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『我儘な玩具箱(トゥテソロ)と少年ハンター 〜才能ゼロと鑑定された俺が、代償を払って神具を使いこなすまで〜』  作者: フジサン デス


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第12話 若きエースと森のゴブリン

森は静かだった。

ゴブリン討伐。

常設依頼の中では、比較的安全とされる仕事だ。

(油断しなければ……問題ない)

ウルガは慎重に足を運びながら、周囲を見渡す。

視線は低く、耳は常に音を拾っていた。

その時だった。

「――遅い」

森の奥から、女性の声が響いた。

次の瞬間、

視界の端が黄金に染まる。

空間が、歪んだ。

無数の亜空間ホールが開き、

そこから――槍が現れた。

黄金の槍。

笑うように、太陽のように輝きながら。

逃げ場は、ない。

ゴブリンたちは悲鳴すら上げられなかった。

全方位から射出された槍が、同時に貫いたのだ。

一瞬だった。

森に残ったのは、静寂だけ。

「……うわ」

思わず、声が漏れる。

相手がゴブリンとは言えあまりな仕打ちにウルガはドン引きだった


「ひどい反応ね」

軽い調子で言いながら、

木陰から一人の女性が姿を現した。

長いブロンドヘアーを一つに束ね、

自信に満ちた足取り。

気の強そうな顔立ち。

それでいて、目を引く美しさ。

「ゴールドランク冒険者、セレナよ」

にっこり笑って、胸を張る。

「あなた、新人?」

「は、はい……ウルガです」

「ふーん……」

セレナはじっとウルガを見つめ、

すぐに楽しそうに笑った。

「可愛い顔してるじゃない。

 緊張してるとこも含めて」

「っ……!」

ウルガは一瞬で顔が熱くなる。

「そ、そんなことより!

 今のスキル……」

「あー、これ?」

セレナは軽く手を振った。

「私のスキル『嘲笑う太陽ソルビモック』。避けられないのが売りよ」

さらっと、とんでもないことを言う。

「……強すぎません?」

「でしょ?」

誇らしげに言った直後、

セレナは足元の木の根に引っかかった。

「――っと!?」

派手に転びかけ、

慌てて体勢を立て直す。

「……今の、見なかったことにして」

「今のはダサいです」

即答だった。

「え、即ダメ出し!?」

「足元に注意するなんて冒険者の基本ですよ」

「……新人のくせに冷静ね」

セレナはしばらくウルガを見てから、

ふっと柔らかく笑った。

「気に入ったわ、ウルガ」

「え?」

「そのうち死にそうになったら、

 助けてあげる」

「それ、安心していいんですか?」

「多分ね」

軽くウインクする。

森の空気が、少しだけ明るくなった。

若きエース。

ゴールドランク冒険者、セレナ。

この出会いが、

ウルガのこの先の冒険にどんな影響を与えるのかは誰も知らない‥



もちろん作者も 笑

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


少しでも「続きが気になる」「面白い」と感じていただけましたら、

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感想もとても嬉しいです。

次話もよろしくお願いします。

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