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おっさん自分の力を理解し始める

次の日の日曜日、妹は筋肉痛とか言ってダンジョンに行くのを拒み始めた。こいつこのまま引きこもりそうで怖いわ。


仕方なく俺は1人でダンジョンに向かうことにした。

新宿へ到着しそのままゲートをくぐり1層部屋とやって来た。


今日は妹もいないのでステータス上がり具合のテストをやる予定だ。第一段階として全てステータスを100に設定してみた。


_______________

東郷仁

SP 463.6

HP 124

mp 1256


STR 100 + -

DEF 100 + -

SPD 100 + -

INT 100 + -

DEX 100 + -

LUC 100 + -


スキル

再設定

物理耐性

気配探知

火魔法(I)

俊敏

鑑定

_______________


ステータスの設定変更を終え、俺はそのまま全速力で二層への階段まで走り出した。


5分か、、、まじか俺こんな足早くなったんだな、小学校の頃なんて毎回ビリで妹にバカにされてたのに、、、そんな切ない思い出を思い返しつつ俺は2層へと降りた。


さっき全速力だ走ってみたけど、よくわからんが視界はその速さに着いていけてるんだよな。動体視力も上がってるのか、最近モンスターの動きが遅く感じたのもこれのおかげか。


適当なゴブリンが見つけ次のテストを始めた、まずはひたすらゴブリンの攻撃を受け続けるテストだ。

かれこれ5分ほど食らってみたがかすり傷ひとつつく気配がない。


やっぱ俺人間やめちまったのかな〜と言う気持ちが込み上げて来たがぶっちゃけ、俺マジTueee最高だわ。


今度のテストは至って簡単、まずか全力で移動しつつ気配探知でモンスターを探す、その後素手で殴る異常。間違えた、以上。


しばらくの間続けたが、ゴブリンミンチ製造機になってしまったので早めに中断した。


次はさっきと同じで全力移動索敵からの適当な石ころ投擲を行ったが、1発目を投げたところでゴブリンを貫通した石が奥の木を何番か貫通したため断念した。他の探索者に当たったら冗談じゃなすまなくなる。


取り敢えず今日試せる試験は終わってしまった。今の状態からまだステータスが伸ばせるのだから、本当 今後のステータス上げ方は考える余地はあるみたいだ。


今が昼前なので、この後はどこまで先に進めるか試してみようと思う。


2層から3層へ行く階段の横で昼食を済ませ俺は一気に5層までやって来た。体感30分ぐらいかな?


昨日妹から話を聞いたが、新宿ダンジョンの2層から9層までは森林エリアになっているらしい。


5層からは今までできたモンスターが束になって襲ってくるらしい。


俺は難なく5〜9層を突破し10層部屋とやって来た。

こっからは何も情報がないから未知の領域だ。

まぁ、俺のステータスで困ることが起きるとは思えないが。


10層はファンタージー世界の遺跡の中みたいな作りになっており割と入り組んだ作りのようだ、今回は急足では無くのんびりと進むよていだ。


さっそく気配探知にモンスターが引っかかった、モンスターがいる箇所に向かうとスケルトンさんが3体いらしゃった。


向こうは俺に気づくと襲いかかって来たが、ファイヤボールで一体を倒した。その後は接近戦になったが、スケルトンが振り回す剣のスピードが遅過ぎ、試合にらずツーランホームランを打ちゲームセットとなった。


スケルトンのドロップアイテムは紫色に光る石だった。俺がそれに触れると。


『ドロップアイテムを再設定しますか? Y/N』


イエッサー!と心の中で叫び、yesをタッチした。


『・魔石(小)

