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22-5.開戦(22日目?)

湖のほとり近くにあったエイシャの家で眠る一行・・・だが、夜はこれからだった・・・

 起きてっ! サトシさん起きて~!


 「・・・んあ・・・?」

 ゆさゆさと揺らされながら呼びかけられて目が覚めた。 目を開けると周りは暗く陽は昇っていないようだった。


 「ふわぁ・・・どうしました?」

 多分エイシャさんだろう、目を擦りながら訊ねた。


 「やっと起きた・・・サトシさんっ! 外が危険なのっ!」


 「えっ?」

 外が危険・・・説明不足感は否めないが、目が覚めるには十分だった。 エイシャさんは不死身だが、今は魔法が使えず非力だ。 太股で眠る紅葉(もみじ)はそう簡単に起きそうにない。 アリアは・・・


 バタンッ


 突然扉が開き、アリアが汗を流しながら飛び込んできた。

 「サトシ、目は覚めた? 外で皆が戦ってるけど、ここも時間の問題みたい・・・っ ゴブリンが攻めてきたの・・・お願い。 手伝って。。。」


 「アリアも参戦していたのか・・・?」


 「えぇ、弓を持ってるし応戦はしてるけど、接戦しててその内に押し負けるかも・・・」


 「何ですぐ起こさなかったんだよっ!」


 「ごめんなさい。 エルフの村の問題だから・・・」


 「アリアが戦うなら、俺はお前を守る。 それだけだっ。 村の為じゃない・・・俺はアリアが傷つくのは耐えられない。 それにゴブリン相手だとなると、大丈夫か・・・?」

 アリアは、ゴブリンに捕まり、犯され孕まされた過去がある。 トラウマとなっていても不思議ではない。 前戦に立たせるなんて俺だったらさせない。


 「手は・・・確かに震えるし、恐怖はあるわ・・・でも、だからこそ村の子供を同じ目には合わせたくないの。 もうあんな思いは誰にも・・・っ!」


 俺はやはり過保護だったかも知れない。 アリアは自分の意志で戦っていたようだ。 恐怖はあってもそれを乗り越えるだけのメンタルを持っていた。 俺なんかよりも強い精神力だろう。

 「そうか・・・アリアは強いな。 俺も加勢する。 エイシャさんは紅葉(もみじ)を連れて、村の中へ避難してくれ!」


 「紅葉(もみじ)ちゃんは起こさなくて良いの? 多分怒るわよ・・・」


 「た、確かにそうか・・・でも起こすの苦労するんだよな。。。」


 「でも、起きてくれたら百人力じゃない・・・?」


 「それもそうだが・・・まだここに籠っていられるか?」


 「えぇ、今はクイナ姉やリュウが押してるから大丈夫なはずよ、危険ならここにも連絡が入るようになってるみたいだから」


 時間はまだあるようだ。

 紅葉(もみじ)を起こせさえすれば、魔法で一気に戦況はこちらに傾くだろうが、魔法を多用はさせたくない・・・。 もし戦場で寝てしまったら、リスクは格段に上がってしまう。 もちろん俺が隣に居れば助けようとするが、俺は前線で戦うくらいしかできない事を考えると危険である。 アリアと一緒に居させるのも手だが、もし寝てしまったらアリアにとって、紅葉(もみじ)はただの重荷になってしまう・・・。 ならっ!

 「エイシャさん、紅葉(もみじ)を起こしたら抱きとめて下さい。 もし、紅葉(もみじ)が魔力切れで寝てしまったら即逃げて下さい。 お願いします」


 「分かったわ」


 いつものポワポワしたエイシャさんでは無かった。 俺は、紅葉(もみじ)を起こすことに専念するのだった。

 どう起こすか・・・まだ眠って浅いし、いつもみたく揺らしても顔や腕を引っかかれたり、する危険が・・・いや、浅いからこそすんなり起きるか?


