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AIRPORT ONE SHOT  作者: Common / Story By Sully Hughes


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11/11

Epilogue

――空は、今日も変わらずそこにある。

いくつもの想いを乗せ、いくつもの翼が行き交っている。

そこには、無数の“日常”が重なっていく。


誰もが見上げる空の向こう側。

それぞれが誰かの背中を見つめ、誰かに想いを託してきた。

怒り、涙、後悔、希望。

そのすべてが交差していく。


完璧ではなくても、人は人を支え、誰かを想って進み続ける。

なぜなら――それが生きるということだから――。


この空の下で、今日も人が人を導いている。


そして明日もどこかで、新たな物語が始まる――。

2026年10月―。


秋の夕暮れ。羽田空港ではオレンジ色の光が滑走路を染め、ガラス越しに柔らかく部屋へと差し込んでいた。管制保安部の静かな廊下に、控えめなノックの音が響く。


「失礼します。」


片山直樹は扉を開け、静かに一礼した。部屋の奥では佐藤健一が書類に目を通している。デスクの上には、湯気を立てるコーヒーと整然と並んだ書類の束。佐藤はゆっくりと顔を上げ、穏やかな声をかけた。


「来たか、片山。」


その声には、いつもの厳しさと共に、どこかためらいのような柔らかさがあった。


「お話があると伺いましたが?」


片山がデスクの前に立つと、佐藤は手元の書類を閉じ、ゆっくりと息を吐いた。


「……ああ、実はな。君に異動の内示だ。」


片山はわずかに目を見開き、短く息を止めた。ほんの一瞬、沈黙が訪れる。やがて静かに視線を落とし、表情を整えると、小さく頷いた。その顔には驚きと戸惑い、そして覚悟が交錯していた。



窓の外では、一機の旅客機が金色の空をゆっくりと離陸していく。

夕陽がその背を照らし、長い影を部屋の中へと伸ばしていった。




Naoki Katayama will return in AIRPORT 4.

片山直樹は"AIRPORT 4"で帰ってくる。



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