飲み会で知り合った女は? “実は整形サイボーグだった!”
“飲み会で知り合った女は? “実は整形サイボーグだった!”
俺はいつもの仲が良い男友達から飲み会に誘われた。
どうやら? “今日は、アタリ日らしい!”
可愛い女の子ばかりが今日は来ると聞いていたからだ。
・・・確かにこの日、集まった女の子達はみんな可愛かった!
どの子を選んでもハズレがないなんて、なんて日だ!
『おーい! みんな飲み物持ったか? じゃあー乾杯しようぜー!』
【おーう!】
『じゃあーカンパーイ!』
【カンパーイ!】
3対3の飲み会で、左に座った女の子と俺は直ぐに仲良くなった。
その子は、性格も明るく! 積極的に俺に話しかけてくれた。
『ねえ、海斗くんの? 好きな女の子のタイプってどんなの子?』
『聖園ちゃんみたいな子だよ。』
『もぉ~誰にでもそんな事言ってるんでしょ!』
『言ってないって! 聖園ちゃんしか言ってないから。』
『嘘でも聖園嬉しい!』
『やっぱり、そういうところ可愛いね。』
『もぉ~おだてないでよ~』
『本当にかわいいよ。』
俺は聖園ちゃんと話していくうち、いつの間にか好きになっていた。
最初は、話しやすいなと思っていただけだったけど、、、?
凄く話しやすいし、いい子だなと想ったんだ!
だから俺は聖園ちゃんと連絡交換だけして、その日の飲み会は終わる。
・・・そして後日、俺から聖園ちゃんに連絡をして二人で会う事に。
飲み会で会った時よりも、ラフな格好の聖園ちゃんにより心を奪われた!
“なんせ可愛い! 見た目が俺のタイプなんだ。”
俺はふと、聖園ちゃんと付き合いたいと思うようになっていった。
『“あのさ、会ってそんなに経ってないけど? 俺と付き合わない?”』
『えぇ!? で、でも、まだ私達、会うの2回目だよ。』
『好きになるのに、会う回数じゃないと俺は思うんだ!』
『・・・まあ、そうだけど、』
『いいじゃん! 俺と付き合ってよ。』
『もぉ~仕方ないな~付き合ってあげてもいいかな。』
『マジで?』
『マジで! 私と付き合いたいんでしょ!』
『勿論!』
『じゃあ、決まり。』
『ヤッター! 聖園ちゃんと俺、付き合えたぜーい!』
『良かったね。』
*
・・・そんな軽い気持ちで俺は彼女と付き合いはじめたのだが、
付き合って3カ月が経った頃、彼女から急に俺はこんな事を言われてしまう!
『・・・海斗、実は話してない事があったんだけど、聞いてくれる?』
『えぇ!? 何?』
『“・・・じ、実はね?”』
『ううん。』
『“私、全身! 整形なんだ。”』
『えぇ!? ど、どういう事、、、?』
『今まで整形にかかったお金は1臆円ぐらいはかかったと思うんだ。』
『・・・じょ、冗談だよね? 嘘でしょ!』
『本当だよ。 これが、整形する前の私。』
『・・・ま、マジかよ、全然! 今と違うじゃん!』
『見た目なんか関係ないじゃない、私が好きだから付き合ったんじゃないの!』
『・・・元々、これが聖園なの? 俺は今の聖園が整形なんて信じられないし、
まだ実感が湧かないんだ、』
『“私は海斗と別れたくないよ!”』
『ご、ごめん、まだ頭の整理がつかない、答えはまだ待ってくれないか、』
『・・・ううん、でも私! 海斗の事、信じてるから!』
『・・・・・・』
・・・でも結局、俺と彼女は別れてしまった。
“しかも? 彼女は整形サイボーグらしく、今もずっと整形を繰り返して
いるらしいのだ!”
“今の彼女の姿はなにもかも整形で出来ている!”
俺は整形美人を好きになってしまったようだ。
本来の彼女は、今のように美人でもなく“ただのブサイクな女の子。”
整形を繰り返すうちに彼女は、みるみるうちに美人になっていった!
でもそれは、“作られたもので、本来の彼女ではない!”
俺の考えが古いのか? 俺は整形した彼女を受け入れられなかった。
“心が狭い”と言われても仕方ないが、俺は“天然”の女性が好きなんだ!
イジってないありのままの女性と俺は付き合いたい。
だから今日も俺は、“飲み会に参加している。”
今度こそは、 “天然の美人の女性と付き合う為に、オシャレもしてきた。”
心は万全! いつでも俺の彼女候補で立候補してくれ!
何時でも待ってるぞ!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。