 「紅葉(もみじ)、起きろー 大変なんだっ!」

 揺すったり声を上げてみるが、眠ったままで全く起きようとしない。 尻尾でイヤイヤと対抗してくることも無い・・・これは完全に眠っているようだ。 顎の裏をくすぐっても、頬をくすぐっても効果は今一つ・・・


 「紅葉(もみじ)ちゃんっ! サトシが大怪我しちゃったの! 助けてっ!」


 「お、おぃ何言って・・・そんな事で起きるわk・・・」


 「っ! アリア、サトシはどこっ!?」


 「うわっ!?」


 ゴンっ


 「ねっ? 効果抜群だったわね」


 突然飛び起きた紅葉(もみじ)にビックリして、壁で頭を打ち付けたがモタモタしている場合では無いな。

 「紅葉(もみじ)、俺は大丈夫だよ。 起こしちゃってごめんな? でも助けて欲しいんだ。 頼めるかな?」


 「むー・・・アリスの嘘つきっ! でも、手伝うよ! 何すればいいの?」


 ちょっとアリアに怒っていたが、すぐに機嫌は直してくれたようだ。 家に帰ったらご褒美にステーキか・・・肉の在庫何とかしなきゃな。 そんな平和な未来を俺は考えていた。


 「アリアやエイシャさんと一緒に後方から魔法で支援して欲しいんだ。 俺は前衛でゴブリンを抑える。 アリアと紅葉(もみじ)は後方から弓矢や魔法で支援してくれ。 魔法はこの前やってた蔓での拘束が良いと思うけど、どうだろうか?」


 「ゴブリンの動きが抑えられるなら、それだけでかなり有利になるわ。 エルフの弓の力を見せてあげるっ!」


 「サトシっ! ゴブリン来てるの!?」


 「あぁ、ここも安全とは言い難し、アリアは村の子供達を守りたいみたいだ。 俺はそれに協力したい。 紅葉(もみじ)にも参加して欲しいんだが・・・」


 「そっか・・・サトシが参加するなら、私も手伝うねっ」


 「よし! それじゃあ、いくぞっ!」


 小屋の扉を開けて戦場へと俺達4人は向かった。



 森の中には、松明を持ったエルフが何人もいた。 それらは幼い子供(見た目じゃ判断付きにくいが)が担っている。

 それ以外の女性を含め、弓を構えているが狙いが定まらないようだ。 俺より夜目は効くはずだが、木々の影に潜んでいるかも知れないゴブリンは見つけられない。


 「紅葉(もみじ)、ミニ太陽複数出せるか!?」


 「出せると思うっ!」


 「湖の上に1つ頼むっ」


 「エルフの者ども! 湖を明るくするからなっ!」

 何て呼べば良かっただろうか? 俺は警戒された存在・・・ならあの頃のままで良いか。 悩んでいる暇なんて無い。 一刻も早く最前戦に向かわないと。

 周囲に兵士は居ない。 弓使いのみで前戦を崩されると脆いのがすぐに分かる・・・

 紅葉(もみじ)の太陽によって、湖周辺が日中のように明るくなった。 ゴブリンにも、エルフにも目つぶしとなってしまっているかも知れないが、ここまで攻め込まれていない事を祈って更に先へとすす・・・めなかった。


 「誰か・・・道分かるか・・・?」


 「ちょっと・・・あそこまで啖呵切ってそれは無いでしょ・・・あははっ、もう可笑しいっ あはは♪」


 アリアが完全にツボにはまってしまった・・・仕方ないじゃないかホントに分からないんだから・・・


 「私に任せて!」


 「頼むっ! 先頭は俺が進むから光で案内してくれないか?」


 紅葉(もみじ)の返事は無かったが、魔法が全てを語っていた。 俺の前をフワフワとミニ太陽が飛んでいく。 このまま先について行けという事だろう。


 川原の方が前線だろうか。 森を進んでいるがゴブリンは見つからず、怯えるエルフ達ばかり・・・。 こんな状況で戦えるのだろうか?

