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第0話 プロローグ

 戦争は、いつの時代も起こっている。

 平和が来ることなんてない。争いなんて無くならない。

 人間が人間である以上、争いはずっと存在してる。


「なんて……世界にとってはただの戯言(ざれごと)なのかな」


 私は、真っ白なタイルで包まれた天井を見ながら呟いた。ベットの上で寝転がり、課題として出された「世界平和についての作文」に書く内容を考えてた。


「世界平和世界平和って……いつの時代の話してるんだろ。というか、わざわざ課題にして中学生の私達に意見を求めたところで、現状は何も変わらないのに」


 私は、少しずつ重くなっていく瞼に逆らうことなく、ゆっくりと眠りの世界に落ちていく。とても鮮明で、現実として思えないような夢を連れて──




 ・・・




 世界は2085年を迎えており、技術革新によってエネルギー資源不足問題が解決に向かおうとしていた。しかし、その代償は大きく、地球の自転軸の傾きが変化したことにより、気候自体が大きく変化していた。

 その結果多くの感染症、伝染病が流行し、その度に新たなワクチンや医療技術が生まれた。しかし、対策が常に後手に回ってしまった影響で、世界総人口は60億人を下回っており、日本の人口も8000万人程度になっている。

 そんな世界に住む1人の少女はある日、不思議な夢を見た。



 それは、第三次世界大戦が起きた世界。少女は火に囲まれたまま、ただ1人で泣き叫んでいた。





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