまぎれる「気配の濃い地点」を耳で拾い、地図に印をつける。
 世の中の怪奇の多くは仕組みで説明できる。けれど、説明の外側に残るわずかな余白も、彼らは否定しない。今回もまた、怖い道は「確かめて歩く道」へと、そっと姿を変えはじめる。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