簡易登場人物紹介
17話時点のものです。
どちらかといえば、自分のための覚書…。
登場人物紹介(17話時点)
◇美津
萩の都で活躍していたアヤカシ退治屋。
五十前に亡くなり、十五歳の少女として生まれ変わる。
だが、中身は前世のミツ婆としての記憶を引き継いでいるため、その点、困惑している。
黒髪黒目。小柄。
◇風見
退治屋のミツと出会い、何故か、つきまとうようになった天狗。正体はアヤカシの一種。
前世では三十年以上、仕事の相棒を務めた。
今生では、ミツに対してセクハラ気味。丁寧な口調の中身は遊び人。
黒髪黒目。二十半ばの外見。実年齢は百歳以上。
精悍な顔立ち。浅黒い肌。一つに縛られた長い黒髪。無駄に色気あり。
◇常磐の山神
萩の常磐山の神木に宿る山神。
姿は見えないが、声は聞ける。その声は会う都度、老若男女のものに変化する。
<過去編>
◆ヤシロ
ミツと出会った当初、五歳。鬼の一族の子供。
銀髪緑目。小柄。事件の後遺症で、失語症となる。
◆ダイラ
ミツと出会った当初、七歳。鬼の一族の子供。
黒髪蒼目。腕白坊主。首枷の呪をかけた相手に恨みを持っている。
◆サラシナ
ミツと出会った当初、十歳。鬼の一族の子供。
鳶色の髪真紅の目。事件で、片目を失う。子供たちの中では頭目的存在。
◆トナミ
ミツと出会った当初、十歳。鬼の一族の子供。
黒髪黒目。真面目な性格。自己犠牲心が強い。
◆権兵衛
黄京に店を構える商売人。武器商人。一見、好々爺のようだが曲者。
◆ヨネ
萩のミツの屋敷近くに住む、里の女。夫と三人の子持ち。
アヤカシに襲われた所をミツに助けられ、恩を感じ、屋敷の面倒をみてくれていた。
<黄京>
◇葦原の藤永
左大臣葦原家の長男。十五歳。
実の兄弟のように育った現天子を慕っている。世渡り上手。
黒髪黒目。少年の割に立派な体格。凛とした顔立ち。
◇貴斗
東国を治める、現在の天子。二十歳。
博識で土いじりを好む、おっとりとした見かけの割に芯が強い。楽天的。
一年前に突如として御所に次期天子として現れた。同じ屋敷で育った藤永を弟として見守る。
先代天子とは出生時の波乱もあり、距離を置いている。
黒髪黒目。線の細い青年。
◇定康
先代天子。五十九歳。
十一歳の時に即位。在位直後、魔の変革が起こり、病弱の身体をおして政務をこなした。
後見役の時峰を信頼している。
◇葦原の時峰
前左大臣。藤永の祖父。七十二歳。
かつて天子に代わって政務を代行した辣腕な政治家。
他の天子の血族を差し置いて、貴斗を天子として据えた。
白髪黒目。
◇ナガレ
天子に関わる鬼の一族。使役鬼。
首枷の呪に縛られ、貴斗に使役される。
銀髪瑠璃色の目。美形だった。外見は三十路四十路にみえる。
<萩>
◇柳瀬
若い天狗。風見と同じ山の出身。
綾瀬という双子の天狗を探している。
◇赤也
二十ニ歳。都守が組織した自警団に所属する青年。
墨染めの着流しをだらしなく着る。大刀を手に持っている。
強面だが、中身は意外に純情派?
黒髪黒目。大男。
◇青乃
二十五歳。都守が組織した自警団に所属する青年。
派手な羽織を着た歌舞伎者っぽい男。左目に眼帯ををしている。
軽薄な印象だが、中身はしたたか。
黒髪黒目。波打つ長い髪を幅広の布でまとめる。
◇黒斗
二十五歳。都守が組織した自警団に所属する青年。
ミツとは黄京で一度会っている。鬼子の成長した姿と思しき青年。
行動は穏やかな見かけによらず、結構強引。
黒髪黒目。上品な面差し。黒髪を一つに結い上げている。
時々、更新します。。。