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孤独な異世界グルメ

作者: 逆境 燃

某『孤独な食事漫画』を意識して書いた短編です!

飯テロ小説なので食事前とか食事中とかに読んでみてください!

間違っても寝る前に読まないように!!


 その日、俺はドワーフの国にある町『ステイルマイア』に来ていた。


 理由は仕事。


 ドワーフの老婦人が木製の化粧台が欲しいと依頼を出し、ギルドから依頼を受けた俺がその納品に来たのだ。


「ありゃ~。こりゃいいねぇ~」


「お気に召されましたか?」


「うんうん! 形も色合いも完璧だぁ! 岩作りの私の家に、これほどピッタリはまる物があると思わなかったわぁ!」


「ははっ、ありがとうございます」


 ずんぐりむっくりとしたご婦人が、灰色の三つ編みを振り回し、大きな手を合わせて感動している。


 気に入って貰えて良かった。


 耐熱、耐火、耐傷、耐水、耐酸加工の済んだダークブラウンの化粧台。


 はめ込まれた鏡はミステリアシルバー製。千年経っても曇らない逸品だ。


 木材の方も魔物がうごめく『ヘリア森林』から伐採した高級品。


 コーティングの済んだその木目は、うっすらと濡れて光って見え、手触りは繊細にして極上。


 手の大きいドワーフに合わせて、引き出しなどは広く作られている。


 これで納得してもらえなければ、王族の家具職人にまで声をかけねばならない所だった。


「それでは奥様、ご納得頂けたようであれば書類にサインを」


「ハイハイ。スラスラスラっと」


「ありがとうございます。これにて契約は完了です。また何かございましたら、商人ギルドまでお願い致します」


「うんうん! ありがとうねぇ~! しっかし、あんた」


「?」


「そのおかしな格好はなんだい? 見たことない服着てるけど」


「あぁ……」


 久しぶりにこの問いを聞いた気がする。


 確かにこの世界では、俺の着ている濃紺のスーツに白いワイシャツ、ネクタイなんてのは、なかなか見ないスタイルだろう。


 男の戦闘服、だなんて言っても納得してもらえないだろうな。


 さて、どう答えるか。


「……そうですね。覚えやすいでしょう、この服? 顔がイケてない分、別の所で目立たないとリピーターが増えないんですよ」


「アハハハハハッ! 確かにねぇ! あんた、顔は覚えらんない位薄いけど、その服見れば一発で思い出すよ! アハハハハッ!」


「ははははっ! そうでしょう? はははははっ!」


 明るいご婦人だ。


 笑い声に不思議な力があり、失礼なことを言われてるはずなのに、本当に面白おかしく笑える。


 ドワーフと言う種族は、偏屈で頑固で意地っ張りなイメージが付いて回るが。


 同時に底抜けに明るく、子供のように純粋で、喜怒哀楽がハッキリした人が多い。


 商売相手としては非常に分かりやすくて気持ちのいい、大事なお客さんだ。


「はははっ! それでは、長居をしても悪いので私はこのあたりで……」


「そうかい? とにかくありがとうね! あっ、名前はなんて言うんだい?」


「ライです。ライ・ケイジ」


「ライ……。ライね! アンタの顔は忘れても、その服と名前は憶えとくよ!」


「はははっ。お願いします」


 慶路けいじ らい


 確かに、俺の顔より名前の方がずっと覚えやすいだろう。




―――――――




 しかし腹が減った。


 時刻は午後3時――この世界でも一日は24時間だ――太陽が傾きつつある頃。


 昼飯抜きで婦人の家を訪ねたから、腹の中は綺麗にすっからかんだ。


 胃袋に軽く何か詰めておかないと夜まで持たない。


 そう思いながら町の大通りを歩きつつ、辺りを見渡してみる。


 常に薄く煙がかっているドワーフの町。


 押し合いへし合いしながら通りを歩く人々。多くの荷物を運ぶ馬車。その脇に並び立つ商店。


 武器屋、防具屋、金物屋。宝石店に、時計屋に、加工店に、etc.etc.


