ヒップアタックをうける!
◆
「私め達が」
「お相手します」
「やああ」
「たああぁぁ」
美女達がウヨウヨあらわれ、男一人に集団で襲いかかってくる。
(やるか)
時は夜。
場所は室内。
草薙と下忍くノ一達が交戦していた。
戦況は草薙が有利。
草薙はくノ一達の攻撃をいなし交わしていく。
「くぅっ」
「あ、あたらないッ」
美女達が狼狽する。
自分達、下忍くノ一が束になっても直撃を与える事ができない。
男との力の差を女達は肌で感じる。
そして、男が反撃する。
「あぅん」
男の一撃が下忍くノ一の肉体の中枢に直撃した。
衝撃がくノ一の肉体を犯すようにかけ巡り、ビクン、ビクンとくノ一が痙攣。
ドサリと、くノ一が倒れる。
「!?」
あっさりやられた仲間達を見たくノ一が焦る。
「あぁんっ」
「おぉう」
「あくぅぅんっ」
草薙の攻撃によって次々と倒れていく下忍くノ一達。
「くっ」
男一人に、一ダースのほどの美女がやられていく。
ドサッ、ドサッ、ドサッ。
倒れ、崩れる下忍くノ一。
下忍くノ一と男の実力には大きな差があった。
それでも質で劣る分は数で勝負する女達であったが、その健闘もむなしく、次々と地に沈んでいった。
「つ、強い……」
男との力の差を、美女達は改めて痛感する。
自分達、下忍ノ一が束になってもこの男には叶わない。
(正攻法ではいくらやっても叶わない……ならっつ)
残り数名となったくノ一達だったが、それでも男へと果敢に向かっていった。
くノ一が、大きく弧を描く女体を、クルンと半回転させる。。
「はあああぁ」
もう一人の下忍ノ一が大胆に肉薄する
草薙が迎撃。腹腔に一撃を食らわせる
「お゛っ!!」
男の一発をぶちこまれ、メキメキと女の肉体が軋む。
ぐったりと脱力した下忍くノ一が、
抱きつくように前のめりに倒れかかる。
「ッ!?」
思わず、草薙は前に倒れかかるくノ一を抱き止めてしまった。
本来なら薙ぎ倒すか振り払うべきだが、草薙の甘さが出たと様な形。
そして、それは草薙にとって明確な隙だった。
「はぁっーーー」
半身を翻したくノ一が攻撃をしかける。
プリンっ。
下忍くノ一の魅惑的な尻が男に向けられた。
――ヒップアタック。
臀部で相手を攻撃する技だ。
狙うのは人体の弱点である頭部、男の顔面である。
ミチミチミチ!!
くノ一が突きだした大きな尻が、ハイレグの布に容赦なく食い込む。
ハイレグが尻に食い込み、美女の尻肉が剥き出しといっていいほど大きく露出する。
下忍くノ一が惜しげもなく突きだした桃尻が男の顔面に迫る。
(これは……くらってしまう!!)
男は動かなかった。色々な意味で動けなかったのだ。
男の精を受け、子を宿すため育ったような女の大きく曲線を描く下半身。
魅惑的な桃尻が男の視界一杯に広がっていく――
バフッ!!
ヒップアタックが――美女の桃尻が男の顔面に直撃する。
「あたったッ!?」
下忍くノ一が快哉の声をあげた。
自分達下忍くノ一達が束になってもダメージを与える事ができなかった男に直撃を与える事ができたのだ。
そして草薙は……
(あたってしもうた!!)
直撃である。
美女のヒップアタックは男の顔面に直撃していた。
勢いよく突き出された美女の剥き出しの桃尻が、グイグイと惜しげもなく押しつけてられる。
むわっと香り、押しつけられる雌の匂いが鼻孔をくすぐる。
魅了効果も付与されている。
ヒップアタックは魅了攻撃の効果もあるため、これは有効だった。
ヒップアタックの攻撃は数種類ある。
単発で当てにくるタイプ。
餅つきのように何度も繰り出すタイプ。
ヒップアタックをキメた後、頭部や肩などを掴み次の攻撃にもってくるタイプ
このくノ一は今回、餅つきのように当てにきつつ、掴みまでもっていきたかいたようだ。
立て続けにヒップアタックを放ち、男の頭部辺りを掴む下忍くノ一。
艶撃、下忍くノ一。
くノ一の攻撃が直撃した。
美女のヒップアタック。
豊満で丸みを帯びた安産型の下半身、
女としての極上の曲線を描いたヒップ。
男の精を浴び、子を宿すために育ったが如く安産型の下半身がぐいぐい押しつけられる。
(まずいな……)
ヒップアタックを受けた草薙。
迎撃する気にはなれない。
ヒップが迫った段階で、魅了が付与されたのか、どうも避けずらい。
変態か変態でないかといえば間違いなく変態だろう。だが――
(――それもまた良し)
草薙悠弥、ノーモアポリコレの精神である。
だがこのままでもいけいないだろう。
ヒップアタックによってダメージを受けた草薙。
女ザコ相手にモロに攻撃を受けた。
ちょっと魅了状態にもなっている。
(さて……)
どうするか。
【容赦なく倒す】
【ヒップアタックを堪能する】