 後衛に配置されているエルフはそれぞれ弓を携帯しているが、扱いなれていないのが見てとれる。

 あ、弓を取り落としたな・・・、あっちでは、今弓の使い方を教わっている始末・・・。 前衛が命綱なのは確かなようだ。

 「アリア、まだ走れるか? この先が心配になってきた」


 「えぇ、なんとかね。 ただ、私は後衛だから少し遅れても大差無いでしょ? 紅葉(もみじ)ちゃんの光でサトシの居場所は分かりやすいしね」


 「なら、もう少し急ぐぞ!」


 「はーいっ」

 「えぇ・・・頑張るわ」


 川原が近づいてくると、誰かの怒号が聞こえてきた。 この先で戦闘が行われている・・・。


 怪我人は後方へ下がって傷を癒せ! 休んでいる暇は無いと思えっ! 

 すまん、一匹入られたっ!

 任せろ! 一撃で仕留めてやるっ 後方は俺達が守るから、押し負けるなっ!


 目まぐるしく戦況が流れていくが、素人の俺に何が出来るのだろうか? 生まれたばかりのゴブリンを倒した事はあるが、あれと同じと考えるのは甘いだろう。

 数で押してくるという情報通りなら、囲まれると危険だ。 極力1:1に持ち込んで、撃破していくことが重要だろう。

 樹上を見上げると、木の上でエルフ達が弓を構え近づいてくる脅威を排除している。 近寄られさえしなければ、上からの攻撃は圧倒的に有利だ。


 肝は、やはり壁役となっているクイナ達だろう。 重厚な鎧を纏った数名がゴブリンの集団を引き付けて、時に剣で刺し、時に首を()ねている。 どす黒い血に染まるその姿は、この戦闘で英雄のはずだが、酷く不気味に見えた。


 俺はまだゴブリンの首を()ねた事に恐怖を持っているのだろう・・・。

 足元には、おびただしい数の亡骸から流れる血で、緑の草も赤く染まっていた。 辺りは血の匂いと怒号で染まりきっている。

 これが、命を懸けた戦争なのだろうか・・・?


 平和な世界で暮らしていたこと・・・今までの戦闘はちっぽけなもので、こんな状況を前に何の自信にもならない事を痛感していた。

 これが戦争・・・いや、戦争はもっともっと規模が大きいか。


 渦中にあって、俺の心はどこか別の世界を見ているようだった。

 目の前の光景を、受け入れられていない。 動けない・・・


 「サトシッ! 危ないっ!」


 紅葉(もみじ)の声が後方から聞こえ、真横から飛び込んできたゴブリンが蔓に絡み取られ身動きできなくなっていた。

 刹那、目の前を一線が過った。


 グギャ!? ブシャッ! ・・・ビチャ・・・ビチャッ・・・


 ゴブリンの頭部は一瞬にして爆散した。 蔓に捕まり暴れていたゴブリンの首から血が何度か噴き出し、噴水が止むのに合わせ蔓が解かれゴブリンの体は地面に崩れ落ちた。


 「サトシ、大丈夫なの・・・?」


 「アリア・・・紅葉(もみじ)、ありがとな・・・ちょっと現実を受け入れられていなかったみたいだ。。」

 俺の顔も体にも、ゴブリンの血や肉片がこびり付いている。 鉄臭い味は、ゴブリンも人も同じようだ・・・。

 口元を腕で拭いながら、戦場で何をボーっとしていたんだと、助けられた事で意識が切り替わっていった。 命の取り合いをしている・・・守るって決めてたはず・・・。 俺が守られてどうするんだ。。


