食事
「ステータス」
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岩樹冬仙 Lv.1016 16 男
STR 41
AGI 29
VIT 13
MGK 1035(1035/1035)
スキル
〈時間停止Lv.1〉〈鑑定Lv.2〉〈刀剣術Lv.13〉
〈体術Lv.2〉〈縮地Lv.1〉〈輪廻Lv.1〉
異能
〈第六感覚〉〈第九感覚〉〈生命確認〉
〈記憶喰い〉
魔法
〈焱属性Lv.2〉〈土属性Lv.2〉〈黒魔法Lv.0〉
称号
〈召喚されし者〉〈神殺しの子〉〈龍殺し〉
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はい、確認してみました。どうやら魔力だけがとても多くなったみたいです魔術師タイプですね。基本刀を使いますが。前に出て何が悪い!と逆ギレしても相手がいないのでちょっとばかし寂しいです。それでもさっき会話ができる存在の確認ができたからよしとします。しかし何故だろう?一日経ってないのにもう寂しいと感じてしまうのは。まぁいっか。
さて、重鑑定をしてみましょう。知りたいのは焱属性!レッツ鑑定!
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『焱属性Lv.2
追覚醒に成功した火魔法。大体の物は燃やせる。例えば海でさえも。効かないのは古龍・青のみだと言われる。それすら燃やそうとすればできるのだがそれはどうでも良い。
使用可能魔法
火魔法
Lv.1火球 Lv.2火壁 Lv.3火針 Lv.4火短剣
Lv.5火剣 Lv.6火鎗 Lv.7火刀 Lv.8火斧
Lv.9火盾Lv.10火矢
炎魔法
Lv.1炎 Lv.2炎視 Lv.3炎壁 Lv.4火付与
Lv.5火傷 Lv.6解熱 Lv.7暴走化【憤怒:未解放】
Lv.8燃焼 Lv.9酸耐性 Lv.10肺炎
焱魔法
Lv.1焱化 Lv.2場所指定
以降未だロック故に解放不可
火属性はそのまま燃えている武器を作る。所持者は燃えない。
炎Lv.1と焱Lv.1は威力が違うだけである。
炎視は炎限定の透視である。
解熱は熱全てに適応される。
(例)風邪による熱や、人の体温を奪うなど。
酸耐性は獲得時点で自動発動である。
発動したタイミングで魔力消費が発生する。
焱Lv.2の場所指定は炎Lv.1にも適応可能である。』
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はいちょっとよく分からないですね、しかしある程度は理解できたのでよしとしましょうか。それでは目の前の龍は次元龍の袋に入るのでしょうか、魔力的な意味で。
入りました。だけどもかなり魔力食われました。
魔力がどれだけ食われるのか確認をしてみる。
「アナライズ」
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省略
MGK 1035(135/1035)
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かなり喰われたな。ま、でもこれで戻っても問題無し!
---約十分後
最初の場所に戻って来て最初に見たのは絶望だった。場所は残ってる。しかし黒狼が残っていないのだ。これでは少し予定を変えなければならない。生憎この袋には4体の黒狼がいる。それを食えば明日は持つ。しかしどうするか。まぁ今は食べるか。
俺は部屋(部屋って言ったら部屋なんだよ!横穴って言うな!)に入り黒狼を一体出す。それを包丁で浄化しながら切っていき、極小まで抑えた炎で焼いて行く。そしてそれを食べる。・・・旨っ!脂のノリが程よく、とても噛みやすい肉だな。すると、肉の匂いに吊られたのか、新たに黒狼が三匹現れる。これは助かる。俺は刀を用意し、時間停止を用いて黒狼を止める。直後オレは刀を抜いて合わせ技を放つ。
「紫幻一刀---雷切重ねて八刀---円神---故に呼ばれる複合剣一ノ八---雷神」
そしてそのまま目の前の黒狼三体を斬り裂く。
『スキルレベルが上昇しました。〈刀剣術〉が14になりました。ステータスが上昇しました。異能が変質しました。〈記憶喰い〉が〈生物喰い〉になりました。』
レベルが上がらないのか・・・ちょっとばかし辛いな。んで異能が変わった?ま、いっか。さて肉肉〜
今日はこの後更に一体を食べた。案外大食いだからな。皮は鞣して革にした。そして掛け布団の代わりにした。さて、明日はどうしよっかなー
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---同じ魔窟内・8階
そこに四人パーティがいた。男女二人ずつの四人パーティである。斥候1人、剣士?ともかく前衛二人に後衛一人。黒猫の獣人に人狼、森狩族に人族の四人である。彼らは焚き火をしていた。肉を食べながら男の一人---人族の方だ---が言う。
「これ、いつまで潜るんだ?そろそろ周りが煩くなるぞ?」
実際それは間違っていない。もう三ヶ月になるのだ。この世界の月日の感覚だが、七日で一週間、それが五週間で一月、それが十五ヶ月で一年になる。時間の感覚は地球とは変わらない。60s=1m、60m=1h、24h=1dである。話を戻そう。人狼の男が言う。肉を食いながらだが。
「別に騒がせておけば良いんじゃねぇの?だって騒ぐの太巻きどもだろ?確かに他のハンターズ供も煩くなるだろうが、あれは英雄譚目当てだし無害だな。酒奢ってくれるし。ま、行きだけなら後二ヶ月って所じゃね?どうよ?」
太巻きとは権力者の暗語である。大体の権力者はかなり太っている。太ってない人もいるが、そういう人たちは皆人格者であり、嫌われていない。数少ないが。人狼の問いに森狩族が答える。
「ええ、確かに食料は魔窟内の生物を私が浄化すれば食べられますからね。幾らでもいて良いのでしょうが、魔力の点だと後六ヶ月が良い所ですから、後二ヶ月攻略して、そして歩いて戻る。これで行きましょうか。」
黒猫族は答えない。寝ているからだ。それを見て周りは顔が綻ぶ。彼らのパーティーのルールとして、黒猫族が普段斥候をする代わりに、夜の見張りはしない事になっている。そして話題は今日感じた地震についてになった。森狩族が先端を切る。
「あの揺れ、何が原因だと思います?」
人狼が答える。
「ここより深い、つっても一つ下だと思うが、で何かがあった。あの揺れを引き起こすだけの何かが居るのは確かだな。知能があるのかどうか。守護者には知性が有ったが、ここまで来て普通の魔物に知性を、と言っても話すだけのって意味なのは知ってると思うが、その話すだけの知性は無い。途端に変わるかどうかだな。」
そんな話をして夜は老けてく。運命の邂逅は近くなっている---
エルフって狩人的なイメージがありますのであの感じになりました。