普通の毎日(クズ)
初の小説の投稿です。一応ギャグ小説なので、笑って頂けたら幸いです。
俺は山田修也。別に普通の陰キャだった。
一人暮らしを始めて、家に籠ってばっかりの生活だった。友達はネトゲで知り合った奴しか居ない。毎日朝から晩までゲームして、金は働いていないので親から盗んでいた。親は勿論納得していないが、俺の家の場所など知らず文句も言えなかった。実家の家の鍵は俺も持っている。
そんな訳で、今日も飽きずにゲームをしていた。寝不足だなんて気にしてられるか。ボイチャで友達と作戦を練っては、次々と敵を倒していった。だが、反省会の時に話題が俺になった。
『そういえばSってなんの仕事してんの?』
相手に悪気はないが、それが余計に俺の心を抉った。ちなみにSは俺だ。俺はまだネットを信用してる訳じゃないから、本名は使わない事にしている。いや、皆そうなんだけど。修也の頭文字のSを取っただけ。面白くない?俺は面白くねぇよ。
「ん、あー、会社員だよ」
ニートだなんて言える訳ない。とりあえず簡単な嘘を吐いた。どうか深掘りしないでくれ、と祈る。
『そうなんだ。俺は会社の社長やってる』
うわ、人生成功してる人だ。俺とは天と地程の差がある。
「え、社長って、御前ゲームやってて大丈夫なのかよ」
『今サボってるからさぁ』
良かった。隠れ陰キャだった。これ以上キラキラしてたら友達辞めるところだった。いや、そんな事言えないんだけど。自分の意見を言うのは苦手だから。ていうか、言えてたらとっくに働いてるわ。
という感じで、俺の一日は終わる。毎日似たような日々だが、ゲームが出来れば俺は幸せだった。明日はどんな作戦にしようかと、胸を膨らませる。
しかし俺はまだ知らなかった。明日はいつもと同じような日は来ない、と。
どうでしたか?私は疲れました(笑)