第一試練
「うわ~」
目の前には、巨大なくも。糸でブラブラゆれている。
「これ、倒さないと進めないよね~」
後ずさりしながら、言う。ここで言おう。ミナはクモが世界で一番嫌いなのだ。ミナの足はがたがた震えていた。
「えいっ」
近くの小石を投げつける。
その衝撃で、大きくクモが揺れ、ミナの近くまでよってくる。
「いやーーーーーーー!」
クモのいる反対方向(入り口)に全速力で走る。
『ミナさん。逃げてちゃ意味が無いじゃないですか』
入り口のすぐ近くまで戻ってきてしまったのでソフィーが出てくる。
「無理!むりむりむりむり(以下長いので省きました☆)あんなのどうやって倒せばいいのー!?」
『クモのなにがダメなんですか?』
「あの、コソコソとした動き!気持ち悪い腹!べとべとするクモの糸!」
『大体全部だめじゃないですか』
「だから、逃げてきたんじゃない!」
しゃがみこんで、肩を抱きながらソフィーに向かって講義する。ミナの体は小刻みに震えている。
『でも、倒さないとユウさんの手がかりが得られませんよ?』
「うっ・・・」
みなが、考え込む。
「仕方ないか・・・」
立ち上がると、奥に踏み入った。そして、問題の部屋。
「うぅ~」
また、小石をぶつける。また近くに寄ってくる。
「イヤーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
後ろに後ずさる。
『ミ・・・ナ・・・・・さん・・・』
「ソフィー?」
ソフィーの声が聞こえる。とてもか細い。
『サ・・・ファ・・イア・・の中・・ですから、・・聞こ・・え・にく・・いか・・・も・・』
「聞こえてるよ?どうしたの?」
『そ・・い・つ・・は、タラ・・ナ・・といって・・腹・・に・・』
「腹に?」
『弱・・・点・・が、あり・・・ます・・』
「うん」
『腹が・・見えた・・・・・と・・き・・・が、チャン・・・ス・・で・・・す・・・』
「りょーかい!ありがとう」
ソフィーに礼をいい、タラナに向き直る。見ただけで、寒気がする。
「小石をぶつければ、大きく揺れるから・・」
もう一度小石をぶつける。近づいてくる。
「腹を見せたとき・・腹を見せたとき・・・」
腹が一瞬見える。
「いやーーーーーーーー!!!!!きもいーーーーーー!!!!」
ミナはめちゃくちゃに剣を振り回す。
クギュー。
タラナは、黒い煙を出して消えた。
「はぁ、はぁ、やって、やったわ」
剣を掲げて、胸を張る。
「やってやったぞー!」
もう、旅の目的が終わったような喜びようだった。
『ミ・・な・・さん。・・・まだ、・・お・・く・・・はあり・・・ます・・』
「分かってるわよ!」
『わかって・・・ない・・です・・・』
ミナは、次の部屋に足を踏み入れた。
ピギャー!
次の部屋に入っていきなりゴブリンが襲ってきた。
ザシュ!
ピギ~
「まだ、いるし」
ミナは、その部屋のゴブリンを全滅させてから次の部屋への扉に手をかけた。
「分かれ道・・か」
その部屋は、T字路で左右に別れ真ん中に石碑があった。石碑の(七メートルぐらい)後ろには扉があった。
「後ろの扉は、高さが無理と。石碑には?えーっと、(左右の上下にある光貫けば、道は開かれ、扉がひらかん)どういうこっちゃ?」
左と右を見渡す。
「左右に扉、上下・・・・。あ、」
右の扉の上に、綺麗に光輝く宝石がはめ込んであった。
「あれかな?」
小石を拾う。
「よっと」
投げつける。
ブゥン
低い音がして、光が失われる。
「次は、左」
左の扉を見る。
「上下だから、下かな?」
しゃがんで下を覗く。
「なんか、小部屋があるな~。あやしい。でも、あの高さはとどかないしな~」
ゴゴゴゴゴゴ
「え?」
ジャバー!
水が出てきた。
「ふぇ?なになに?え?え?え?」
『さっき・・の・・・宝石・・・に・・しょう・・げき・・を・・』
「与えた、から。ね」
『は・・・い・・・』
水が、その小部屋に届くぐらいまでたまる。
「よっしゃ!これでいける!」
『ミ・・・ナ・・・さん・・・た・・ま・・・に・・男・・みたい・・です・・』
ミナは聞いていなかった。
「うわー、水つめたっ!」
小部屋まで、泳ぐ。小部屋に上がると、剣をそこにあった宝石に向かって突く。
ブゥン
またもや低い音がして、輝きを失う。
「さっさと出た方がいいかな?」
この間、自分の嫌な予感が当たったためか、そそくさと小部屋から出る。
すると、間もなく。
ジャバー
「やっぱり」
水が自分の足元までたまる。
シャコン
左右の扉を閉じていたさくが外れる。
「前の扉には鍵がかかってるみたいだし。左からいこうかな?」
左の扉に手をかけ、部屋に足を踏み入れた。
本当の試練は後ろの謎解きなんですがね~。
ミナはクモが苦手なもんで、クモを倒すのが第一試練みたいになりましたね。




