表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/20

第9-1話「デート」

それから軽く昼食を取ったあと、涼介も着替えて3人で揃って櫻井家から近くのバス停へ向かった。


「うわ、日差し強いな……」



玄関を開けた涼介が一言。



「そうかー? 最近ずっとこんなのだけど」



と充。


「そ、その兄さん! 良ければ一緒に入りませんか?」



そして、日傘を指した涼し気な姿のゆうな。

ゆうなが入らないかと聞いていたのは日傘のことだった。



「あー……いや、俺が入ると窮屈じゃないか? それに、ゆうなの肌は白いんだから、俺なんかのせいでその肌を焼いて欲しく無いし……」


「に、兄さん……/////」



とゆうなが涼介を熱い視線で見つめていると



「おいおいお前ら、夏の空気に負けねぇぐらいアツいじゃねぇか……近くで感じるこっちの身にもなってくれよな〜本当」



嫌味ったらしい喋り方で、けれどもニヤニヤしながら充が言った。

それを聞いて、涼介達は顔を真っ赤にした。








それから涼介達はバス停にちょうど止まっていたバスに乗った。

昼頃だったのが功を奏してか、バスは比較的空いていた。

充は1人用の座席へ、涼介とゆうなはその2つ後ろにある2人用の座席に腰を下ろした。

ゆうなは乗り物酔いをしやすいタイプなので、ゆうなに窓側を譲った。




しばらく経ってから、ゆうなの顔が赤くなっていることに涼介は気が付いた。


「どうした?顔が赤いぞ。暑いなら場所変わろうか?」


涼介は熱を測る為に、手をゆうなの額に当てた。

するとゆうなは更に顔を真っ赤にした。


「ひぁ!?だっ、大丈夫ですよ兄さん!すぐにカーテンを閉めますから……」


そして慌てて立ち上がりカーテンに手を伸ばす。

しかし、そのタイミングで運悪く、バスがカーブに入ってしまった。

それによりバランスを崩したゆうなは、涼介の膝下へお尻の方から転倒してしまった。





「きゃっ!!」








その結果、どうなっただろうか?

今一度、ゆうなの服装を思い出してもらいたい。

涼し気なワンピースだ。

そう、ゆうなが転倒したことにより……






ハラリ……







スカート部分が捲れてしまった。


そこに現れたのは……『あの時』のパンツだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