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Pandemicafter  作者: 鈴花雪嶺
瓦解
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再会:予想できない展開

場所を移して先生のくれたアタッシュケースを開けると、中には黒い籠手が入っていた。なんとなくだが、Z部隊の装備と同じ材質な気がする。そのほかにも、拳銃と冊子がはいっていた。どうやら冊子はこれらの装備の説明書のようだ。


 俺はそっとアタッシュケースをとじた。守る約束がまた一つ増えてしまったからだ。


 避難所に戻る前に気持ちを落ち着けるか?涙のあとは消した方がいいか?


 思考を巡らせながら避難所へ向かう。


 「キャァァァァァァ!」


 突然、大勢の叫び声が聞こえる。方角的に避難所からだろうか。急いで戻るとZ部隊がゾンビと戦っていた。ゾンビは避難所の中からあふれ出てくるようだった。


 このままここにいるとまずい気がする。すぐに別の避難所へ向けて逃げ始めるが、道中Z部隊の話し声が聞こえた。


 「なにぃ!?各地の避難所でゾンビがあふれているだと!?わかった。すぐに応援に向かう!」


 どういうことだ!?これも政府の計画なのだろうか。いや、きっとそうだ。


とにかく逃げる。このあたりも少しなら知っている。いい隠れ場所といえば……ゾンビ災害で家がなくなった人がたくさんいる橋の下か小さな公園の裏の山の中だろう。


……よし。山だ。山の方がいい気がする。


山に向かって走っていると、足に違和感を感じ、その直後、俺は地面に倒れてしまう。


アタッシュケースは何とか落とさなかった。


血が出ているようだが、地面に垂れると痕跡が残り俺の体のことが知られる可能性があるため、すぐに立ち上がり、持っていた警棒をいつでも出せるように構える。


すぐ横の路地に何かいないか?


ちょうど夕方で暗くなってきているためくらがりに隠れて顔は見えないが……


警戒しながら近づくと……


「!?」


そこには入院患者の着るような服を着た夜月零がいた。

今回も読んでくださりありがとうございます。高評価、ブックマーク登録もありがとうございます。いつも励みになっています。

今回の投稿でパンデミックアフター第二章完結となります。ここまで読んでいただきありがとうございました!思っていたよりも短くなってしまいました。次回はとある小説家を明日の10時に更新します!

次回も読んでいただけると嬉しいです!

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