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Pandemicafter  作者: 鈴花雪嶺
第一章 Pandemicafter
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罪:それからは逃れられない

 あの日――――ゾンビ(ひと)を殺したあの日から、俺は、毎日うなされていた。


 自分が、自分の手で人を殺したということを認識してしまったら、自己嫌悪というか自己忌避が止まらない。


 毎日夢に彼が出る。


 俺が殺した彼が……


 

 

 俺はバイトを始めた。家の近くのファミレスがちょうどバイトを募集していたのでそこで働くことにした。これまでは両親が俺のためにためてくれていた遺産を使って生活していたが、学校からの援助金もなくなった今、自分で働かないと本当に生活できない。


 飲食店のいいところは何と言ってもまかないが出るところだろう。俺のような金のないやつでも無料で飯にありつける。


 毎日それなりに客は来る。覚えるべきこともたくさんある。毎日があっという間に過ぎていく。……でも、夜だけは長く、俺を掴んで離さない。


 どれだけ毎日が忙しくても、俺はうなされ続ける。人を殺したという重く大きい十字架を背負いながら。

今回も読んでくださりありがとうございます。高評価、ブックマーク登録もありがとうございます。いつも励みになっています。

不定期投稿ですが、次回も読んでくださると嬉しいです。

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