「こりゃ、食い物屋なんてもんはないな……」


 さすがはドワーフの町だ。


 木材の一切見えない石造りの街並みには、ひしめくようにしてそう言った店が立ち並んでいる。


 今俺が歩いているのは外から町の中心へと、真っすぐ繋がる目抜き通りだ。


 確かに、この町に来る目的なんて物は、ドワーフ製の武器や防具にアクセサリを求めてだろうから、それらの店が立ち並ぶのは分かる。


 だが、だからと言って軽食の立ち売りさえ見当たらないのは困り所だ。


 少し不安だが、通りを一本中に入って食事処を探してみようか。


「ん?」


 と、思った所で何かいい香りを俺の鼻が捕らえた。


 スパイシーで食欲をそそる香り。


 風味豊かで、クリームシチューを思い起こさせる、鼻腔びこうに纏わりつくこの匂い。


 その出所がどこかと見渡してみると、右後方に一人のドワーフ男性が頭の上に大きな円筒状の缶を乗せて歩いているのが見えた。


 10リットルは入るだろう大きな薄汚れた缶だ。


 地球で言うとミルク缶が形としては近いだろうか。


 口に当たる部分が――蓋が開かないようにだろう――数枚の布で覆われ、それが鉄糸で厳重にくくられている。


 匂いは確かにその缶から漏れ出ていた。


「ングッ……」


 喉が鳴る。腹が鳴る。


 視線が外せなくなる。


 それほど魅力的な香りをその缶は纏わりつかせていた。


 俺の足が半ば無意識にドワーフの後を追って動き始める。


「…………!」


 幾つかの通りを折れ、途中で見失いそうになりながらも、何とか彼の後を追い。


 そして一つの店の前にたどり着く。


 ダークブラウンの岩塊を、くりぬいて作られたような店。


 この中に先ほどの缶を持ったドワーフは入って行ったはずだ。


 入り口と思われる場所に立ち、ドアを前に逡巡しゅんじゅんする。


 鈍く輝く金属製の扉には『岩料理の店ドマンガイ』と言うプレートがかかっていた。


 岩料理。


 噂にだけは聞いたことがあるドワーフの郷土料理だ。


 話によると。


 彼らは岩を食べることがある。そしてその岩は大変美味であり、他の美食に勝るとも劣らない。


 しかし、試しに食べた人間は歯が折れてしまった。


 ドワーフ以外の種族が食べられる物ではないと。


 そんな噂を何度か聞いた覚えがある。


 あんなにいい香りの物を食べられないなんて……。


「んじゃ女将さん! また夜来るから俺の分残しといてね!」


「は~い」


「うぃーっす! って、おわっ! なんだあんた! 入り口の前に立つなよ邪魔だろ!」


「あっ、すいません」


「たくよぉ! これだからトールマンってやつはよぉ!」


「こら! ブツクサ言わずに仕事に戻りな! 親方に言いつけるよ!」


「あっ、いや! それだけは勘弁! じゃあな!」


 元気よくそう告げて駆けて行くドワーフ。


 彼らドワーフの男性は皆似たような体形で、皆同じように髭モジャな顔をしているので、いまいち年の頃が分かりづらいが、もしかしたらまだ少年と言った年齢なのかもしれない。


 そう思いながら去り行く背中を見ていると、店の中から『女将さん』と呼ばれたドワーフ女性が一人、俺の前に立つと声をかけてきた。


 ブラウンの短髪に青い瞳、俺の胸程の身長の女性だ。


 着慣れた薄緑色のワンピースに花柄のエプロンを身に着けている。


「あらぁ、あんたは……。うちに何か用かい?」


「あっ、いや、その……」


 何でもないと、断りの言葉を探す一瞬。


 その一瞬のうちに店の中から漏れ出て来たあの香り。


 先ほど嗅いだスパイシーでクリーミーな豊かな芳香。


 ゴクリと喉が鳴り、グーと腹が鳴り。


 その音が聞こえてしまったのだろう。


 女将さんは笑いながら俺へと告げた。


「準備中だけどまぁいいか。簡単な物しか出来ないけど食っていきな!」


「…………はい」


 結局、俺は好奇心と匂いに負けて、その店の中へと入り込んだ。




―――――




 店内は全てがダークブラウンの石材と金属で出来ていた。


 石のテーブル、石のカウンター、石の椅子に、鉄製のメニュー表。


 これだけ聞くと原始人の洞窟のような粗末なイメージを持たれるだろうが、まったくもってそう言う訳ではない。


 ドワーフである彼らが作った店なのだ。


 テーブルには滑り止めとツヤ出しのコーティングが施され、一つ一つの家具は丸みを帯びた柔らかな手触り。


 随所すいしょには見目麗みめうるわしい彫り物さえ見える。


 そう言った美しい家具が、店内上部に飾られた発光石はっこうせきから漏れ出すオレンジ光によって一体となり。


 まさしくこの店を『暖かな小料理屋』と言う印象でまとめていた。


 ドワーフのこだわりと言うよりは、彼らにとって当たり前のことなのだろう。


 人が木製の家具に安らぎと癒しを感じるように。


 彼らにとっては石製の家具こそ、そう言った安心感を抱かせる物なのだろうから。


 グギュウウ~。グウウ~。


「…………」


 カッコつけて色々考えているが、全て空腹感を誤魔化しているだけだ。


 店の奥側、カウンターの隅に座っている俺。


 その向こう側で料理の準備をしている女将さん。


 その手元にある先ほど持ってこられた大きな缶。


 女将さんは今、その口を閉じている鉄糸を、その大きな手で解いている所であった。


「よっと!」


 掛け声と共に糸を外し、口をおおっている布をはぎ取ると、缶のフタを開ける。


 バフッと言う音。その一瞬後に立ち上がるモワっとした湯気。


 そして鼻腔に飛び込んでくる匂いの乱流!


