夜を耕す
冴えた目を見開きながら
夜を耕す
星の欠片すら見つからないとしても
その手を止めることなく
掘り起こした夢をかき混ぜて
どのうたを繋げても
子守歌にはなり得ないから
暗闇は深さを増して
体温を分け合えばすこしつめたくなる
そんな感覚で夜と重なり合いながら
爪先で細やかにかき分ければ
のしかかるいくつもの日々をほぐし
この静寂の根底に
駆け抜ける寂しさの水脈を
隅々まで広げ
潤えば滲みだす薄闇
それすらもいつか
明ける朝を育むように
冴えた目を見開きながら
夜を耕す
星の欠片すら見つからないとしても
その手を止めることなく
掘り起こした夢をかき混ぜて
どのうたを繋げても
子守歌にはなり得ないから
暗闇は深さを増して
体温を分け合えばすこしつめたくなる
そんな感覚で夜と重なり合いながら
爪先で細やかにかき分ければ
のしかかるいくつもの日々をほぐし
この静寂の根底に
駆け抜ける寂しさの水脈を
隅々まで広げ
潤えば滲みだす薄闇
それすらもいつか
明ける朝を育むように
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