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異世界に呪いは付き物です!  作者: 来葉
第一章 魔窟  〜侵略と反逆の兆しと森狩族との出会い〜
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魔窟

光が消えるとそこは洞窟だった。所々緑色に光っている。一体何故光っているんだ?鑑定をしてみると


魔窟緑光石(ライト・ストーン) ランクB

魔窟の魔素に侵食された光石。魔窟の外では光らない。〉


ふと気になって「魔窟」を鑑定してみた。すると、


〈現在のレベルでは鑑定できません〉


と出た。追加の鑑定にはレベルを高めなければいけないみたいだ。鑑定の回数が一定を超えれば高まると思うのでまずは武具二つを鑑定する。


〈呪刀・神封 ランクS

とある神を封じた刀。元は全てを切り裂く刀であったが最上位神#*$£が、その力を封じた為に呪いとなった。よって、この刀には二柱の神が宿っている。〉


と出る。


「・・・は?え?宝刀じゃねえってどう言う事?鑑定がバグったってどんだけ上のやつなんだよそいつは。てか神が二柱ってどんだけだよこれ。え?なんで壊れてないの?」


うーん、まだ謎は多いが次だ。包丁を鑑定する。


〈神刀・浄羅 ランクS

全てを浄化する短刀。死体を切れば毒を消し、未練を消す。〉


うん、謎だ。何故こんなものを母さんは持ってた?てか、普通にやばいやつだろこれ。全てを浄化?毒が消える?食糧問題解決じゃねえか。てかうちの家で誰も食中毒にならないのこれのおかげなんじゃねぇの?最後に次元の袋を鑑定する。


次元龍の袋(アイテムボックス) ランクS

次元龍から直接作った魔法袋。その容量は無限である。しかしその代償として出し入れに魔力を用いる必要がある。1Kgにつき魔力1。〉


うん、前二つよりかは常識的だったな。・・・な訳あるかぁ!無限って!無限って・・・!いくら魔力が必要でもこれは嬉しい!すると、頭の中に声が響く。


『脳内アナウンスです。これからよろしくお願いします。スキルのレベルが上がりました。鑑定のレベルが2に上がりました。これにより追加鑑定が可能になりました。』


脳内アナウンスさんだった。ってはぁ!?なんでアナウンスが挨拶してくんのさぁ!?こう言うのってAI的なのがやるんだよなぁ普通はよぉ!?驚きで忘れそうになったけどこれで追加鑑定出来るぜヒャッハー!まずはステータスプレートの魔法だ!


〈魔法

その者が使える属性を示す。基礎属性として、火、水、風、土、黒、白、無が、上位属性として、炎、氷、嵐、地、闇、光、回復が、覚醒属性として(えん)、凍、雷、地獄、神界、精霊となっている。それぞれ未開現の時はLv.0になっており、開現する事でLvが解放される。それぞれMax Lvは10であり、基礎属性、上位属性は、条件を満たすことによって進化する。魔法によって使用できる魔法は決まっている。〉


次はスキルの時間停止(タイム・ストップ)


時間停止(タイム・ストップ) Lv.1 ランクD

視界に入っている物体を三秒間止める。なお、止めた瞬間に込められている力学的エネルギーは放出される。数はLv.1で3体。レベルが上昇する度に二体ずつ増えていく。Maxlv.10〉


・・・?強さとランクが合ってないな?慣性の法則は成り立つが、視界内に留めておかなければならないってやつか。確かにちょっと使い辛いな。ランクってどう決まってるのだろうか?『ランク』を鑑定してみる。


〈ランク

物事の優劣を示す指標。下から順にCBASDEFGとなっている。【D〜Gは隠しランクであり、それぞれ、common、basic、ancommon、Special、Deuce 、error、fake、 Godの頭文字である。】〉


・・・ま、まじか〜〜。Sの上だったか〜。もういいや、諦めよう。多分異能も全部隠しランクなんだろ?てか、【】の囲みって何?特殊条件か何か?まあいいや、もう。異能の確認をしよう。


〈第六感覚 ランクD

敵意を察知する。線で見える。その色は見やすい色になっている。〉


〈第九感覚 ランクD

その種族を殺した時、それ以降その種族の魔石の位置を視認できる。名前が違う魔物は違う種族である。〉


生命確認(ライフ・チェック) ランクD

相手の生命残量を把握できる。〉


魔石とは何だろうか?


〈魔石

魔物に必ずある石。それがなくなるとその魔物は死ぬ。一部の魔物の魔石には魔力が込められていたりする。〉


これ、実はかなり相性良いのでは?実際止めてしまえば後は血統流の剣技で斬れる。後は何か調べることは・・・・・・うん。今はないかな。て事で、さっさとここクリアするか。目の前にはT字路。右か左か・・・左だな。何かいる。俺は刀を腰だめに構える。T字路に差し掛かると、目が三つある黒狼に遭遇した。黒狼は俺に向かい飛びかかってくる。それに対し俺は時間停止を用いて相手に噛まれないようにしてから血統流の型を使用する。

「紫幻一刀ーーー雷切」

黒狼の顔の左側が斬れた。返す刀を斜め上に上げることにより、狼は絶命した。生命確認でもそれは把握できた。脳内アナウンスが流れる。


『レベルが上昇しました。Lv.462に上昇しました。各種ステータスが上昇しました。スキル〈剣術〉が〈刀剣術〉に進化しました。奥義〈紫幻刀〉を獲得しました。』


・・・何やらスキルが進化したっぽいが、把握したのでステータス値は見なくて良いだろう。よっぽど困る事はないと思うし。そういえば、この狼に鑑定は効くのだろうか?試してみよう。


--------------------ーーー

魔窟(ダンジョン)三眼狼(ドライウルフ)(シュヴァルツ) ランクA Lv.523 死


魔窟の中に存在する狼。三眼は覚醒の証であり、強者の印でもある。その中でも黒は魔素との順応が高い個体を指す。


獲得可能スキル

〈土魔法Lv.1〉

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どうやったらこのスキルが手に入るのだろうか。想像が出来ない。・・・いや、もしかしたら魔石を取り込めばそのスキルが手に入るのでは無いか?何故なら魔石とは恐らく思念そのものなのだから。魔法や剣術などの経験は魂に残ると言われている。それならその魂を取り込めば良いのではないか。こいつは一体目だから魔石の位置が分からない。よって、地球の狼と同じように解体をしていく。その途中で魔石と思われる物を発見した。鑑定でも魔石と出ている。火魔法が使えない現在は体の部分を次元龍の袋に入れておく。すると、何かが体から消えていくのを感じる。これが魔力か。さて、魔石を食べてみるとしますかね。




スキル使用回数:1


何故冬仙が感覚に驚いてないかと言うと、そもそも第六感覚は地球でも感じていたので今更感が半端ないだけです。


追記

あと、炎は『ほのお』です

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