 クラリとする程のうまそうな香り!


 食欲を直撃し、唾液を溢れさせ、涙が浮かんでくるような美味の予感!


 耐えきれない程の情報量!


 俺はうつ向き顔を右手で押さえると瞳を閉じ、ただひたすらに拷問のような匂い攻撃に耐えた。


「はい、お待ちどうさん! うちオススメの『ドガン岩の底煮スープ』だよ!」


 そしてついに響くゴトリと言う音。


 右手に感じる暖かな湯気、遂にあの缶の中身が目の前に置かれたのだ。


 俺は数度口呼吸をして意識を落ち着けると、ゆっくりと目を開きその料理を見た。


 丸い石製スープ皿にそそがれた液体。


 シチューのようなトロミを感じさせる汁料理だ。


 色は黒い。イカスミのような真っ黒。


 具材としては、ニンジン、何かの肉、ぶなしめじのようなキノコが見え、その上にパセリのような緑色の野菜が彩りのためか乗せてある。


 『岩』の姿はない。


 岩料理『ドガン岩の底煮スープ』と銘打っていながら、入ってないという事はないだろうが……。


 と、とにかく!


 もう我慢の限界だ!


 俺は一緒に置かれた石製スプーンを手に取ると、スープを一匙すくい、数度息を吹きかけて冷ました後、口の中へと招き入れた。


「!!!!」


 ……


 うまい!


 うんんまい!!


 うんんんんんまあああい!



 口に入れた瞬間感じる豊かな甘み!


 複数の野菜が溶け出したと思われる、どっしりとした骨太なスープの味わい!


 そしてその次にスパイシーな味覚が口中を支配し、鼻の奥を突き抜け、脳を震わせる!


 甘味、塩味、辛味のバランスが抜群にいい!


 そのままゴクリと喉の奥に入れてみれば、熱を持ったスープが食道をジリジリと移動し。


 胃の腑に着いた瞬間、全身の臓器が目覚めたかのように体が熱を持ち、食欲が止めどもなく湧き上がってくる!


「グワッ! ガツガツ! ングッ!」


 気づけば俺は皿の熱ささえ気にせずに、石の皿を手に持ってかき込むようにして食べ始めていた!


 一緒に入っているニンジン!


 乱切りのそれが噛み締めた瞬間ホロリと崩れ、スープと一体化しながら口の中で踊り狂う!


 独特の青臭い香りは一切しない! 甘い味わいと食感が食欲を増進させる!


 ぶつ切りの肉! 恐らくはこの辺りで取れるリザード系の肉だ!


 鶏肉によく似たプリっとした触感!


 噛めば噛むほどうま味があふれ出し、永久に噛んでいたいような、それでいて早く食べてしまいたいような、二律背反を起こさせる素晴らしい肉質!


 キノコ!


 長らく缶の中で煮えていただろうに、噛めば弾力を感じさせる力強い食感!


 同時に溶け出す香り!


 それがスープの匂いを、味を変え、口の中でまるで違う旨味をかもし出し!


 そして次に含むスープの味わいをより新鮮で、より鮮烈で、より深淵な物に変えてくれる!


 そして何よりもこのスープ!


 間違いなく、この料理の主役はどの具材でもなくこのスープだ!


 ドロリとした黒色の液体が、口の中に入る瞬間感じられる心地よい熱さ!


 個性の強い具材を一つにまとめ上げ、その味わいを一身に受け止める骨太な旨味!


 ジャガイモや玉ねぎを思わせる甘さ! 


 尖りのない丸い塩気!


 食欲を直撃するスパイシーさ!


 今まで食べて来たどの料理とも比較できないそのうまさ!


 唾液が止めどもなくあふれ出し、スプーンの動きを止めることが出来ない!


 うまい! うますぎる!!!!


