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いざ、ダンジョンへ!

次の日朝早くから俺の玄関のインターホンを鳴らす輩がいた。あまり入れたくはないが、入れないともっと面倒なことがあるので仕方なく玄関の向こうにいる者を家へ招いた。


「遅い!いつまで待たせんのよ!バカ兄貴!」


この煩いのは俺の6つ離れた妹、本郷夏である


「ごめんって、さっき起きたばっかで色々やってたんだよ」


取り敢えず机に2つお茶を出すとお互いに反対に座る形になった。


「で、今日はなんのよう?」


「バカ兄貴が全然実家に帰ってこないから、お母さんが心配になって見てこいって来たの」


ここ一年実家に帰ってなかったからな仕事忙しくて、まぁ、実家っていま俺が住んでる家から二駅ぐらいしか離れてないんだけどさ。


「はいはい、近いうちに帰るって母さんに伝えといてくれ」


俺はふと昨日あったことを妹に伝えてみた。


「え?なにそれ?頭でも打った?」


まぁ、俺もこんな話初めて聞かされたら同じこと返すと思う。でも俺は頭なんて打ってないぞー。


「ほら、再設定」


俺が呟くと目の前に昨日と同じステータスの一覧表示された。


「は?何も見えないんだけど、、、」


な、なんだとー!このウィンドウって俺だけしか見えなかったのか、それなのに「ほら」って恥ずかしい!

1人でそんな苦悩と戦っていると妹が。


「バカ兄貴はダンジョンとか潜ったことあるの?」


「ないけど」


「それならダンジョンに潜って、確かめてみたらいいじゃない」


ごもっともなご意見ありがとうございます。と心の中でだけ感謝してみた。


「ダンジョンかーここら辺だとどこが一番近い?」


いま俺が住んでいるのは中野だ。


「そうだね、新宿が一番近いんじゃない?」


「新宿かー最近行ってねーな、まぁ電車で一本だし行ってみるか」


その後少し妹と雑談話し、妹は午後から用事があるようで足早に帰って行った。


「ダンジョンかー、、、」


俺は少しダンジョンについて調べてみることにした。


ダンジョンはいま政府のダンジョン庁に管理されており、立ち入るなら資格がないと入ることができなくなっているのだ。


ダンジョンの資格とは講習を受けること取得できるようで、講習は基本毎日やっているみたいだ。


今回向かう予定の新宿ダンジョンは比較的人口は多く24階層までは攻略されているみたいだ。今回受ける予定の講習も新宿でも行われているみたいだ。


「今日から土日だし、この2日は男女のために使ってみるか」


俺は午後から新宿でダンジョンの講習を受けるべく身支度を始めた。



############


「あのーダンジョンの講習を受けたいんですが」


受付にいる綺麗な女性に声をかけた。


「ダンジョン講習ですね、午後の部がそろそろ始まりますので、D-4講習室までお向かいください」


俺は教えてもらったD-4講習室に向かい席に着いた。

周りを見るとチラホラと受講する人がいるようだ。

そうこうしていると、講師らしき人が入って来て説明を始めた。


講習の内容を端的にまとめると。

・ダンジョン内ではどんなことが起きても自己責任

・ダンジョン内で取得したアイテムは新宿の販売所で売却が可能


そのほか色々細かな話はあったが、今はそこまで必要な情報はないのでほぼ聞き流した。


「では、最後に皆さんに探索者カードをお配りします」


講師の人がそう言うと全員に手渡しでカードを配り始めた。


「今後、ダンジョンへ入る際はこのカードを入り口のゲートにかざしてもらうとダンジョンへ入れるようになります。それと、皆さんのカードにはGと書かかれていると思いますが、それが皆さんの現在ダンジョンへ入れるランクとなります。ここ、新宿はランクフリーなので規制はありませんが、そのほかでダンジョンに入る際は、皆さんのランクに合ったダンジョン以外は入ることができませんのでご注意ください。」


説明を終えた講師は一礼部屋を出て行った。俺はこの後直ぐダンジョンに潜ろうと思ったが、色々とも必要そうなものが思いついたので、ホームセンターによってから帰ろうと考えながら部屋を出た。



##########


ダンジョン講習と買い物を終えた俺は帰宅し、明日のための準備をしていた。


念のためスキルの確認をしようと思いスキルを起動させた。


「再設定」


_______________

東郷仁

SP 1000

HP 56

mp 1256


STR 11 + -

DEF 12 + -

SPD 8 + -

INT 9 + -

DEX 7 + -

LUC 10 + -


スキル

再設定


_______________


昨日はあまり詳しく確認していなかったがなくステータスの横に+と-の表記があった。試しにとSTRの横の+をタッチしてみた。


_______________

東郷仁

SP 999

HP 56

mp 1256


STR 12 + -

DEF 12 + -

SPD 8 + -

INT 9 + -

DEX 7 + -

LUC 10 + -


スキル

再設定


_______________



すると、STRの値が+1されていた。今度は逆に-をタッチしてみると。


_______________

東郷仁

SP 1000

HP 56

mp 1256


STR 11 + -

DEF 12 + -

SPD 8 + -

INT 9 + -

DEX 7 + -

LUC 10 + -


スキル

再設定


_______________



なるほど!これがスキル『再設定』の力かこれってダンジョン行かなくても試せたよな、、、と心の縁で考えていた。

取り敢えず明日のダンジョン探索の為に、全ステータスを50に上げて眠りに付いた。


_______________

東郷仁

SP 797

HP 124

mp 1256


STR 50 + -

DEF 50 + -

SPD 50 + -

INT 50 + -

DEX 50 + -

LUC 50 + -


スキル

再設定


_______________

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