表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

重要書類の暗号化事件 ~解読できるのは誰だ!?~

 

 ある日、杉本さんはリーダーから大切なミッションを任された。


「杉本さん、この資料、来週の会議で使うから、データをパソコンに入力して保管しておいてくれる?」


「は、はいっ!!任せて…え、ええっと…」


 突然の“重要ミッション”に、杉本さんは一気にてんぱりモード全開!


「えーっと、パソコン立ち上げて…資料を開いて…あれ?このフォルダでいいんだっけ?え、違う?いや、合ってる!?」


 画面とにらめっこしながら、


「あわわ…資料のタイトルってこれで良かったよね?入力ミスは…あ、違う、こっちじゃなくて…!」


「よ、よし!入力はできた…はず!!た、多分…!」


 杉本さんは額にうっすら汗を浮かべながら、


 慎重に確認するも、不安げな表情は拭えない。


「で、データ保存…これで完了…っと!?(カチッ)」


 心の中では、


「お願いだから、ミスってませんように…!」


 と神頼み状態だった…。


 次の日…


 リーダーが確認のため、杉本さんが入力したデータを開こうとした時、異変が起きた!


「…ん?な、なんだこれは?」


 画面には意味不明の文字列がズラリ…


 “¥%$#@¥$-++_エラー_データ¥#@!!”




「杉本さん、これ…何か変なんだけど?」


「えっ!?ええええっ!?」


 杉本さんが慌てて画面を覗き込むと…


 見覚えのない暗号のような文字列が、書類の代わりに表示されていた。


「ど、どうしてこんなことに!?」


 杉本さんはパニック!


「確かに、昨日ちゃんと保存しましたよね…?」


「まさか、ウイルス!? それとも、ハッキング!?」


 杉本さんの頭の中では、


「機密情報が流出!?」 「施設が乗っ取られる!?」


 という映画のような大惨事の妄想が繰り広げられていた…。


 杉本さんは先輩職員の宮下さんを大慌てで呼び出す。


「宮下さん、大変なんです!データが変な暗号みたいになってて…!」


 宮下さんは冷静モードでパソコンをチェック。


「うーん、これは…暗号化されたわけじゃないですね。」


「えっ?じゃあ、何が起きたんですか!?」


 宮下さんは、“あるファイル”を見つけて苦笑い。


「杉本さん…これ、保存形式が『.txt』じゃなくて『.xls』で保存されてますよ。」


「えっ!?エクセルのデータをメモ帳形式で保存しちゃったんですか!?」


 どうやら杉本さんは、エクセルのデータを間違えて“テキスト形式”で保存していたらしい。


「そ、そんな…!保存する時に選ぶボタン、間違えちゃったんですね!?」


「あるあるですね。でも、元データさえあれば直せますよ。」


「ほ、本当ですか!?よ、よかったぁぁぁ!!」


「じゃあ、元データを探しましょう!」と安心したのも束の間…


 今度は“元データ”の保存場所が不明に!?


「えっと、確か…デスクトップに保存したはず…?」


 杉本さんはパソコンの中を大捜索!


 デスクトップ → 「あれ?ここには“施設の献立表”しかない…」


 “報告書”フォルダ → 「あれ?去年のファイルしかない…」


 “杉本のフォルダ” → 「…ん?“謎のファイル_最終版(仮)”って何ですか、これ?」


「えええ~!?どこに保存してたんですか~!?」


 なんと、パソコンの“ゴミ箱”フォルダ!


「ええええーーー!?ゴミ箱の中!?」


 実は杉本さんは、「もう終わった作業だ」と思ってうっかり削除してしまっていたのだ。


「宮下さん、ありがとうございます…!助かりました~!!」


 ゴミ箱からデータを復元し、


 宮下さんの手で暗号化(?)されたファイルも無事に元通り!


「これで大丈夫ですね!」


「はぁ~…本当に、みなさんに助けられてばっかりです…」


 杉本さんはホッと胸をなでおろし、


 リーダーも「よかった、よかった」とニッコリ。


 翌日、安心した杉本さんは新しい資料を入力していた。


「よし、今度は間違えずに保存して…」


 《カチッ》


 …しかし、保存先の選択画面で、


 またしても「ゴミ箱に入れる」ボタンを押してしまった。


「えっ、あれ?またゴミ箱!?」


 施設の仲間たちは、


「杉本さん、今度こそ慎重にね!」と笑いながらフォローするのであった…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