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詩*夜空へ*

夜を耕す

作者: a i o

冴えた目を見開きながら

夜を耕す

星の欠片すら見つからないとしても

その手を止めることなく


掘り起こした夢をかき混ぜて

どのうたを繋げても

子守歌にはなり得ないから

暗闇は深さを増して


体温を分け合えばすこしつめたくなる

そんな感覚で夜と重なり合いながら

爪先で細やかにかき分ければ

のしかかるいくつもの日々をほぐし


この静寂の根底に

駆け抜ける寂しさの水脈を

隅々まで広げ

潤えば滲みだす薄闇

それすらもいつか

明ける朝を育むように
















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― 新着の感想 ―
[一言] イメージは最初の2行で広がり、 その後、響きを聞いた。 文脈として読まなくともいい、とさえ。 その瞬間瞬間の、言葉の閃きは、 行上を越え、行間に道を広げた。 ――夜を耕す 見えたのは、 …
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