「グワァツ! ガツガツ……! …………!?」


 ……カタン。


 食い。


 終わった。


 食い終わってしまった。


 おかわり……。


 いや、かつてない程の満足感が体中を、胃袋を支配している。


 腹八分目という言葉があるが、これ以上食べるのは『最高の食体験』を自ら貶めるような物だろう。


 いつの間にか出されていた水を飲み、一息つく。


 うまかった。それ以上に言葉がない。


 全力で運動した後のような倦怠感にも似た心地よさ。


 本当にうまい物を食べた後特有の満足感。


 その感覚に目を細めていると、カウンターの向こう側に立つ女将さんが笑みを浮かべながら問いかけて来た。


「いい食べっぷりだねぇ! おかわりはどうだい?」


 心揺さぶられる言葉だ。


 だが、どう答えるべきかは決まっている。


「いや、もう十分です。ありがとうございます。本当においしかった」


「そうかい! そりゃよかった!」


 大きな笑みを浮かべ顔にシワを寄せながら答える女将さん。


 美しい。


 種族は違うが、人の持つ根源的な美しさを彼女からは感じる。


 缶を運んできたドワーフは、彼女のことをかなり慕っている様子であったが、さもありなんと言った所だろう。


 どこの町にだって彼女のような女将さんが一人はいる物だ。


 どこか甘えたくなってしまうような、母親のような女性が――。


 いや、馬鹿なことを考えるのはよそう。


 それより、気になっていることがある。


「ところで、一つ聞いてもいいですか?」


「なんだい?」


 食べ終わった皿を下げる女将に問いかける。


「ドガン岩のスープ……と言われましたが、どこに入っていたんです? それらしい具材はありませんでしたが……」


「ああ。そりゃあんたが飲んだスープだよ」


「?」


「スープに溶け出してんのさ。本物は……ほらこんな黒くて硬い石なんだけどね」


「おお」


 女将さんの手の上に転がる黒い石ころ。


 小さなジャガイモくらいの大きさだろうか。


 コロリとして、角ばった、どう見ても石にしか見えない代物だ。


「熱したこいつを缶の底にギッチリ詰めてね。その上に具材やら塩やらを入れて、もっかいこの石を入れて、水と酒を入れてしっかり封をするんだ」


「それを温める訳ですか?」


「ああ! 炉の横で三日三晩ね! すると不思議なことにこの石が溶け出して絶品なスープになる訳さ! まぁ、失敗するとドブ水みたいな味になるし、石が溶けずに残っちゃうから、ちょいとしたコツがいるんだけどね」


「なるほど……」


「岩料理も最近は進歩してねぇ! 昔はほんとにドワーフしか食べれなかったんだけど、最近は他の種族でも食えるもんが増えてんのさ! まぁ、元は病人食の延長なんだけどね!」


「ははぁ……。確かにこの味は病人になっても……いや、病気になったからこそ食べたい味ですしね」


「分かってるねぇ! その通りさ!」


 力を失っても食べやすいスープ。


 体中から力が湧きあがってくるような、滋養強壮に優れた味わい。


 人の病人にとっては逆効果ともなりうるだろうが、体の強いドワーフにとっては効果てきめんなのだろう。


 しかし、封をした缶で作るスープか。


 恐らくは原始的な圧力鍋のような効果があるに違いない。


 三日三晩温め続けることで具材がドロドロになってスープに溶け出し、あの複雑で豊かな味わいに仕上がったのか。


 しかし、それほど手のかかった品物だとすると、値段がどうなるか……。


 何も考えずに店に入ったのは失敗だっただろうか……。


「ところであの、お代はいかほどでしょうか?」


「あ~お代ならいいよ!」


「え、いやしかし……」


「あんた、長者守ちょうじゃもりさん所に家具を納品しに来た人だろ? 奥さんから連絡があってねぇ。今日一日、あんたの滞在費は全部、あの人が持ってくれるんだってさ!」


「えっ、そんな!」


「まぁまぁ! あの人、気前がいいから素直に受け取っときなって! と言っても、あんまり調子に乗るのはやめた方がいいだろうけどね!」


「と言うと?」


「よそもんが威張り散らしてると、料理に石が混じるかもしれないからさ! アハハハハハハッ!」


「ハハハッ! なるほど!」


 笑いごとではない。


 笑いごとではないが、忠告はありがたく受け取っておこう。


 こんなにうまい料理を食べた後の思い出を、『調子に乗って歯が折れました』で締めくくるのは、あまりに勿体ないからだ。


 良い料理との出会いは、気持ちのいい思い出と共に、思い起こされるべきである。


 それは間違いない。


 俺はそう思いながら、女将さんにあいさつをして店の外へと出た。


 満ち足りた幸福感と、ちょっとした名残惜しさを感じながら、煙が漂うドワーフの町に顔を出し。


 次、これほどうまい料理を食えるのは何時になるのかと思うのであった。


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[良い点] 謎食材。そして、人間世界基準で、似ているものを想起させつつも、別物。 [気になる点] やっていることからして、読者に終始伝えきるような描写をするのは、どうしても高いハードルを越えないといけ…
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