 「ごめんな、2人とも。 おかげで目が覚めたよ」


 「それじゃあ、これからだねっ!」


 「私だってやれるでしょ?」


 「アリアもすごいな、その調子で頑張ってくれ。 俺も少しくらいかっこいいとこ見せなきゃな」

 遅くなってしまったが、こうして3人での戦闘が始まった。


 「紅葉(もみじ)は、クイナ達の周囲を足止めしてくれ! アリアはその援護と撃破だっ!」

 俺はクイナ達と前に立てるほどの技術も度胸も無い。 活躍の場は少ないが、クイナ達から漏れたゴブリンを狩ることに専念する。

 動き回って後方へ進ませないようにすることが俺の役割と考えた。 アリアや紅葉(もみじ)を守り、そしてアリアが守りたいものを守る。


 紅葉(もみじ)の魔法でクイナ達の負担は大きく減ったが、衰えの見えないゴブリンの群れはまだまだ川原からエルフの森の入り口に向かってくる。 蔓から漏れて後方に攻め込もうとするゴブリンを1匹、2匹と討ち取っていく。

 既に鼻はおかしくなっていて、嫌悪感を抱いていた臭いが気にならなくなっていた。


 「だんだんと・・・動けるようになってきたかな?」

 数をこなすにつれて、敵を無双するアクションゲームが思い浮かんでくる。 剣の切れ味は凄まじい。 爪で弾かれさえしなければ、楽にゴブリンに致命傷を与えられる。

 ただ、中途半端にダメージを与えては、反撃の危険が伴うので頭や体ごと切り飛ばしている。


 時間の経過とともに、こちら疲弊していくが・・・ゴブリンの勢いは一向に減らない。 俺は前進したつもりはないが、クイナとの距離が近づいていた。


 弓を使える者は、目についたゴブリン全てに放てっ!

 休んでいる暇はないぞっ! 絶えず放ち続けろっ! 今度は村を守るんだっ! 先代の命を無駄にするなっ!


 聞こえてくる怒号は、すでに目の前だった。

 と、その時っ!


 「グオォォォーーッ!」


 ドンッ・・・ドン・・・ドンッ!


 うごめく川向こうから一際大きな雄叫びと共に、黒い影が現れた。 その進行は、地面が揺れるかのような威圧感を感じ、暴れ狂っていたゴブリンも一時静まり返った。


 「な、なんだあれは・・・?」

 身長3mはあろうかという圧倒的に大きく、黒い影だと思ったのは黒い毛に覆われた巨人だった。 痩せ細ったゴブリンとは大きさのみでなく、明らかに体格が違う。 毛で覆われていても分かるほど全身の筋肉は隆起しており、両手に持ったこん棒を振り回した際に巻き込まれたゴブリン達は無惨にも木の幹にぶつかり砕け散っていた。 足元にも、何匹かのゴブリンが踏み潰され絶命している。


 「・・・参戦助かった・・・、サトシ殿・・・ここまでだ。 逃げてくれ・・・」


 この日初めてクイナが俺に向けた言葉だった。

 「あれは何だっ!? まだ戦えるだろう? お前達が諦めたら、村はどうなるっ!」


 「・・・あれは、昔村を襲った魔物(ホブゴブリン)だ・・・。 先代が束になってかかっても敵わなかった相手で間違いない。 見間違える訳が無い。。。 時間は大して稼げない、勝手を承知で頼む・・・村の子供を連れてここから逃げてくれ。 今度は私達の手で未来を繋ぐ番が来ただけだ」


