番人 緑亜人
左の部屋に踏み入った。
バタン
ミナがいきなり白目むいて倒れる。
『ミ・・・ナ・・・さん!?』
ソフィーも何が起きたか分からないようだ。回りには・・・・・・・
フシュー
タラナが二匹。
《そりゃあ、気絶しますね》
『み・・・な・・・さん』
声が小さくて起きない。
《むー。出るしかないですね》
『ミナさん!』
サファイアから出て大声でさけぶ。
「ふにゃ!?ソフィー!?出てきて大丈夫なの?」
『だいじょうぶなの?は・・・こっちの・・・台詞・・です・・』
「ゴメンゴメン。いきなり出てきたもんだから」
起き上がる。するとまた、倒れる前と同じ光景が広がる。
「うっ」
もう一度倒れそうになるのをぐっとこらえる。
『かたほう、づつ、たおせば・・だいじょう・・ぶ』
ヒュン
ソフィーはサファイアに戻っていった。
「片方ずつね」
小石をひろい、片方にぶつける。タラナが大きく揺れる。
「腹に、弱点」
腹が見えた瞬間に、突きを繰り出す。
クギュー
タラナの片方が黒い煙を出して消える。
シュシュ
もう片方が降りてきて、ミナに襲い掛かる。
「いーーーーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ダッシュで逃げる。逃げた先は・・・
『ミナ、さん・・そっちは』
「がけぇ!?」
ミナの行く手はがけになっていて、十メートル近く先に足場がある。そこに向かってロープが一本かけてあるだけだった。
『まだ、距離が・・・あります。・・方向を・・・変えるなら・・・』
シュー
タラナだ。
「イヤーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
そのまま勢いよく走り出す。
『ミナさん!』
ミナは・・・・
タンッ
十メートルのがけを飛び越えた。
『ふぇ?』
クギャーーー!!
タラナは、奈落のそこへ。
「はぁ、はぁ、はぁ」
ひざに手をつき、息をつく。
「危なかったぁ」
『あなたの行動が!』
ソフィーはまた出てきてしまった。
『ミナさん!あなた、なに考えてるんですか!・・・・一歩間違えたら!・・・奈落の・・そこ・・です・・・・よ!?』
息を切らしながら、怒る。
「ま、けっかオーライってことで☆」
『そん、なんじゃ・・・この・・あと・・困ります・・・よ・・・』
また、サファイアに戻ってしまった。
「そろそろ、なれないとこの後こまるかもな~」
一人つぶやく。
「とりあえずは、先に進むしか無い!」
目の前にある扉に手をかけあける。そして、部屋に踏み入った。
「ここには?」
ガチャ
「!」
入ってきた扉に鍵がかかる。
「どういうこと?」
扉をくまなく調べていると。
ドサッ
何かが降ってきた。
「え?」
ザシュ
「っく!」
降ってきた何かに腕をやられる。
タンッ
とっさに後ろにとび、二回目の攻撃を避ける。
「なに?あれ?」
『緑亜人です!もとはこの奥にある清めの場を守るために作られた番人です』
「もとは?」
グリーンマンの攻撃を避けつつ聞く。
『長い年月を経て、ただのモンスターとなってしまっているようです』
《正常に働いているのなら、ミナさんを襲わないはず》
「弱点とかないの?」
『分かりません。分析してみるので時間を稼ぐか、自分で気づいてください!』
「えー!」
グググググググ
「グリーンマンという名にふさわしいすがたねっ!」
意味不な台詞とともに突っ込む。




