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異世界に呪いは付き物です!  作者: 来葉
第二章 死街 ゲヘナ
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呪い 王醜鬼 覇醜鬼

タイトル回収の第一歩


ゴブリンの集落。発見した時は速やかにギルドに伝え、即刻討伐隊が組まれるシステムとなっている。そう聞いている俺は急いでギルドに戻った。そしてカウンターに向かいとりあえずクエストの袋を出す。


「クエスト終了だ。それとゴブリンの集落を発見した。場所はそこの森。こっからどうすればいい?」


受付嬢はクエストの集計をしつつ


「クエスト完了を確認しました。ゴブリンの集落については今から二時間後に討伐隊を組み、即刻討滅に移ります。報告ありがとうございました」


そして俺が離れ、少し待っていると、


「ゴブリンの集落確認の報告を受けました!規模が確定していない為今回はD級以上とさせていただきます!参加したい人達は受付ロビーにて受付をお願いします!」


なるほど、今回はって事は違う時もあるのか。まぁ受けさせてもらうとするか




場所は変わりギルド長の部屋。ギアンは仕事に追われていた。そんな中、一人の受付嬢が入って来た。


「ギルド長!ゴブリンの集落が確認されたようです!規模不明!どうしますか?」


ギアンは考えている。規模が分からなければどれくらいの規模で攻めればいいのか分からない。つまり今回はこれまでのセオリーに則るしかないと言う事だ。


「今回はまずはD級以上にしておけ。そして被害が大きくなって来たらC級以上だな。頼んだぞ」




時は流れ二時間後、ゴブリンの集落討滅の集団が形成された。規模はおよそ百人。練度は少し心許ないが、それはD級になりたてのような人がある程度いるからだ。B級パーティーの【夜想の主】が参加している為安心している人も多くいる。


そしてゴブリンの集落の近くについた。気配を探してみると、数が多くなっている。これは急がなければならない。今回のリーダー、【夜想の主】のリーダーである【ハンス・ネマレイト】が左手を上げ、


「待て、ゴブリンの集落が近くなっている。皆の物、準備はいいか?行くぞ!」


始まるか。今回は時間をかけるわけにはいかない。時間が経てば経つほど相手に有利になるのだ。最優先はゴブリンキング。その後、他の奴らだ。無我の状態ほどでは無いな。


「巡り巡りて今紡ぐ---


 我は願うは人の天---


 終世の果ての魂滅よ---


 原初の果てに蘇れ---


 願い潰えた現人神よ---


 破滅を望みし死の神よ---


 我が願いを叶えよう---


 力巡りて円環と為せ---


 血統流---奥義---輪廻」


さぁ、始めよう。


「血統流---紫幻---零刀---極---終滅世」


切り刻め。災禍の如く。呪いの如く。それが我等の道ならば。


「屍晒せ、それが貴様の命運だぁ!」


斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って、やっと辿り着いた。


「紫幻一刀極---雷微斬---」


さぁ、ゴブリンキングの首はとれた。これでおしまいか。・・・?俺は何かを感じた。なんだこの感じ・・・どこかで会ったような気が・・・


「・・・・・・・・・っっっ!!!」


「ギギギャ・・・ギギャ・・・」


空から降って来たそれはゴブリンキングよりも数倍強いやつだった。まぁ赤古龍と比べたら古龍の方が強いように感じるけど。けれどもこいつには何か、そう、呪いのようなものを感じる。実際に体には紋章が浮かんでおり、しかもそれはただの魔法では無いように感じるのだ。このまま放っておいては負ける。そう思った時、俺は刀を抜いていた。


「お互いの命尽きるまで、やり合おうか・・・まだ討滅は時間が掛かりそうだし、魔法使わなくても勝てるくらいの力の差があると思うからな。


まぁ、この戦いが終われば集落も討滅出来たと言い切れるのは確かだと、俺は知っていた




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