 クイナはそれだけ言い終わると、怯えていた前衛と周囲の弓使い達を大声で奮い立たせ、最後の戦いへと向かおうとしていた。

 「紅葉(もみじ)っ! 頼むっ!!!」


 「分かってるっ! 任せてっ!」


 何も伝えなかったが、紅葉(もみじ)はホブゴブリン含め前方すべてのゴブリンを焼き払う特大の火球を放った。


 ギィヤァァァァ


 予想はしていたが、地獄絵図であった。 クイナ達はとっさに回避が間に合ったようだが・・・フレンドリーファイヤーしかけている。

 その甲斐あってか、大量に居たはずのゴブリンは巻き込まれ燃えさかり、辺りは焦げ臭い臭いに包まれた。 ゴブリンの群れは、川原が見えた事で大方片付いたようだ。

 後は、森の中に隠れているかも知れない残党を狩るだけの作業・・・のはずだった。


 焼き尽くされたゴブリンの中で、ホブゴブリンのみが悠然と立っていた。


 「なっ、紅葉(もみじ)の魔法で倒れないだと!?」


 「一匹仕留め損ねたかもう一発っ!」


 言うが早いか、紅葉(もみじ)がすぐさま次弾を放った。


 ドゴォォォォオオンッ


 先程の火球とは違う鋭い火の槍がホブゴブリンの胸元に直撃し、爆発を伴って粉塵が舞った。 敵の近くに居たエルフ達まで爆風でこちらに転がってきた始末・・・やり過ぎであった。


 「す、すごいな。 最初のより強かったな・・・」


 「えっへんっ♪ 敵が一匹だけなら、一転集中のが強いしねっ」


 俺と紅葉(もみじ)は勝利を確信していた。 倒れ伏した姿は見えなくとも、ゴブリンの亜種として良く聞くホブゴブリンだ。

 「意外に楽だったっぽいな? さすが紅葉(もみじ)だよ」


 砂埃が舞う中で、“もっともっとー♪”と言う紅葉(もみじ)を抱きしめて、わしゃわしゃと首や顎の後ろをくすぐった。

 戦場にあって、俺と紅葉(もみじ)のみが勝利を喜び合った。


 「・・・まだだ・・・こんなものじゃないッ! 皆、気を抜くなッ!」


 転がっていたクイナは、砂煙に向かって未だに剣を構えていた。 それに応えるように、エルフの一団も雄叫びを上げている。


 ゆっくりと砂埃が晴れていく・・・黒い影が・・・悠然と立っている。

 薄れゆく砂埃の切れ間から、ホブゴブリンと視線が合った気がした。


 「紅葉(もみじ)っ! 落とし穴で落とせっ!」

 すぐに足元が崩れ、足場を失ったホブゴブリンは落下していく・・・が、巨大な棍棒がこちらに飛んできた!


 ザッ! ズドォォォンッ!


 紅葉(もみじ)を抱いたまま、慌てて飛び上がって正解だった。。。

 奴は的確に俺達の居た場所を狙って投げていた。 投擲棍棒はエグい威力を、抉られた大地が物語っている。

 「しかし・・・飛びすぎたな。。。」


 「危なかったねっ」


 現在進行形で危ないままだ。 とっさに力一杯飛んだからか、森の木々の天辺を越えていく。 ホブゴブリンを落とした穴の底は暗くてこの高さからすら見えない。 地上に戻ったらさっさっと埋めてしまおう。 あんなのを相手していたら、命がいくつあっても足りない。。 ホブゴブリン強すぎるだろ・・・。


 「それはそうと、サトシ顔色悪いけど大丈夫?」


 「紅葉(もみじ)・・・着地は・・任せた・・高いところ苦手・・・なんだ・・・」


 「えー・・・」


 何を言われようが、高所恐怖症だからどうしようもない。

 仕事で5~6mくらいの屋根上に登った程度で、腰が引けてた俺が空を飛び上がって・・・あー、滞空が頂点に達したのか緩やかに下に向かって加速が始まった。

 「後は・・・頼む・・・」

 目を閉じると走馬灯が・・・。

 まぁ、楽しかったな。。 思い残すことはいっぱいあるけど・・・地震でこの世界に来る前よりは、生きてたって実感があったな。 幸せだったよ・・・



長くなってきたので一旦ここで区切って次話へー


うぉぉぉー!

すげー資格試験落とした気しかしない。( ;´・ω・`)

まぁ、終わった事をくよくよしても、あれなので

帰宅しながらこれから追記開始っと

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