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異世界に呪いは付き物です!  作者: 来葉
第一章 魔窟  〜侵略と反逆の兆しと森狩族との出会い〜
7/38

鑑定 

ステータス、と念じる。


-----------------------

岩樹冬仙 人間 男 16


Lv.462


STR 6→25

AGI 8→15

VIT 4→ 4

MGK 3→35(5/35)


スキル

〈時間停止Lv.1〉〈刀剣術Lv.1〉〈体術Lv.2〉

〈鑑定Lv.2〉


異能

〈第六感覚〉〈第九感覚〉〈生命確認〉

〈記憶喰い〉


魔法

〈火魔法Lv.0〉〈土魔法Lv.1〉〈黒魔法Lv.0〉


称号

〈召喚されし者〉〈神殺しの子〉

-----------------------


レベルアップした割にはステータスはあまり上がってない。計52か。レベル10でどこかが1上がって、魔石摂取でMGKが上がるのか。今回は12かな?つまりあの狼の魔石の魔力値は12なのか。


それでは、重鑑定やりますか。土魔法Lv.1って何が出来る?


『土魔法 Lv.1

土魔法を使えるようになった者。魔力を通す事で土を動かせるようになると共に、魔力を用いて土を作り出せる。尚、その土は球体限定であり、それは打ち出すしか出来ない。レベルが上がれば他の形にも出来るようになる。

魔法名〈土球(アースボール)〉魔力最低量:1』


ふーん、じゃあちょっと魔法使ってみるか。今は残り5・・・黒狼は30Kgあるのか。じゃあ魔力を抑えて・・・て、魔力ってどう操作するんだ?さっき袋に入れた時に何かがごっそり抜けたな。あれが魔力だと仮定して、手に集める。土を想像して・・・


土球(アースボール)!」


現れた土は真っ直ぐ飛んでいき、壁に当たる。ステータスを確認すると3減っていた。やがて球は壁に当たり、ドゴン!と大きな音が鳴る。すると、狼が数匹現れる。見た所六匹か。俺は刀を構え---


「紫幻一刀---雷切」


それで一匹を斬る。次の二体を時間停止で止めて回避最後の三体の内、一匹を狙いに定めて---


「紫幻六刀---燕返」


これは一体を斬り上げつつ、体を捻り後ろを斬りつける。そうやって止めた一体を斬り下ろす。そのまま---


「紫幻八刀---円神」


俺はさらに体を捻りつつ後ろまで薙ぎ払う。後ろ後ろなので実質元々向いていた向きになる。これで後ろに送った二体を斬り殺せた。更に前にいた一体も斬れていたようだ。最後に最後にレイピアのように構え、最速の(単発技では)突きを放つ---


「紫幻七刀---微突」


何故微とついてるのかは分からない。最近の言葉で微レ存と言うのが有るらしいが微分子という意味の微なのだろうか?まぁ良い。これで6体相手に勝てたか。血統流は対人、しかも一対一の戦いが多い。故に一対多は珍しいのだ。かと言ってしんどいわけでは無い。速い奴から斬れば良いだけだからな。

俺は包丁---どうしても宝刀と言った方がしっくりくる---で黒狼を解体して行く。その過程で魔石を取り出し摂取をする。さて、レベルアップはしてるのかな?


『レベルがアップしました。レベルが584に上昇しました。刀剣術がレベル4に上昇しました。土魔法がレベル2に上昇しました。』


やはり上がったか。てか待っていたのか?随分タイミングがいいな。刀剣術がレベル4か。この戦いで6、7、8を使ったからな。て事は全部きちんと使えばすぐにレベル十まで上がるって事か。案外楽だなぁ。ステータスを確認する。スキル欄は今回はパスで。すると脳内アナウンスが響く。


『それでしたらアナライズと認識して下さい。スキルのみの確認の場合はプロバディとお願いします。それでは。』


大事な事を告げて逃げていく。それでもいいか。なんとなくで声に出す。


「アナライズ」


-----------------------

岩樹冬仙 人間 男 16


STR 25→31

AGI 15→18

VIT 4→ 6

MGK 35→108(108/108)

-----------------------

さて、お気づきだろうか?実は黒狼は非効率的なのだ。魔石で12魔力が回復しても、必要なのは30前後なのである。幸いと言っていいのか、少し腹が空いてきた。俺は説明文にあったように壁に魔力を通して部屋を作成してみようと思う。そこで狼を一匹、いや二匹食べておけば良いのだろう。起きたら一匹で計3匹だ。ちょうど良いな。だがまずは部屋作りだ。


俺は手頃な壁に手を当てて念じる奥行きは・・・そうだな15mぐらいか。幅は狼1匹が通れる位の役4mにしよう。高さは6m位で良いか。さて完成だ。魔力もいい感じだな。俺は3匹を袋に入れる。相変わらず魔力が一気に持って行かれるなぁ。後はこの部屋の中に黒狼を入れて、OKか。しかし俺はここで気付いてしまう。つい独り言が漏れるぐらいに。


「確かにね?あの包丁で切ったから生でも喰えるとは思うよ?だけどなんか嫌じゃん。生で喰うのは刺身で充分だと思うの。確かに刺身だって魚の肉を生で喰ってるよ?だけどそれとこれは違うじゃん。ならどうする?そうか火があればいいのか。でも火種どこだ?・・・あぁ魔法か。しかしレベル0だぞ?まぁ火を扱う魔物に出会えれば良いんだろうけど居るのか?いや、居るに入ると思うけどこの場所に居るのか?・・・よし決めた。」


「火の魔石を持ってる奴を殺す!」


実はこの時に生で食べていればあんな事にはならなかったんだろうな、と後から思った。だけどあの出会いが俺を変えてくれたとも言えるのかもしれないと思う。そんなこんなで俺はまだ見ぬ火の魔石持ちを探す事にしたのだった。




まだ火の魔石持ちの奴をどうするか決めてません!良いのかそれで!?と思う人多いと思います。しかしそれで良いのです。コンセプトは決まってますし。このままで行くとネタバレしますが狼でます。一応この階狼しか居ないので。おや?そうなるとあの巨人は一体・・・教えません!

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