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幸運と不運  作者: 抹茶
第1章
3/4

提案1

会社に付き、私は席に着いた。坂倉先輩から頂いたオレンジジュースを飲みながらパソコンの電源を入れる。因みに私が選んだのは温かい紅茶だったんだけど、何故か温かいオレンジジュースが出てきた。


パソコンを立ち上げた私は早速仕事に取り掛かった。私の仕事はネットゲームの運営だ。運営のする仕事内容は様々でお問い合わせに答えたり、不具合の改善または点検、新しいサービスの企画などなど、結構仕事は多い。特に私が苦手とするのは点検。1つ1つ細かく確認するとかではなく、実際にプレイする。言ってしまえば遊びと言う名の仕事だ。それの何が苦手かと言うと、そのゲームはファンタジーゲームで武器や防具などがある。それを手に入れるためにはガチャを回す必要があるのだけど、何故か私だけレア装備が出ない。最初はムキになって数万円分つぎ込んだ。しかし、ノーマル装備しか手に入らない。まさかゲームでも不運だとは......私はそれから諦め無課金プレイをしている。私が使った数万円は経費では降りないので私のポケットマネーだ。


ノーマル装備でプレイしてると悲しくなってくる...あっ。


「坂倉先輩、レア装備確定ガチャ作りません?」


レア確定ガチャ、それを実施しているところは数少なくない。運営側からすれば課金して欲しいし、楽しんでもらいたい。10連ガチャを作り、その中の1つをレア確定にする。そうすることでせっかく課金したのに全てハズレということはなくなる、課金者も増えるだろう。


「うん、いいんじゃないかな。しかし、レアはレアでも何レアを確定するかだな。」


坂倉先輩が言ってるのはレアの種類だ。


N(ノーマル)R(レア)SR(スーパーレア)UR(ウルトラレア)LR(レジェンドレア)の5段階レアリティ。確率的にNとRは合わせて70%だから大体はNかRが当たる仕組みになっている。それを考慮するとSRが妥当だろう。


「SR以上確定でどうですかね?」


私が提案すると坂倉先輩は相づちをうつ。


「うん、いいんじゃないか?じゃあとりあえず、課長に提案してみよう。簡単に企画書作成して提出しにいこうか。」


そう言い、坂倉先輩は企画書を作成し始めた。

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