もう、友達じゃない。
少し間が開いちゃいましたね。
すみません。
っていうか本当に気軽にコメントしていただいていいんですよ?
して頂いてるんだとしたら届いてないのかな...?
待ってまーす!
基地に戻った時、軽く挨拶して皆はそのまんま解散したようだった。
纏まって酒場に行く奴らもいたが、俺は行かない。
ゲームの中だから問題はないんだけどな。
いつもこんな感じだから
「酒場には行かないのか?」
「はい。なんとなく行きづらくて...」
「そうか...で、話は変わるがな、あのエース、イギリス戦線からアメリカの前線の方に配備されるようなんだ...
まあだからなんだという話だが、アメリカ空軍に来るか?」
「行きます」
「食い気味だな!」
他の僚機も異論はないようだった。
「一撃離脱も格闘戦も出来る機体があるでしょう?
乗ってみたいんです。WW2最優秀戦闘機と呼ばれる戦闘機...P-51Dに。」
「いいだろう。ついてこい」
コンバート窓口...まあ、所属する国家を変更する時に使う場所になる。
普通はそうそう使わない場所だ。
「この4人をアメリカに移籍だ。」
「了解しました」
女の人の姿をしたNPCが、キーボードになにかを打ち込んでいく。
俺らにはディスプレイは見えないが...気にしてはいけないと言ったところか。
「登録、完了しました。引き続きお楽しみください。」
窓口のカウンターの横にある門が開いた。
向こうに見えるのはアメリカ軍の軍服。
俺達もいつのまにか衣装が変わっていた。
「さあ、アメリカ軍へようこそ!」
「あの、イギリスの皆さんには...」
「大丈夫!話はつけてある」
「ありがとうございます」
「そいじゃあ、最初に育成用飛行場に設定してある真珠湾に登録しとくから、落ちちゃって大丈夫だぞ!」
「はい。ありがとうございました!」
視界の左上にある『メニュー』と書いてあるボタンに指をかざし、そのまま右に引っ張る。
衣装やらプロフィールやらの項目があるところの1番端っこに『ログアウト』ボタンがあった。
「では、お疲れ様でした」
「おう!」
ボタンに手をかざし、そのまま指を前に出すと、また少し落下するような感覚の後すぐ現実に戻ってきていた。
「...本当に移籍したんだね...」
いきなり隣から聞こえてきた聴き慣れた声にドキッとしながら、その声の主に向き直る。
「...そうだな」
「でもアメリカ軍機って格闘戦に向いてないんじゃないの?
本当に大丈夫?」
「問題ない」
これは説明が必要そうだ。
かけられていた布団...あれ?
まあいいか。
布団を退けて起き上がる。
「格闘戦について何か勘違いしてないか?」
「?」
「旋回戦と格闘戦は違うんだぞ?
単純に旋回だけで戦うのが旋回戦、さまざまな機動を織り交ぜて後ろを取ろうとするのが格闘戦。
ちなみにP-51Dは腕があれば、ゼロ相手に縦方向の格闘戦ができるほどなんだぜ?
強力なエンジンと良好な空力のおかげだな。
最終型のP-51H...まあ、実装されているかはわからないけど、あれば格闘は強いし速度は速いし機体は頑丈だしで凄まじい機体性能だと思うぞ!」
「そ...そっかぁ...」
何を言っているかわからなそうな顔をしていたので話すのはやめておく。
「ところで奈緒、布団ってかけてから寝た?」
「ううん?かけてくれたんじゃなかったの?」
「やっぱりか...」
その時、ドアがバン!と開いて人の影が床に映った。
「おはよう!どこまで行ったのかな⁉︎」
「どこにもいってません」
やっぱり父さんか。
母親は何か気を遣っているのか部屋に勝手に入ってこようとはしないので父じゃないかと思ったのだ。
「そ、そうか...たたないとかじゃないんだよな?」
「失礼な!ちゃんとたつわ!」
「いけないんだー!おれの息子が女の子の前で下品なこと言ってるー!」
「あっ...⁉︎」
奈緒の方を見る。
特に恥ずかしがる様子もなくこう告げてきた。
「大丈夫だよ?男の子ってそういうの好きだよねー!」
とだけ言って下に行ってしまった。
ちなみにこの時の奈緒の頭の中はこんなだった。
ー何て話してるの⁉
私だって年頃の女の子なんだよ⁉︎
流石にナニがたつっていう話なのかぐらいはわかるんだよ⁉︎
でもそれって私に興奮してくれてるってわけで、しかもそれって私に好意が...!ー
そこまで考えたところで頭が破裂しそうになったようで、そこから先は何も考えないようにしていたらしい。
トニカクカワイイ。
異論は認めない。いいね?
上手く表現出来てますかね?
特にこの2人の感情に力を入れて書いてます。
こうした方がいいよっていうのがあればどしどしくださいな!
感想みたいなのでもなんでも歓迎ですよ!