重要書類の暗号化事件 ~解読できるのは誰だ!?~
ある日、杉本さんはリーダーから大切なミッションを任された。
「杉本さん、この資料、来週の会議で使うから、データをパソコンに入力して保管しておいてくれる?」
「は、はいっ!!任せて…え、ええっと…」
突然の“重要ミッション”に、杉本さんは一気にてんぱりモード全開!
「えーっと、パソコン立ち上げて…資料を開いて…あれ?このフォルダでいいんだっけ?え、違う?いや、合ってる!?」
画面とにらめっこしながら、
「あわわ…資料のタイトルってこれで良かったよね?入力ミスは…あ、違う、こっちじゃなくて…!」
「よ、よし!入力はできた…はず!!た、多分…!」
杉本さんは額にうっすら汗を浮かべながら、
慎重に確認するも、不安げな表情は拭えない。
「で、データ保存…これで完了…っと!?(カチッ)」
心の中では、
「お願いだから、ミスってませんように…!」
と神頼み状態だった…。
次の日…
リーダーが確認のため、杉本さんが入力したデータを開こうとした時、異変が起きた!
「…ん?な、なんだこれは?」
画面には意味不明の文字列がズラリ…
“¥%$#@¥$-++_エラー_データ¥#@!!”
「杉本さん、これ…何か変なんだけど?」
「えっ!?ええええっ!?」
杉本さんが慌てて画面を覗き込むと…
見覚えのない暗号のような文字列が、書類の代わりに表示されていた。
「ど、どうしてこんなことに!?」
杉本さんはパニック!
「確かに、昨日ちゃんと保存しましたよね…?」
「まさか、ウイルス!? それとも、ハッキング!?」
杉本さんの頭の中では、
「機密情報が流出!?」 「施設が乗っ取られる!?」
という映画のような大惨事の妄想が繰り広げられていた…。
杉本さんは先輩職員の宮下さんを大慌てで呼び出す。
「宮下さん、大変なんです!データが変な暗号みたいになってて…!」
宮下さんは冷静モードでパソコンをチェック。
「うーん、これは…暗号化されたわけじゃないですね。」
「えっ?じゃあ、何が起きたんですか!?」
宮下さんは、“あるファイル”を見つけて苦笑い。
「杉本さん…これ、保存形式が『.txt』じゃなくて『.xls』で保存されてますよ。」
「えっ!?エクセルのデータをメモ帳形式で保存しちゃったんですか!?」
どうやら杉本さんは、エクセルのデータを間違えて“テキスト形式”で保存していたらしい。
「そ、そんな…!保存する時に選ぶボタン、間違えちゃったんですね!?」
「あるあるですね。でも、元データさえあれば直せますよ。」
「ほ、本当ですか!?よ、よかったぁぁぁ!!」
「じゃあ、元データを探しましょう!」と安心したのも束の間…
今度は“元データ”の保存場所が不明に!?
「えっと、確か…デスクトップに保存したはず…?」
杉本さんはパソコンの中を大捜索!
デスクトップ → 「あれ?ここには“施設の献立表”しかない…」
“報告書”フォルダ → 「あれ?去年のファイルしかない…」
“杉本のフォルダ” → 「…ん?“謎のファイル_最終版(仮)”って何ですか、これ?」
「えええ~!?どこに保存してたんですか~!?」
なんと、パソコンの“ゴミ箱”フォルダ!
「ええええーーー!?ゴミ箱の中!?」
実は杉本さんは、「もう終わった作業だ」と思ってうっかり削除してしまっていたのだ。
「宮下さん、ありがとうございます…!助かりました~!!」
ゴミ箱からデータを復元し、
宮下さんの手で暗号化(?)されたファイルも無事に元通り!
「これで大丈夫ですね!」
「はぁ~…本当に、みなさんに助けられてばっかりです…」
杉本さんはホッと胸をなでおろし、
リーダーも「よかった、よかった」とニッコリ。
翌日、安心した杉本さんは新しい資料を入力していた。
「よし、今度は間違えずに保存して…」
《カチッ》
…しかし、保存先の選択画面で、
またしても「ゴミ箱に入れる」ボタンを押してしまった。
「えっ、あれ?またゴミ箱!?」
施設の仲間たちは、
「杉本さん、今度こそ慎重にね!」と笑いながらフォローするのであった…。