 ・ボロの剣

 ・スキル『偽装』

 ・スキル『魔法耐性』 』


スキル『偽装』?なにを偽装するんだよと1人で突っ込んでしまった。取り敢えず試したいことやってみるか。


俺は選択する前に試しにスキル『偽装』に鑑定をやってみた。


_____________

スキル『偽装』


ステータスの自由に書き換えることができる

_____________


できると思わず少し驚いてはいたが、その結果は予想の180度違っており最高の結果だった。


俺は次にスキル『魔法耐性』を鑑定してみた。


_____________

スキル『魔法耐性』


スキル保持者に全属性の魔法耐性(INT+25)を与える

_____________


普通に使えるスキルだな、スケルトンのドロップはまだあるからこれも取っておこう。


俺はスキル『偽装』と『魔法耐性』をドロップさせ、使用し、他のモンスターを探し始めた。


しばらく歩いていると、地図には載っていない一つの小部屋をみつけた。その小部屋の中央にはいかにも怪しい宝箱が設置されている。


俺は念の為少し離れた距離から、宝箱に対して鑑定を行ってみた。すると、、、


_______________

モンスター『ミミック』

HP 80

mp 42


STR 16 + -

DEF 14 + -

SPD 10 + -

INT 14 + -

DEX 10 + -

LUC 15 + -

_______________


モンスターを鑑定できことに驚きつつも、やはり罠であった為、近づかず鑑定する判断をした事に安堵した。


ミミックは特に動く気配がないので部屋の入り口からファイヤーボール放ちミミックを倒した。ミミックはドロップ品はスケルトンと同じ魔石だったので、俺はそれに触れた。


『・魔石(小)

 ・魔石(中)

 ・スキル『アイテムボックス』

 ・スキル『逃げる』 』


一覧に『アイテムボックス』を見つけた俺は、その場で「ファンタジーの定番キター!」と思わず叫んでしまった。高まった気持ちを落ち着かせて、『アイテムボックス』を鑑定してみる。


_____________

スキル『アイテムボックス』


アイテムを無限に収納できる、その中では時間の流れは経過しない。

_____________


キタコレ。と思いつつ迷わず『アイテムボックス』を選択した。スキルカードをしようした。


試しに道中倒して来た、モンスターのドロップ品をアイテムボックスを開き入れてみたが、問題なく出し入れできるようだ。俺は背負っていたバックをアイテムボックスに収納し、そのまま10層の探索を続けた。


しばらく探索をしていると、どでかい扉が目の前に現れた。明らかにボス部屋って感じもするので、入ろうか悩んだが、どんなモンスターが出るのかと言う好奇心には勝てず、俺はボス部屋に入いることにした。


部屋の中は広間のように広くなっていて、壁には周りを照らす松明が架けられている。


しばらくすると、部屋の中央に魔法陣が浮かび上がり、魔法陣からモンスターが現れた。先ずはモンスターに鑑定を行ってみた。


_______________

モンスター『スケルトンナイト』

HP 100

mp 30


STR 18 + -

DEF 15 + -

SPD 12 + -

INT 10 + -

DEX 14 + -

LUC 10 + -

_______________


自分のステータスを考えると、やはり負ける要素はないみたいだ。


スケルトンナイトは俺に距離を詰め、剣を振りかざして来たが。バールを使い逆に剣を弾き返す。

スケルトンナイトはあまりの衝撃に仰け反り、俺はその隙にスケルトンナイトの腹目がけてフルスイングをかます。


スケルトンナイトは吹っ飛び壁にぶつかると、謎のエフェクトに包まれ消えていった。


お前もワンパンかよっ!とここの中で叫びながらスケルトンナイトのドロップ品を確認しする。今回のドロップ品は魔石が数個と、謎の液体が入った子瓶が2つドロップした様だ。


俺がいつも通り魔石に触れるといつもの様に再設定さんが起動する。


『・魔石(小)

 ・ポーション(D)

 ・スキル『不死』 』


明らかにとっちゃいけなさそうなスキルしかないんですけど、と思いながら俺は、仕方なくポーション(D)を選択した。


魔石が消えてなくなると、先ほどドロップした謎の小瓶が出てきた。ポーション(D)に鑑定を行ってみた。


_____________

ポーション(D)


飲んだり、傷口にかけると傷を修復できる。

_____________


こんな魔法のアイテムがこの世に存在したのかと驚いたが、取り敢えずドロップ品達をアイテムボックスに収納し部屋の奥にある階段を降りた。


11層に着いた俺はスマホを取り出し時間を確認すると、夕方前になっていた。時間も時間なので一度来た道を引き返し俺はゲート前に戻ってきた。

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