表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

理解者

作者: ぱんぽぺぱん

「うわぁあああ!異世界に落とされちゃったよおおおお!」


 おっす!


 変わらない日々、俺に訪れるのは悲しみのみ。バイトでは偉そうな偉いやつに怒られて、学校ではバカな男子女子に囲まれ六時間ほど拘束され心身ともに疲れ果て、家では家族がうるさく、とにかくfrustrationばかり溜まる日々でした。

 いつもと変わらないある日。そう。その日僕はストレスを軽減できるとの情報をネットで仕入れ、外を散歩してたんだ。そんでさ。突然俺の足元に穴が出たんだ。日頃小説とかのサイトで何の穴か直感的に分かったよ。


 異世界


 確信した。そろそろ現世におさらばしようと思ってたから少しテンション高め。視界が一瞬で真っ暗になった。そして俺は閉じていた目を開ける。一面に広がる幻想的な景色。ではなく天井だった。そうか。道に倒れてる変わり者の俺を介護してくれた可愛いヒロインが今に出てくるぞ。俺はわくわくした。ヒロインは俺という主人公と結ばれる関係にあるからだ。お、足音がするぞ。どれ、どんな子なんだろう。

 白衣を着た中年男性。病院?俺は一応言葉が通じると信じて問うてみる。あの、ここはどこですか?あなたは誰ですか?

 中年男性は困ったような顔をする。どうやら言葉が通じないらしい。これは困った。どうやら俺は言葉を覚えなければならないらしい。ああ面倒くさい。

 

 「あう。えぅ。いひゃいんよぎる。」男はまともな顔をしてこんなことを言っている。僕はこの中年男性は頭がおかしいと思った。ああ。助けて損した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