2. 攻略対象 王子様
煌びやかな人に連れられてきたこれまた煌びやかな王宮。
話を聞くだけだと思ったのに気づいたら謁見の間で
目の前にはこの国で1番偉い王様。
連れてきた人に似てるなーとボーッとみていると。
ここまで連れてきてくれた人はなんと王子様だと。
王宮の中も金ピカでキラキラしていたのに、王様も王子様も負けずに金髪に金の瞳で煌めいている。
『聖女よ。よくここまできてくれた。其方の働きはこの王都ではよく知れ渡っている。民を助けてくれたこと感謝する。』
『聖女よ。其方には来る日に魔王と戦って欲しいのだ。
ここにいる王子とその側近たちと旅に出て戦って欲しい。
だがまだ魔王は活性していない。なのでそれまではここ王都にある王立学園に通って、備えて欲しい。
有名な講師や、ともに切磋琢磨できる友人もできるだろう。』
『心配ならそうだな、学園では王子を頼るといい。こいつは昔から聖女に憧れておって、結婚したいとか申しておったな。王子よしっかり聖女を守るのだぞ。』
なんかちゃっかり学園に通うことと、王子様がそばにいることが決定された?
でも今まで守ってもらったことなんてないから嬉しいですね!
ですが共闘と言うものをしたことがないのですが、力量をすり合わせるって大事ですよね!!
「あのー…すみません。少しよろしいですか?あのー。私実はレベル99なんですが、王子様はいくつくらいになりますか?」
「あー52ですか。それなら守ってもらう必要はそのー。ないかなー?と思うんですが。」
あれ?思ったよりレベル低いな。
「え?あっ勇者のスキルを持っているんですか?そうなんですね?じゃああの。ステータス見せてもらってもいいですか?」
なんだ!よかった!!もう焦らさないでくださいっ!
「あー 瞬発が8 剣聖が9ですか。んー。なら私の俊敏64と豪腕95でなんとかなりそう…。んー足手まといかなぁ…。」
「え?帝王学も学んでいる?魔王退治に必要なんですか?
あっ学園での生活に必修ですか?それは私も勉強してないので…あっいらない?」
「あ!マナーですか?たしかに私平民なのでマナーは本当にわからなくて申し訳ないです。…王子様がそばで教えてくれるんですか?凄いです!女性のマナーも完璧なんですね!!それならいてくれた方がありがたいです!更衣室の場所やトイレなんかも王立学園は広いというので心配だったのです!!」
「ぇ?婚約者の方をつけてくれる?公爵家のお嬢様。それはとてもありがたいです。常にとてもいい見本の方が隣で教えてくださるんですね?迷惑かけないように頑張ります!」
「そういえば婚約者の方がいらしたんですね?よかったです。聖女と結婚するのが夢だったなんて急に言われて、肩書きだけで結婚するなんてマジかよ!って思ってて…。あっ分かります?王子様も自分を肩書きだけでしかみてくれない人と結婚するなんて無理ですよねぇ。」
「王子様?どうしました?なんか顔色が?…何でもない?ならよかったです。」
「それじゃあ王子様!魔王が活性化する前にレベルを85まではせめてあげといてください。届いてなかったら申し訳ないんですが置いていきますねっ!」
「はぁー明日からの学園生活とても緊張します。それでは準備がありますので、失礼します!!」
ずっとベティのターン。
あえて王子様の会話をなくしてみました。
読みにくいですかね?王子のセリフ入れるか悩んでます。
ないと読んでる人に委ねられて面白いかと思ったんですが悩んでます。