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異世界に呪いは付き物です!  作者: 来葉
第一章 魔窟  〜侵略と反逆の兆しと森狩族との出会い〜
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勇者---班分け・発表・始動

実はこれ完成したの昨日の事なんです。かなり焦りましたね。いや、別に何か用事があったわけではないんですけど、・・・はい。サボってました。すみません。班分けをするために名前とか考えたりはしました。スキルとかはこれから考察していかなきゃなので、もしかしたら、無いかもだけど、更新できない週があるかもしれません。そしたら申し訳ございません。全力で謝罪します


班のメンバーを決めるなら私は早々に決めさせてもらおう。その方が今後に良いと思うし。


「それでは私から。翔玄さんと天道、加藤さんと竹田さん、あとは・・・誰でも良いですね。お二人は希望は有りますか?」


すると阿部のやつが手を上げた。


「ならこっちは千寿と萌歌、明梨に玄随、それと健吾をもらっても良いか?」


「私は問題ないけど、奏さんは?」


なんか知らないけど押し付けたい人全員行ったよ。これは私も驚いた。信用できないのよねぇ。基本的に。奏さんは、


「あ、私は誰でも良いよ・・・。苦手な人、今残ってる中にいないし。強いて言えば金津くんかなぁ・・・。」


「それなら彼は私の班で貰うわ。親の仕事で元々の交流もあるし適正でしょう。」


ふー。これで第一段階はクリアね。


「それでは全員を呼びましょうか。明日からまたよろしくお願いします。・・・あぁ、三十分後にまたここで良いですか?呼ぶのにも時間がかかるでしょう?その間にスキルのチェックも行っておきたいので。」


全員が賛成して五分後、私と翔玄は闘技場に来ていた。スキルの確認をするためだ。この場には天道と奏さんも来ている。


「それじゃあ試してみましょうか。私、さっきの模擬戦でレベルが上がったの。だから私のスキルは発動できるわ。じゃあ行くわよ?・・・【逆境の主】」


私の体が少し重くなったように感じる。ステータスダウンの影響か。

翔玄が刀を構える。居合のようなものではなく、すでに抜刀してある状態だ。


「それでは行くでござる。・・・【決闘】。」


私はステータスを確認する。戻っているようだ。


「ありがと、貴方のスキルで私のスキルは無効化出来るみたいね。・・・じゃあ一撃ルールでやりましょうか。何番がお好きで?」


一撃ルールとは、お互いが一つの数字の技を放ち、どれほど深く、どれほど早く止めれるのかが大事なルールだ。私は普段から一を選ぶし、冬仙君ならその時の気分だけど二が多めかな?天道は八ね。確か翔玄は・・・


「五でお願いするでござる。」


そう五。『表裏』ね。技を裏返し自分を透過させる技。しかも五って・・・


「まさか槍の苦手な五を選んでくるなんてね。まぁ良いわ。それでも負けないから。宝槍の継承者、舐めないでよね。」


お互い止まって。私は槍の左側に体を添える。


「「紫幻五槍(刀)---表裏」」


お互いが背中合わせになっている。お互い振り返って距離を確認する。この場合---


「拙者の負けでござるか。中々、これが越せないでは有りませんか。強くなられたでござるな。姫。」


私は返す。


「あら?それでも少し焦ったわよ?貴方、五だけは上手いんだから。この前だって冬仙君が『いつか五は越されそうだな。』って言ってたわよ?だから胸を張りなさい。」


それだけ言って私は食堂に戻る。

しばらくして、クラスの人達十八人が揃った。


私が前に出る。


「皆さん、この世界に召喚されて一日目が終わろうとします。なので、これからの事を説明させていただきますね。まず、これから一週間は武器の握り方や振り方、あとは体力トレーニングをしてもらいます。」


突然の事に驚いている人たちが多い。ここはちゃんと理由を告げるべきか。


「あなた方は地球で、いや、日本で過ごしてきているので武器の扱いがなっていません。なのでまずはその辺りの基礎から始めなくてはならないからです。いきなりの実戦は自殺行為と何ら変わりませんからね。何をするかについては適宜説明させていただきます。」


そしてその後のことについても説明をする。


「それからは生物を相手にした戦闘訓練。もちろんチームメンバーとの連携訓練にもなりますので手を抜かないように。チームについては後ほど説明させていただきますね。もしここで手を抜くと貴方のせいでチームメンバーが亡くなることになりますからね。それだけは忘れないで下さい。」


そして最後の工程を説明する。


「そして今から一ヶ月後、地上に降りてからは班ごとの行動になるかと思います。それからの事は何も決まっておりません。まぁ、最後の目標が決まっているだけで、それまでの道のりは自由となっています。」


そしたらあとは皆お待ちかねのメンバー発表だ。


「それではチームメンバーの発表をします。それではリーダーの奏さんと阿部は前に。・・・リーダーは私を含めたこの三人で行うことになります。副リーダーはそれぞれのチームで決めてください。それでは発表させていただきます。まずは阿部誠班。阿部千寿さん。佐藤萌歌さん。曽根明梨さん。遠坂玄随さん。沼下健吾さん。そこにリーダーが加わります。」


呼ばれた人たちの顔を見てみると、喜んでいる人たちや不安げな顔をしている人たちがいる。周りの反応的には、地球であった“誠グループ"が集まった事から安堵の表情が出ている人たちが多い。


「次に三條奏さんのグループの発表に移ります。岡田英世さん。笹山商斗さん。佐藤拓斗さん。島雄拓さん。渡辺誓揚さん。そこにリーダーが加わります。」


呼ばれた人たちの顔を見てみると、・・・あぁ、やっぱりだ。笹山の奴が私のグループに入れないことに苛ついている。あとは大丈夫そうだ。他の人達も納得しているように見える。見えるだけだが。


「最後に私のグループです。・・・まぁ、これまで呼ばれなかった人達ですね。石田翔玄さん。加藤重文さん。金津宝永さん。竹田魁星さん。天道誠二さん。そこに私が加わります。」


クラスの反応としては、普段から私が接している翔玄と誠二、それと仕事の関係で関わっていた宝永は納得されているが、重文と魁星は恨まれているようだ。今後は闇討ちとかも警戒しなければ。


「さて、報告は以上です。明日から訓練は始まるので、よく食べて、睡眠を取って、明日に備えましょう。」




・・・実はこの場に召喚されなかった人も居たりする。それが仁井張力さんだ。旧姓は絲乃だったりするから物理の授業でフルネームが呼ばれたりする。

彼がここに居たら一体どうなっていたのだろうか。もしかしたら、冬仙も救えたのではないか。なぜここに居ないのだろうか。朝学校には来ていたのに。教師に呼ばれもしなかったのに。お手洗いに行ったきりになってしまった。




それでも、私たちの特訓の日々が始まる---





そして、このグループ制度によって、この勇者達の運命は誰も予想しなかった、しかし、簡単に予想できた結末を迎えることになる。byリフレラ製作神£$•*


ここまで読んでくださりありがとうございます。仁井張力(絲乃張力)はこれから一度は出てきます。それと、勇者編パートIは終了です。次回から主人公視点に戻ります。模擬戦を終えて本格的に魔窟攻略を始める五人。一体何が待ち受けているのか---作者も決めてません。何が出てくるんでしょうね?

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