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本と思い出に栞を

作者:piyo77
代々文官を輩出してきた伯爵家に生まれ、恵まれた環境と才能を持つアレクシア。

穏やかに成長し、自らの能力に挑戦する気持ちを持って進む少女は賢く、疎い。

恵まれた少女は幼少期の些細な出来事に出会う。
人としては幼い彼女は想像以上の繊細さで他者との関わりに拒否感を持ち、知らず知らずの間に壁を作るようになる。
引きこもった生活で体力が少なく体調を崩しやすいため、無意識の悪印象がぬぐう機会もなく、温かな家庭の中で、小さな世界に生きていく。

些細な心の機微を花にのせ、書物に生活を傾ける日々。


成長と環境の変化で関わる人が増えるにつれ、知らない感情、知らない側面に戸惑うことも多いが、元々の真面目な性質で向き合っていく。
彼女を大きく成長させるためのきっかけになるとは知らずに、小さな関係性、ささやかな時間を持つようになる。

穏やかで小さな交流から学園にて更なる変化へ。
そして本から得るだけでは実感できなかった感情を自覚していく。
知らない間に生まれる悪感情との関わりを延々と避けられることは出来ず、悪意とも出会う。

アレクシアの元来の賢さから言語化する能力が高い反面、未知の感情、名状しがたい感覚に一つ一つ意味と価値を見出せるようになり、短い時間が長い時間に、無意識に落としていたものを意識的に拾うようになっていく姿は羽化する姿に似ている。
通常ならば意識に上らない、感情から感情の揺らめき、流れを丁寧に救い上げる彼女が選ぶ道はどこなのか。

貴族として、人として、本来ならばもっと早くに持っておかしくなかった気持ち、混線する感情に振り回されそうになりつつ、生来の自身の賢さと身近な人に助けられて成長する少女の話。
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エピソード 101 ~ 114 を表示中
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